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GW初日に飛龍・天橋立を追う
さあ、ゴールデンウィークだ!ということで今年は北上して京都・丹後を攻めようとなりました。
実は日本海側をゆっくり旅したことがなく、海が見たいと言って決めました。
天橋立、伊根の舟屋、琴引浜、城崎マリンワールドを攻めようと計画を立てて、2歳半の息子を連れて3人で旅に出たのでその記録を綴ろうと思います。
ちなみに息子は歩きか抱っこ紐のみ。ベビーカーに乗らなくなってしまったので、13kg背負ってのフィールドワークです!
大阪→宮津への移動
大阪駅から特急こうのとりに乗り、100分くらいかけて福知山へ。福知山についたら特急はしだてに乗り換えて40分弱で宮津へ。
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最初にやらかしたのは、夫婦揃って青いやつ(丹後の海)に乗れると勘違いしていたこと。息子にもかっこいい電車に乗るぞ!と話していた笑
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あと移動の車内では、ぐっすり眠る息子の世話をしつつ、以下の書籍を急いで読んでました。
『歴史は景観から読み解ける:はじめての歴史地理学』(上杉和央 著)
街歩きが好きで、地図や景観から何か読み解けるものがないかと思い、以前に購入した1冊。読みかけのまま積読されていたが、ここにきて大活躍。
やはりフィールド調査とセットで読まねばだ!
中身はいろいろですが、複数の章にて天橋立とその周辺の地域について歴史を紐解き、天橋立の北側に位置する府中地区と南側の文珠地区の成り立ちや今も残る歴史の痕跡が紹介されています。
今回の旅はここに出てきた内容を確かめにいくフィールドワークみたいなものです。ぜひこの本を読んで、天橋立を訪れてほしいです。
まずは移動手段の確保と腹ごしらえ
いよいよ宮津駅に到着!
宮津駅に12:30に着いたら近所の駅レンタカー(店舗はニッポンレンタカー)で車をゲットして、駅前にある超有名な定食屋・富田屋でランチ!と思ったら20組待ち。
ダメだ!腹減った!ということで別の場所を探すことに。ところから駅周辺はどこも混んでいて駐車場も空いてなさそう。いったん少し離れた場所にあるコンビニへ避難して作戦会議。
リサーチ開始1分で、今いるコンビニの正面にイケてるレストランカフェがあるのに気づき、即決定。
店を覗くとテーブル4つとカウンター席しかないこじんまりとした店でしたが、1組しかいない!混んでない!
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2歳半を優しく受け入れてくれたおしゃれカフェでした。梅田なら1800円くらいしそうな映えランチが1000円。美味しかった!
昼食を終え、いよいよ天橋立を見に移動開始。まずは天橋立を南側から展望できる天橋立ビューランドへ。
駐車場のおっちゃんと奇跡のチケット
道が混んでおり、15分くらいの経路だけど30-40分かかりました。さすがGWです。そして到着してもビューランドの駐車場はもちろん空いてない。
しかし、近隣にももちろん有料駐車場がありますし、なんなら住民の方々が駐車場ビジネスをやっており、500-700円の価格帯で自分の土地を駐車場として提供していたりもします。
ビューランドの駐車場を通り過ぎて細い住宅路を進むとそこかしこにPの看板を持って客を待ち受ける年配の方々。
もうそろそろ大きな通りに出ちゃうなぁという端っこの方で、手招きするおっちゃんに吸い寄せられ、ようやく駐車。
車を降りたらおっちゃんに700円を払い、駐車場を出ようとすると、「チケットを買わんか?」と声をかけられる。
怪しさ満点な雰囲気で封筒から2枚のチケットを出し、これがビューランドへ行くためのモノレール・リフトのチケットだという。
最初は何言ってるか分からず、適当にあしらっていたら、よくよく聞くとこれがあればチケット購入の列に並ばずにすぐ乗り場へ行けるとのこと。
近所の温泉「智恵の湯」の入場券とセットになっており、モノレール・リフトの乗車だけの値段より150円高い。うーむ。よし、買おう!
買ったけどまだよくわかっていなかったのだが、モノレール・リフトの乗り場に着くと、おっちゃんのいう通り、チケットをスタッフさんに見せたらすぐに乗り場に案内してくれた。
このとき、チケット購入の列は長蛇となり、60分待ちと書かれていた。おっちゃんまじで神!!
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登る前に立ち寄ったどん淵池
少し時間が前後します。さあ、ビューランドに登るぞ!とモノレール・リフトの乗り場に向かいつつ、1カ所先に立ち寄りました。
それが「どん淵池」。
先に紹介した本にて紹介されていたので訪問。ブラタモリでも登場したらしい。
江戸時代の頃にはビューランドの駐車場や天橋立駅の場所は入江になっていたようです。そのため、この辺りの文珠地区の住民は船で出入りして、他所にある畑に耕作に出かけていたらしい。
つまり住民の港があり、この辺りは舟屋が並んでいたらしいのです。そしてその入江の一部が今は池となって残っている。それが「どん淵池」とのこと。
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ついに飛龍を拝む
話を戻し、いよいよビューランドへ。息子もいるのでモノレールで登りました。毎時間00分、20分、40分に運行しています。ちょっと待った。
モノレールで登りながら人生初の天橋立を拝み、期待が高まります。
そしていよいよ!!
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いやー良い眺めでした。奥の方でツンツン尖った砂浜が龍の背びれに見えなくもない?このツンツンは砂浜の砂を堆積させるための突堤によるものらしい。
この日は天気も良く、快晴。暑いくらいの日差しと涼しい風が気持ちよかったです。
ビューランドでは、天橋立の写真を撮ったり、300円で息子とSL🚂に乗ったり、観覧車に乗ったり、アイス食べたりと家族タイム。息子も楽しんでくれました。
一通り回ったら下りて天橋立への上陸を目指す。下山したころにはもう16:50ごろ。宿に向かいたかったがそのまま攻めた。
白砂青松の天橋立に上陸
狙いは智恩寺前にあるお店で売ってる「智恵の餅」、船の出入りに合わせて橋が回転する「小天橋」、そして先ほど上から確認した背びれの突堤です。急げ!
ということで、まずは智恵の餅から。
天橋立は室町時代の頃にはすでに有名な観光地でたくさんの来訪客がいたのだとか。
そのときに智恩寺前にできた茶屋が4系統?4派閥?あり、その末裔となる茶屋4軒がまだ残っていて、そこでしか売ってないのが「智恵の餅」。と、前述の本に書いてあった。
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餅を頬張り、すぐさま移動。いよいよ上陸だー!
ということで小天橋へ。渡ろうとすると、まさに橋が回転しているところでした。
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いいタイミング!
さらに進むとお次は大天橋。この二つの橋で天橋立は陸地と繋がってます。
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そして、ついに天橋立に上陸。松林を抜ける道と、右手には白い砂浜。
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さっそく砂浜に出ると、確かに突堤が並んでいた。
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石積みみたいにオシャレな見た目の突堤でした。流石にコンクリの無骨なやつではないか。
そして漂着物もチェック。アマモと思われる海草がたくさん流れ着いていました。
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それなりの量があり、近くに良いアマモ場が広がっていることが予想されます。以前にこのあたりのアマモ場は多年生でかなり広大に広がっていると聞いていましたが、陸からは直接見えそうになく、今回はこの痕跡のみ。
調べてみると、丹後半島南東はけっこう特徴的なアマモ場が広がっているようです。京都府のWebページに解説がありました。
アマモ類の生育は光によって制限されるために、舞鶴湾や宮津湾では水深2~3mまでの浅い場所にアマモ場が形成されます。しかし、透明度の高い丹後半島南東岸では水深6~8mぐらいまでアマモ場ができていました。
良きアマモ場があるということは、水産資源も豊富なのでしょう。
さて、もう17時を過ぎており、夕飯もあるので急いで帰らねば。ということで急足で駐車場へと戻り、ホテルへ。
天橋立には最終日の午前中にもう一度ゆっくり訪れることにしました。
子連れ大満足の宿
今回の宿泊は宮津駅から車で10分くらいの場所にあるメルキュール京都宮津リゾート&スパ。
リニューアルしたばかりのホテルで、とても綺麗でした。朝夕の食事も子どもへの配慮あり、快適に過ごすことができました。
部屋は2歳の息子もいるのでベビールームを利用しました。
土足厳禁で、カーペットを敷かれた部屋なので息子がゴロゴロ転がったりしても安心。世話もしやすい。トイレには子ども用補助便座も完備。冷蔵庫には勝手に開けないようロック付き。
建物の窓から天橋立が見れるのもよかった。
宿に戻ってからは食事や息子の大浴場デビューなどバタバタして気づけば23時。慌ててベッドに入り、GW初日を終えました。
天気もいいし、充実した初日だった!
翌日は城崎マリンワールドをメインに予定を組みましたが実際は・・・。お楽しみに〜
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