トマトは「冷凍」もおすすめ。5つの理由
毎年この季節になると、真っ赤に熟れたぴかぴかのトマトに心惹かれます。そんなトマトは、生で食べても、どんな献立にしてもすこぶる美味しい。完熟のトマトって、なんだか見ているだけで本当に可愛らしいですよね。
そんなトマトを、私はよく凍らせて使います。
やり方は、ヘタをくり抜いて水けをよく拭き、丸ごとポリ袋に入れるだけ。たったそれだけなんですが、こうして作った【完熟の冷凍トマト】には、いろいろといいことがあるんです。
理由① 完熟トマトをいつでも好きな時に味わえる
わが家での一番のメリットといえば、やはりこれ。トマトの美味しい時期、せっかくならば真っ赤に熟れた地元産のトマトを買い求めたいけれど、仕事や家族の都合で、うっかりすると使いどころを逃すなんていうことも。
そんな時は、とりあえず丸ごと冷凍しておけば安心。好きな時に解凍して、一番美味しい旬のトマトをすぐにお料理に使うことができます。
理由② 湯むきの必要がない
そしてもうひとつ嬉しいのは、トマトの下処理として面倒な湯むきをしなくてよいということ。
冷凍しておいたトマトは、水につけるだけで皮がしぜんにむけてきます。それはもう、指でちょっと引っぱるだけで気持ちいいくらいにむけるので、ストレスもなし。
理由③ 味がよくなる(甘み、旨みがアップ)
冷凍しておいたトマトは、味の面でもメリットがたくさん。
グルタミン酸という旨み成分を豊富に含むトマトですが、じつは冷凍することで繊維がこわれて旨みがより出やすくなると言われています。
またトマトは保存する温度が低いほど甘みが強くなる傾向があるので、まさに冷凍向きの野菜なんです。
理由④ 時短調理ができる
夏場は冷たい料理が美味しい時期。冷凍トマトは少しのあいだ流水解凍するだけで包丁で切れるようになるので、ざくざく切って麺料理にトッピングしたり、はちみつやレモン汁などをたらしてシャーベットのように食べたりとなにかと使えます。
また、冷凍によってすでに細胞壁がこわれている状態のトマトは、加熱してもあっという間に火が通ります。みるみるうちに水分が出てくるので、少量のトマトソースならばものの10分足らずで作れてしまうことも。そのうえ旨みや甘みまでアップしているのですから、冷凍トマトは加熱調理にも大活躍なんです。
理由⑤ 栄養価があがる
そして栄養面からみても、冷凍トマトはいいことづくし。なにしろできるだけ新鮮なうちに冷凍してしまえば、栄養価をさげることなく保存ができます。
また、完熟トマトに豊富に含まれる栄養成分のいくつかは、加熱することで溶け出しやすくなったり、吸収率がアップしたりします。
たとえば、先の旨み成分グルタミン酸や、抗酸化作用があることで知られるリコピンなどがそうです。湯むきの手間もいりませんし、煮込み料理やスープなどを作る際には、せっかくならぜひこの冷凍トマトを使っていきたいですね。
▼こんなレシピにもぴったり。
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