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石井あらた「山奥ニート」やってます読書感想

「毎日の生活に疲れた……」
あなたはこんな風に思っていませんか?
私も時々ではありますが、思うことがあります。
仕事に人間関係に……いっそそれらを捨てられればどれだけ幸福か。

ですがそれを実行するのはなかなか難しいですよね。
しかし、それを見事に実践された方がいるのです↓画像1

「石井あらた著 山奥ニートやってます」
いきなり聞き慣れない単語が出てきましたね~

山奥ニートってそもそも何?
ここで山奥ニートについて解説します。

この本の著者である石井あらたさんは和歌山県田辺市(私の家からだと結構距離あります)にある山奥で

11人の共同生活をしています。

山奥ニートとはここで共同生活をしている方たちの総称です。

つまり、著書が執筆された時点では11人ですが現在では人数が変わっている可能性もあります。

本の内容は?
で、この本の内容についてですが、まず著者の来歴と山奥ニートになるまでの経緯、

その次にどのような生活をしているのか、更に今の日本について思うことや、

他の山奥ニートに対するインタビュー等がまとめられています。

山奥ニートになるまでの経緯
著者が山奥ニートになったのは元々志していた教師への夢が破れ、

その後引きこもりになっていた所、

山奥ニートのみなさんが現在も住んでいる建物を所有していたNPO法人が、

移住者を募集していたのを見たのがきっかけという事です。

しかしその後NPO法人の代表者が急死された為、著者が生活者の代表となったという事です。

山奥ニートの生活は?
で、その生活についてですが、ニートという言葉から想像出来る通り、著者達は定職にはついていません。

と言っても無収入というわけではなく、アフィリエイトやブログ等の収入はあるという事です。

著者によれば月に2万円程あれば生活は出来るといいます。

後は時間と機会があれば集落の人達の仕事を手伝ったりする事もあるそうです。

それ以外の時間は皆さん自由気ままに過ごしています。

ゲームをしたり、雑談したり、農作業をしたりと色々やっていますね。

どうした人たちがいるの?
先にも述べた通り、本の後半には山奥ニートの皆さんに対するインタビューが掲載されています。

もちろん理由は一人ひとり違いますが、皆さん仕事や人間関係に疲れた結果、

ここに行き着いた方達ですね。

家族との関係がうまく行かない、職場でつまづいたと言ったありがちと思える理由もありますが、

法律事務所でアルバイトをしていたら毎日のように持ち込まれる諍いにウンザリした、

声優を目指していたが喉を潰してしまった等具体的で生々しい理由を語られている人もいました。

人に歴史ありとはよく言ったものですね。

しかし、共同生活を営んでいる以上料理や家事は分担しているものの、

あまりお互いに突っ込んだ話をすることは無いという事です。

以前紹介したphaさんの著書「ニートの歩き方」で紹介されていたシェアハウスの拡大版と言えるかもしれません。

実際この本の中にもニートの先輩?としてphaさんの名前が出てきます。

読んでみた感想について
それではここから私の感想となりますが、

「まあ、こういう生き方もありなのかな」というのが正直な部分ですね。

出来るなら私もしたい……とまでは思えませんが、

肩の力を抜いて生きていけるという点では羨ましいとは思います。

著書の中でphaさんの名前が出てきている所といい、

新たな生き方の模索という形で参考にするのはいいかもしれません。

なのでこちらの著書はあなたが

・山奥への移住を考えている。

・移住までは考えていないがどんな生活をしているのか知りたい。

・和やかな暮らしぶりをみて癒やされたい

と思っているのであればおすすめです。

という訳で今回は日常演舞が

「石井あらた著 山奥ニートはじめました」を

読んでレビューした読書感想記事でした。

では又次の記事でお会いしましょう!!

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