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絶景に彩られた歴史を見に行こう。#白露「いますぐ行きたくなる 物語のある絶景」

こんにちは。広報室の下滝です。

秋らしく空が高くなってきましたね。日中も過ごしやすくなり、ちょっと遠出してみようかなという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな秋の行楽日和におすすめな新しい形の旅行ガイド本。
「いますぐ行きたくなる 物語のある絶景」をご紹介します。

日本中の絶景を、家にいながらにして見つけてみませんか?

内容は、見開きの2ページほどに美しい絶景の写真と、その場所にまつわるストーリー、所在地の日本地図やお得なミニ情報などが掲載されています。

ひとつの絶景に対する文章量は780字前後と少なめですので、開いたページで気軽に楽しめます。そして何より、日本の風景に寄り添う物語に胸を打たれます。

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大好きなラベンダー畑を壊したくない決心。自分のすべてをかけて挑んだ魚の養殖や、島への移住。花火に込めた願いなど。

数々の素晴らしい写真が目を楽しませてくれますが、最初にページをめくった時の印象と、物語を読んだ後に写真を見た印象は全く別物に感じられます。

どの話に感動したか、どの絶景が好きか語り合いたくなる、とても魅力的な一冊です。

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絶景に彩られた歴史を見に行こう

美しい眺めを楽しんで、写真を撮って満足して帰るのはとても素敵なことなのですが、絶景と呼ばれる景色が「つくられた過程」について考えたことってありますか?

今何気なく歩いている道、眺めている湖、咲いている花は、ずっとそのままそこにあり続けるのかは誰にもわかりません。大きなビルが建ったり、人が住まなくなったりするだけで、景色は変わってしまいます。

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そんな時と共に移り変わっていく景観の中で、誰かが声をあげて、変わっていくものを護ろうとしました。

その風景の中に生きる人のために、風景を愛するために。想いはそれぞれですが、知られていない小さな偉人たちが、絶景を遺すことに力を尽くしたということを、物語は伝えてくれます。

見知らぬ誰かが自分の前に立ち止まって、同じ景色を、強い想いを抱いて眺めていた。
頬を濡らしながら、見つめていた。

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そこに関わる人々にとって、ありふれていた風景が絶景になる瞬間はどんなものだったのでしょうか。

時には全てをなげうって、歯を食いしばってつくられた歴史ある眺めは、こんなことがあったんだ、と知ることで、より美しく感じられる気がします。
そんな風景が、日本にはたくさん眠っています。

連休にどこか行こうか、そんな時にはぜひ、ページをめくってみてください。

美しい景色にまつわる、ガイドさんいらずの情報を受け取って、大切な人と、“込められた想い”を分かち合いながら絶景に出かけてみませんか?

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-今回のここに注目!-
「地図に残らない物語は、どこに残せばいいだろう。」

絶景にひそむ物語を追って旅に出ませんか?
名画に隠された秘密を知るとより深く鑑賞できるように、絶景に眠る物語を心に宿して、目の前に広がる美しい景色を身体いっぱいに受け取ってみてください。
見えないエネルギーごと、きっとあなたを癒してくれるはずです。

■いますぐ行きたくなる 物語のある絶景

著:細田 高広
出版社:文響社
定価:本体1380円(税別)
単行本:176 ページ
ISBN:9784905073390

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