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目的を、持とう。

私は昔から、優柔不断な性格でした。
よく言えば優しい、悪く言えば流されやすいというような気質。

迷いながらも決断してたまたまいい方向に行った時はそれなりの結果も生むのですが、人からはっきりアドバイスされたことを鵜呑みにし過ぎて素直に従った結果、後で後悔してしまうことも多々ありました。

そんな自分を変えたい。
そう思っていた矢先に、ある本に出会いました。
「迷いが消える決断思考」(新妻比佐志)です。

この本によると、自分にとって最善の決断をするためには目先のことにとらわれるのではなく、まず自分の生きる「目的」をしっかり定めることだとあります。

確かにそうだ、と思いました。
よく言われるように、飛行機も目的地を定めるからこそ迷いなく飛んで行けます。

しかし、そもそも目的を自分で定めるってかなり難しそうだとも思いました。
なぜなら、私は人生に目的はないと今まで思っていたからです。
だからこそ好きなことをしようと、色んなことに手を出してきました。
プログラミング学習、作曲、カメラ、ブログ、などなど。
10年かかって成果がさっぱり出ていないことを考えると、やはり軌道修正が必要だなと思っている所です。

そう思い直して、自分にとっての目的をもう一度考えてみました。
自分はどういう人生にしたいのか。
何が最も重要な価値なのか。
何が喜びなのか。

出した答えは、「楽しい人生にしたい」という非常にシンプルなものでした。
私は音楽が趣味ですが、楽しい曲がめちゃくちゃ好きで、悲しい曲はほぼ聴きません。理由は、大好きな音楽で悲しい気持ちになりたくないからです。
このことから、自分がはっきり分かりました。
自分は楽しい人生を求めていたんだ、と。

当たり前過ぎることかもしれません。
でも、自分にとって重要な目的という軸がしっかりしていないと、
いつまでたっても行動にブレが生じ、望むような生き方は出来ません。
何かを選ぶ時に、「楽しいかどうか」で選べるようになったことは
自分にとって今後の人生を迷いなく生きられるという確信、自信を生みました。

今何かに悩んでいる人、迷っている人がいたら、こう考えてみてください。
「それは自分の目的に照らしてどうか?」と。
目的という言葉が分かりにくければ、自分にとって一番の価値は何かということを今までの経験からよく考え抜いて、出来れば紙に書き出してみて下さい。
最初は難しいかもしれませんが、徐々に自分というものが分かってきて、
自分の人生の目的も見えてくるようになります。

目的が見つかった時。
夢は現実になります。





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