まとまらない言葉を残していく
今朝は荒井裕樹さん著『まとまらない言葉を生きる』というエッセイ本を題材に1人で喋ったものを収録しました。
今回読んだのは二度目。
印象に残っているエッセイがあったのと、タイトルに惹かれて読み返してみたら刺さる言葉といくつも出会いました。
荒井さんは、ご自身のこれまでの人との出会いや経験から、主に社会で冷遇されたり、差別されたりした人たちは、厳しい境遇におかれたときにどう表現するのかというような問題について研究されている方です。
そして、その研究で出会った言葉についても、本書ではかなり触れられていました。
要約しすぎない
言葉は、ポジティブな側面があるものの、その一面がなかなか言葉にしにくいという言及がありました。
白黒はっきりかつシンプルに分かりやすい事ばかりではないなかで、白黒つけていくこと。
これはとても難しいと思うし、白黒つけないと書けないのであれば、ずっと言葉を自分のなかで整理できずにとどめてしまうことになります。
曖昧で、グレーで、それでいて複雑な問題はいくつも存在します。
だけど、何が言いたいかわからない、まとまりのない言葉になってしまう。
いつまとまるのか。
そんなのは、いつと言えないし、今だからこそある感情も自負のなかにあるからこそ、そのまま伝えることは必要だと感じています。
まとまらないのない言葉を残していく。
そのことで、もし似たような気持ちかもと気づけたり、一歩踏み出せるようなキッカケになるのであれば、それでいいと思うように本を読んでなりました。
皆さんは、どのような言葉がありますか?そして残したいですか?
まとまらない言葉を残してみました。
それでは、ほんじゃーにー。
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