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Alexaスキルハッカソンで3位に入賞したよ♪

先週末、Alexaハッカソンなるものに参加してきました✨

これまでに2度ほどAAJUGというイベントに顔を出し、「ノンプログラマーでもスキル開発ができる!!」という触れ込みのNOIDというツールを使用して開発を試みたりしてみたものの、どーーーしてもノンプログラミングでやれることだと限界がある!!

私がやりたいのはもっとこう…双方向性のある、(表現面が)行き届いたスキルなんだよーーーーー!!!!!っと抱えていたフラストレーションを払拭すべく参加したイベントなのでした。

結果…「旅してアニマル」というスキルで、ギリギリオーディエンス賞3位に入賞することができました♪(Alexaノートもらったよ♥)

※この記事は、作ったスキルの紹介記事です。
イベントに関する記事はこっちを読んでね。
Alexaスキルハッカソン、行って良かったことメモ♪


〜スキルができるまで〜


■ 原案

原案はフラッシュアイデア投票で見事「モテアイデア」の称号を勝ち取った3つのアイデアのうちのひとつ、「旅ができるスキル」byみっぱー。

■ コンセプトメイク

フラッシュアイデア投票時点で多くの人の共感を獲得した、この「雑踏サウンドと現地の音楽で旅行気分が味わえるスキル」。

とっても素敵ではあるんですが…いくつかの点で若干ありきたりな感じが否めなかったため、「もうひとつパンチが足りない、どこかに意外性がほしい!!!」とゴネ(笑)、アイデアブラッシュアップを図りました。

・国名を告げて旅を始める場合、カテゴリはどこにする想定?(※今回の部門候補はキッズ、ゲーム、シニア、ヘルスケアの4種類でした。)
・そもそも音を流すだけで旅した気分って味わえるかなぁ?
・旅先でイベントが起こるのではなく、ただBGMが流れるだけなのであれば、作り込み要素がなく、ちょっと弱いのでは?

といった観点から、キッズカテゴリ向けにフォーカスを絞り、「動物をフックに、その主たる生息地に旅立てるスキル!」というコンセプトを立案。

他にも「感情をフックにするのは?」とか「天気や温度をフックに!」の意見も出たのですが、「感情」基点は今となってはそんなに真新しくないですし、天気や温度をトリガーにした場合「それだとロシアの曲とか一生かかんなくね…?」などの気づきがあり(笑)最終的には満場一致で「動物の生息地域に旅できるスキル」に決定!

■ 仕様

(実装は24歳エンジニアのゲンキくんが頑張ってくれました!)

基本仕様は、こんな感じ。

① 動物名をトリガーに地域を確定
② 動物の鳴き声 → BGM の順に音楽を再生
③ 音楽が終わったら「同じ動物で続ける」or「新しい動物にする」の選択肢を提示 

理想を言えば「動物の生息地域データベースみたいなものとAmazonミュージックを連動させて、該当地域(複数ある場合はランダム)の伝統音楽と自動マッチング!」みたいな内容になるですが…今回2日間のハッカソンのゴールは、プロトタイプ作り!

一旦冷静になって、実現可能な実装範囲を目指しましょう、ということで、動物名は3種決め打ちすることに。(※厳密にはパンダ未実装w)

① こどもウケが良さそうな動物
② 紐づく生息地がバラける
③ BGMに差が出る

という軸をアンド条件で掛け合わせてアイデアを出し、モック段階で旅のトリガーにする動物はライオン・パンダ・イルカに決定!

地域は動物の生息地域に紐づくので、例えばパンダだと中国のみですが、イルカの場合はハワイ(国じゃないけど)や沖縄(国じゃないけど)やカリブ諸国など複数地域に紐づく、といった仕様を想定しました。

■ シナリオ

そのあたりの作りが第三者にも伝わるように気をつけながら作ったシナリオ設計はこんな感じ!

この時点で、相槌は複数用意 とか このケースではここに戻ってループする みたいなことまで結構ガッツリ検討済みです。

■ プロトタイプ

それを元に実装してもらったプロトタイプがこちら♪
※スライドの動画を再生してみて!


〜イチオシPOINT〜

● 「どの国に行く?」じゃなくて「どの動物に会いに行く?」
「どの国に行きたい?」の質問は、子供が既にその国名を知っていることを前提にスタートするため回答ハードルが高いが、「どの動物に会いたい?」ならこどもにとって回答ハードルが低い。

さらにこのスキルではBGMを聞きながら現地に想いを馳せるよう促しており、子供が「この動物はどんなところに住んでるんだろう?」と知的好奇心を掻き立てるつくりになっている。

● 「現代音楽」じゃなくて「伝統音楽」
ここは、原案をそのまま採用。現代音楽は様々なジャンルが融合して形成されていく点が魅力の一つですが、逆にいうとそれによって土着のリズムや固有性が薄まっています。

このスキルでは、ステレオタイプ的な民族楽器のサウンドや、風土独特のリズムといったものを体感できるような方針にまとめました。


〜こだわったPOINT〜

● ワーディングにこだわる
「動物と」行くのか「動物に会いに」行くのか、といった点を細かく定義し、動物の声をトランジション効果音として印象的に配置しました。

また、ユーザーの返答に対しては相づちを4パターンほど用意しランダム発話させるなど、より人間味のある対話を目指しました。

● 動線にこだわる
私の本職はUIデザイナー。それに紐付き、UXを考慮するのは私の土俵です。フィードバックで「完成度が高い」と書いて下さった方がいましたが、気付いてくださってありがとうございます(-人-)♥

実はこのプロトタイプ、プレゼン段階で既にヘルプや言い間違いのケースまで実装済みだったのです…!

● 抑揚で遊ぶ
2日間に渡って様々なヘルプをしてくれたAmazonの中の人Jsonさんから、終盤に素敵なアドバイスをいただき、突如SSMLで遊ぶことに。

子供向けという特性をフルに活かして、ノリのいい反応を返したり、想定していない動物を発話された場合に「およよ?その動物はわかりません」と言わせるなど、遊び心をふんだんに加えました。

(即時実装してくれるエンジニアさんの優しさよ。)


〜将来像に期待〜

今回のハッカソンでは実装できなかったけど、将来的にこんな風になるといいな。と思ってること。

● 任意の動物名のインプットを可能に
● 動物の主な棲息地域データと紐づけて、地域の伝統音楽をBGMとして提供
● Amazonプライムと連動させるか、ミュージックにない曲はストアからCDに飛ばすなどして、楽曲の購入を可能に(※キッズカテゴリで出そうと思っていたSkillでしたが、キッズは課金NGだそうで。部門変更が必要そう。)


〜フィードバックでいただいた言葉たち〜

せっかくなので、頂いた言葉たちをソースとして貼っておきますね。

音楽、アイデアが面白い。旅行会社とコラボできる?
画面付きechoで動画を一緒に流しても面白そう。
世界旅行楽しそう。
ロゴが良い。
大人から子供まで楽しめる素敵なSkillだと思いました。音楽、効果音、声の使い分けを参考にしたいです。
子供ウケが良さそうです
斬新ですごい良い。(着眼点がとんがってる)動物の鳴き声と国の音楽が結びつくのがおもしろい。
コンセプト好きです。遊んでみたくなる!バリエーションを是非増やして下さい。
ロゴがかわいい。
リスもお願いします!
ディスプレイに選んだ動物、国の写真を出すともっといいと思う。
画像があるともっと面白い?どこに住んでるか学べてGOOD!
実在しない動物をはじけているのが良いと思った。バリエーションが増えると楽しそう。
バリエーションたくさんあると嬉しいな!好きな国のマッチング機能とか!
国名で旅行できたらよい。
同じ動物でも複数の場所の音楽が聴けるのが良いと思いました。
音楽だけというのは飽きそうなのでいろんなパターンほしい。
その動物のうんちくとか国の説明がほしい。
動物基点で旅に行けるのがいい。
その国の言語でのあいさつが聞けたら良い。
雰囲気はGOOD!どこかクイズにしては?
効果音GOOD!呼び出し名の要件を確認してから申請してほしい
完成度が高い。旅したくなる!
いろいろな場所に行ってみたいです。
想像力が養われると思いました。
コンセプトがはっきりしていて使いやすそう。
アイデアが斬新。
国がどこかあてるクイズでも面白そう!
1つの動物に複数の国が設定されているのが良いと思った。
動物に会いに行く、というコンセプトが面白いですが、最初の旅っていう雰囲気だけでも良かったかもしれないです。
世界の様子がよく分かるようにつくられていていいと思った。
スキル名と呼び出し名が大きく異なると覚えづらい。
ラフな感じが良いですね。
音楽いい。映像もあるともっと楽しそう。

ステキな言葉をたくさんかけてくださったみなさまに感謝!
コンセプトがいい!!って言ってくださった方が多くてうれしかったです♪

〜気になる結果は?〜

このスキル、結果は3位入賞でした!!!
実は今回、なんと2位が同列4組という異常事態が発生してですね(笑)
1票差で3位(実質6位)にギリ食い込むという神ランクインでした!笑

景品はAlexaのロゴが入ったノート♥
しかもクオリティが高くって…

アイデア出しが大好きな私としては、地味に一番うれしい景品でした(*´艸`*)

〜最後に〜

今回はFreeeeというチームでスキル開発を行ないました。ブレストしたり、素材集めしたり、素材加工をしたり。終始和気藹々と過ごしてくれたツボさん、ゲンキくん、みっぱー!ありがとね♪また遊ぼー✨

※某サービスにちなんだロゴも無駄に制作してみましたよw フィードバックで褒めてくださったみなさま、ありがとうございます♪

追記:

「あそび屋が考えたスキル、俺(私)が実装してやるぜ!!」っていうエンジニアさんがいらっしゃいましたら、ぜひ下記アカウントまでご連絡くださいな♪


書き手:あそび屋Kai

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