「好きなことを仕事にするのはやめた方がいい」って本当?
なんやかんや、ライターの仕事を始めてから5年が経過した。最初はここまで長く続けるつもりなんてなかったけど、気づけはそんなに経っていたなんて、自分でも少し驚いている。
それと同時に、今はスポーツ実況のフリーアナウンサーとしても活動をしている。まだアナウンサーになって半年、まだまだ足りないところだらけだけど、少なからず続けていきたい仕事だと思っている。
ここで一つ、自分の中で考えてみたいことがあった。「好きなことを仕事にするのはやめた方がいい」と言われるけど、果たして本当なのだろうか?ということ。
「好きなことを仕事にするのはやめた方がいい」って言われる理由って?
よく聞くのは、好きなことを仕事にすると趣味として楽しめなくなるという言葉。確かにこれはそうだなと思うこともあった。
例えば写真。一時期、出張撮影サービスのフォトグラファーを目指したいと思って、フォトグラファーになるための研修を受けていた。写真を撮るのは好きだったし、その延長として仕事にできればと考えたから。
ただ、研修を受けて写真撮ることが嫌いになりかけた。というか、多分研修を受けていたときは嫌いになっていた。大切な趣味が失われる感じがしたから、研修は途中で断念。フォトグラファーは辞めようとなった。
好きなことを仕事にしたら、もはや仕事という感覚がなくなった
フォトグラファーは断念したけど、もう一つ挑戦したものがある。それがスポーツ実況アナウンサーだった。
昔からとにかく野球が好きで、そのほかのスポーツもオリンピックがあるときはずっと見ているぐらいスポーツが好き。スポーツなしでは生きられない人間で、仕事でスポーツ現場に足を運びたいと考えていた。
昔から芸能関係の仕事に興味があったこと、それから好きな実況アナウンサーさんが事務所を立ち上げていて、レッスンを実施していること。そんな背景があって、2021年の夏からレッスンを受け始めた。
アナウンサーとして活躍するためには、野球だけじゃなくバスケ、ラグビーなどのルール理解も必須。まったく知らなかった分野だが、「アナウンサーになるために」という一心で頑張ってルールを覚えた。
今、アナウンサーになって「すごいね」と言ってもらえることが多い。「たくさん努力したの?」と言われることもある。
努力をしたなんて感覚は皆無。好きだから前のめりにやれた。それだけのこと。
結局、本当に心の底から好きで、仕事にしてみたいと思ったら、好きなことを仕事にしても苦痛ではない。むしろ、今はBリーグの実況をさせていただくことがあるが、仕事という感覚はない。
だって好きなスポーツの試合を見れるし、言えば芸能の仕事にも通じるから。いろいろミスはするけれど、全然前向きにやれる。
あくまで一人の感想でしかないが、好きなことを仕事にするのも、悪くないよって言いたい。
終わり。
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