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あの日から1年が過ぎた

この記事には、ジョゼフィンお嬢さんの亡骸の写真が掲載されています。 

 あんなに暑い夏だったのに、もうすぐ初雪がやってくる。
 お嬢さんを抱えて夜間救急病院に急いだあの夜も、秋深しの夜だった。 

 10月15日。ジョゼフィンお嬢さんと突然お別れしてから、1年が経った。近頃、月日が流れるのが早い。あっという間の1年だった。

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 ジョゼフィンお嬢さんについては、長い長い記録がある。お時間が許す方は、よろしければどうぞ。

 悲しくて悲しくてただ悲しくて、少し元気が出てきて、それでも悲しいことから抜け出せなくて、だけど少しずつふつうの生活に戻れるようになって、ようやく振り返ることができるようになって、でもふとしたときに涙が出てきて、それでも笑って思い出話ができるようになって、それなのにレッドのショートソマリを見ると会いたくなって... という1年だった。

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 ニコライ宮殿には、ジョゼフィンお嬢さんがいなくなったあの日と同じく、4にゃんとおとーにゃん(ダーリン)、おかーにゃん(ワタクシ)が暮らしている。

 ニコライ皇帝陛下は、一時期お見送りの覚悟をするほど体調を崩されたが、侍医殿も驚くほどのご回復をお見せになり、いまは通院なさりながらそれなりにお元気にお過ごしになっている。

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 フレイヤ女神様は、ワタクシに対して大変甘えん坊になった。パソコンに向かっていると、お膝に乗ったりパソコンの隣でへそ天したりするようになった。お嬢さんがご存命だった頃には、見られなかった。

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 アレクセイ皇太子殿下は、心臓のご病気の疑いがおありだったが、精密検査の結果、ご心配無用ということがわかった。よかった。ただ、若干お太り遊ばしているので、お食事にお気を付け戴かなくては。

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 撫子さんは、元気いっぱい。先日、急性胃腸炎で夜間救急病院のお世話になったが、すぐに回復した。いまだに、ジョゼフィンお嬢さんのお仕事をちっとも引き継いでくれないけれど(笑)。

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 でもワタクシは感じる。
 お嬢さんのカラダはいなくなってしまったけれど、ニコライ宮殿にはお嬢さんの存在を感じる。

 面倒見がよくってみんにゃのおかーさん代わりだったジョゼフィンお嬢さんは、いまでもニコライ宮殿のことが心配で、しょっちゅう戻ってきている。

 ワタクシが精神の均衡を保つためにそう思い込んでいるのかもしれないが、それでもいいと思っている。

 そのくらい、ジョゼフィンお嬢さんの存在が大きかったのだから。

 悲しくて悲しくてどうしようもない日々は卒業した。今後は、無理に忘れようとせず、自然体で毎日を送っていきたい。

 その中で、毎日お嬢さんのことを考えてもいいし、あまり思い出さなくなったけれど、ふとしたことでお嬢さんの存在を感じてもいいし、なんなら、すっかり忘れてしまったっていいと思っている。それが自然なことならば。

 レッドのソマリでお嬢さんに似たコを迎えてもいい。毛皮を着替えたお嬢さんだとピピピと来るコを迎えてもいい。そして、お嬢さんとはまったく縁もゆかりも感じない、でも何かの繋がりを感じるコを迎えたっていいのだ。それが自然なことならば。

 ワタクシがジョゼフィンお嬢さんといっしょに暮した日々は、とてもしあわせだった。
 お嬢さんがいなくてもそんな気持ちにまた戻れるよう、自然体の毎日を大切にしよう。

 ジョゼフィンちゃん、あなたに改めてお礼を。
 たくさんのしあわせな思い出をありがとう。

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