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見える化すると…

1.またタブレットの話題

最近は、タブレットを活用した授業を考えているので、タブレットに関する記事が多いです。ご容赦ください。コロナの感染拡大防止のため、いつオンライン授業が行われるか分かりません。そのためにも、教員も子どももタブレットを活用した授業に慣れる必要があると考えています。

タブレットを活用した授業では、写真をとったり、感想を書いたりしたものを提出させています。最近は子どもたちも慣れてきて、操作ができるようになってきました。初めはタブレットを使うだけで興奮していましたが笑、段々慣れてきて落ち着いて学習できています。

2.大きな成果

タブレットを活用した授業を行っていると、思わぬ効果がありました。それは全員が授業に参加できることです。普通に考えると当たり前に感じるかも知れませんが、実はとても難しいことなのです。よほど力のある教員でなければできていないと思います。

今までは、自分の意見は発表しない限り他の人には見えません。適当に書いても、真剣に書いても何も書かなくても見えません。

そんな環境では、集中が続かない子やぼーっとしやすい子は授業に参加しないのです。じっと座ってるか他ごとをしています。これを防ごうとすると教師が個別に声を掛けたり、どんな子でも熱中するような授業アイデアを考えなければなりません。が、現実的には無理です。毎日6時間の授業もあるのです。

しかし、タブレットを活用すると、だれが出したのかとどんなことを書いたのかを全員が見えるのです。見えるようになっただけですが、子どもの対応は全然違います。問題につまずいている子が分かるので、子ども同士で声を掛けることができます。書いた内容がいつも全員に見える状態になるので、真剣に書くようになります。これは大きな成果でした。

3.見える化の実例

見える化している事例は、他にもあります。食べ物のカロリーを記録し見える化することで、自然とカロリーを意識した食生活になりダイエットができる。世界のトヨタの製造現場では、効率よく整理整頓してモノを見える化することで関係者が一瞬で状況を把握できる。ペットボトルの横の一部を透明にして中を見える化することで、残量がすぐに分かる。実は見える化のアイデアは世の中にたくさんありました。

4.まとめ

同じ授業ですが、見える化するだけで変わりました。人は見られている意識があるとがんばれるのですね。ということは、教員や親がやることは褒めることより教えることより、見てあげる、注目してあげることなのではないでしょうか。

大人が見てあげて、子どもが見てもらえているという意識をもつこと。そこに専門的知識も準備もいりません。だれもが今からできることです。始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。


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