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道のりは、長い

テキストをいくら読んでも、ボキャブラリーをたくさん増やしても、文法を頭に叩き込んでも、それだけでは、わからないもの。

それは、いわゆる「文化」とか「習慣」ってやつ。

◇◇◇

前にも少し書いたけれど、ネイティブらしいくずしたアルファベットを解読するのは、大変だ。
どれがどれだか、さっぱりわからない。
先生がホワイトボードに書いたことを写すのに、とっても時間がかかる。

あとは、キーボード。
フランス語のキーボードは、英語とも違う並び方をしている。
「à」「é」の上に、ちょんとついている、フランス語特有の記号のキーを探すのにも一苦労。
手書きならできるのに、キーボードで打てないもどかしさ。

こないだの授業で困ったのは、名前だ。
文章を読んで問題に答える授業だったのだけど、男性の名前なのか、女性の名前なのかわからなくて、ストーリーを読み間違えてしまった。

性別がわからないと、問題に答える時も、「彼女(英語で言うshe)」と「彼(英語で言うhe)」のどちらを主語に答えればいいのかわからなくて、内容はあっていても×になってしまうこともある。

◇◇◇

細かいことを挙げればキリがない。
バスルームがとっても小さいこと。
スーパーに骨付き肉ばっかり売ってること。
アルファベットの国の人なら当たり前に知っているような、歴史上の人物や地名、神話なんかがわからないこと。

テキストに書いてあることを身につけるのは、スタートラインでしかないんだなぁ。
”当たり前に、使える”ところまで、あとどれくらいかかるんだろう。

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。