ありのまま 「フットサル教室」
ありのままというシリーズは、普通の生活の中に、自分なりの幸せを感じ取ろうというものです。
初めての教室
先日、息子(小学一年)が初めてフットサル教室に参加しました。3か月間、毎週土曜日に開催されます。息子は、フットサルも初めてですし、民間の教室に参加すること自体も初です。しかもこの教室は一年生から中学三年生まで参加するんです。能力差が激しいんだろうなと予想していました。
息子が「やりたい!」と言ったから申し込みしたものの、引っ込み思案な息子が参加できるか不安でいっぱいでした。
開始まで。
教室開始まで、早く来た子は置いてあるボールを使っていい感じです。ただ引っ込み思案な息子は参加できません、、、。端っこで見てるだけです。
もちろん、そういうところでガツガツ行けるようになってほしいです。自分で要求してほしいです。
入っていくのは無理なんじゃぁー(千鳥のノブ風)
という、息子の心の声が聞こえてきます。
息子の表情を見ると、不安そう、、、。そんなんみたら、こちらが不安になる、、、。胸が苦しくなる・・・。幸せどこ・・・?笑
基礎練習
私は一応サッカー部の指導経験が5年ほどあります。体育の授業でも、サッカー関係の単元はあります。
一人ひとりの活動に目を配ることの大変さはものすごく分かります。だからこそ、ものすごく不安なのでした、、、笑。息子のタイプは放っておかれるタイプ。大丈夫かなぁ・・・。
「ピー」
笛が鳴りました。集合です。端の方で待機していた息子もなんとか集合し、話を聞いてます。とりあえず一安心。私は見学スペースで見ることにしました。
指導者の先生は、明るく分かりやすく指示をしてくれました。低学年にマーカーに並んでと言ってもわかりません。一年生は青に並んでー、2年生は赤に並んでー。と、色で指示をしてくれます。さすがです。(時折、元教員の癖で、空白原則の禁止とか、最後まで示してから動かすとか、一時に一事とか、気になってしまったのは内緒です)
そんな先生の指示を息子はちゃんと聞いて動いています。コロナになってから保育参観や授業参観に出席することが世帯で1人と限定されたため、私は息子がだれかの指示を聞く姿を見るのは初めてです。
もー、感動です。幸せを通り越して感動。
今まで散々小学生に指示してきてきたくせに笑、息子が指導者の先生の言うことを聞いているだけで感動です( ;∀;)
しかしですね、やはりピンチはやってきました。
10mくらい先にある目標物にボールを蹴って当てるという練習でした。息子は前から2番目に並んでいます。遠くから先生が2つずつボールを転がして渡しています。普通なら2番目の息子がもらうはずが、すぐ後ろのお兄ちゃんが転がってきたボールをとってしまいます。
息子が「僕が先だよ」と言うか、後ろのお兄ちゃんが「どうぞ」と渡せばいいのですが、両者できません・・・。
「よーいスタート」
先生は事態に気付いていません。前の子がボールを蹴り、ついに息子の番が・・・。
どうするのかな・・・・・・・・
ボールがない息子は、指導者の先生にところに走りました。
「えらい!」どうしようもなく、その場で泣き崩れるかと思いきやちゃんと伝えに行けました!!息子にしたら花丸の出来事!
ふと、横を見ると、泣き崩れている子が。同じような状況だったようです。普通の子ならそんなこと・・・という出来事でしょうが、やはり親ばかです。そんなのでも感動。
しかし、そんな感動もつかの間、遠くで聞こえませんでしたがジェスチャーから「ボールはチームに2つあるから、並ぶんだよ」的なことを言われたんでしょう。
息子はあふれ出る涙を拭きながら、一番後ろに並びました。
その日で一番胸が苦しくなりました。
息子は頑張っているのに、私は無力・・・。
なんとか順番を待って、一回蹴ることができました。その後も上級生の子が順番抜かすことも多々。それでも文句を言わず律儀に並ぶ息子。
きっと、私が教員だった時、こんな思いをしている子がたくさんいたんだろうな・・と反省しました。もっと寄り添って、もっと気付けるよう目を配ればよかった。
なんとか他の練習は、普通にできていました。休憩中に、ライダーキックをしている様子も見られ、安心。普通って幸せなんだと改めてかみしめました。
おうちでやれることは心の充電をすること
その後、試合をやって教室は終わりました。試合は息子は後ろの方でボールと一緒に前に行ったり、後ろに行ったり・・・。ただの走る練習と一緒笑。一度もボールさわってませんが、うまい子がいて息子のチームは勝ってばかりでした。
教室後、感想を聞くと、「楽しかったー」と笑顔。そんな無邪気な姿に心打たれます。うまくなくても、いろいろあっても「楽しかったー」という息子。その後気付いたら、10回以上「大好きだよ」って言ってました笑。
集団の場ではあんなに頑張った息子。おうちでサッカーの練習をして、活躍できるようにすることも大切なんだろうけど、まずはしっかりと子どもの心を癒して充電してあげることかなと思いました。
ぎゅーって抱きしめる。話をしっかり聞く。一緒に遊ぶ。
当たり前だけど、そんな当たり前が幸せに感じられるようになりました。
そんな気付きもゆとりがあってこそ。
教室に行っているから、合間に家事しちゃおう。
そこでやっているから、待っている間は読書しよう。
そうではなく、目の前の頑張っている我が子に注目してあげることが、本当の意味で見守ることにつながると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。
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