見出し画像

お金を働かせる為の考え方⑥投資の元手をいかにして作るか

 お金を増やす考え方、増やそうとする意識がいかに大事かはわかっていただけたかと思う。
 だが実際に投資をしようにも資金がないという人が多いのではないだろうか。

 投資をするには当然だが投資資金が必要になる。この投資資金の量の差がいかに早く投資の複利だけで暮らせる状態、最近の言葉でいうとFIREになるために必要な時間の差ということになる。

 月収15万円の人が毎月1万円を投資に回すのと、月収30万円の人が毎月3万円を投資に回すのでは金額はもちろん精神的な負担も違ってくる。

 収入が少なく、投資に回すお金が少ない人はまず収入のアップから図ったほうがよい。月収15万円の人がなけなしの1万円を投資に回すのであれば、そのお金で本を買ったり、資格をとったり、英会話やプログラミングといったスキルの取得に回したほうがいい。

資格取得は国や実地体が支援している場合も多いので下記のサイトで確認してみてほしい。

 今はYouTubeを始め勉強するために必要な費用がかなり安い。どんな業種でもほとんどタダで情報を集めてしまえる。あとはやる気とやり抜く力だけだ。

 給料は安いのに、拘束時間が長く、体力も気力も奪われるような仕事からは早めに転職したほうがいい。

 この仕事を辞めて次の仕事があるかわからない、と言って不安になる人も多いと思うが、正直に言うと、生活がギリギリで拘束時間が長く体力も気力も奪われるような仕事なら、もっとましな仕事は必ずある。それは探していないだけだと思う。

 何度も言っているが、不安や恐怖から行動してはいけない。もっと良くなる。もっと給料が上がるとポジティブに考えて行動を起こしてほしい。

 いい仕事がないと愚痴を言っている人ほど、自分の価値を高めようとしない。今の自分を変えようとしないで、今のステータスでもっと給料のいい仕事がないかと探し、ないと愚痴を言っている。

 それは当然のことだと思う。

 経営者側の視点で話をさせてもらうと、人には市場価値というものが必ずある。

体力も気力ありません、言われたことだけします。定時に帰ります。時々寝坊します。資格もありません。誇れるようなスキルもありません。給料は沢山欲しいです。新しいことは覚えたくありません。

 こんな人をどう採用しろというのだろうか。こんな人の給料をどう上げようと思うだろうか。

 かなり誇張して書いたが、実際にこれに近いような人は普通に来る。特に言われたことだけします。新しいことは覚えたくない、できない。という人はかなり多い。

 以前の記事でも書いたが、自分のために仕事をしていない人、お金のためだけに働いている人の思考だ。

 お金のためだけに働いているので、新しいことを覚えるのはストレスでしかない。今までやったことのある仕事を希望し、毎日何も考えなくてもできる仕事を選ぶ。

 給料があがらない、転職しても同じような給料のところで働く人はこういった特徴を持っている人が多い。

 新しい事を覚えられる。やったことのないことを教えてくれて給料まで貰える。そう考えることができる人は伸びると思うし、給料も上げたいと思う。

 経営者から見て優秀な社員というのは、仕事を覚えるのが早い。そういった人には毎日同じことをさせるのが勿体ないと感じる。だから新しい仕事をさせる。

 新しいポジションを任せようと思う。新しいポジションを任せるということは責任が増えるということだ。責任が増えるということは給料も上がる。(責任や仕事だけ増えて給料が上がらないような会社は早めに転職を考えたほうが良い)

 昇進し給料があがっていくというのは単純だが、こういった構造になっている。

 毎日同じ仕事を繰り返し、何も変わらないのに勤続年数だけで、給料が変わらないと言っている人も多い。勤続年数が多いから給料が上がるという時代は市役所などの例外を除いて崩壊していっていると思っていい。

 学歴社会が崩壊するのと同じように勤続年数による給料の上昇も崩壊していくと思っている。これからの時代はスキルが評価される。

誰でもできる仕事には当然、給料は多く払えない。何十年と同じ会社で働いているが、いつ首になってもおかしくない状況で、給料もずっと変わらないという職場が今でも沢山ある。

 投資にお金を回す金がないという人は、まず自分を磨いてほしい。なけなしの金を毎日積み立て投資に回すよりも、よっぽど近道だ。(それでもパチンコで消費するよりはいくらかましだが)

 全く同じ仕事をしているのに隣の人は資格を持っていて自分の倍も給料を貰っているということも少なくない。調べたらその資格は10万もかからずに取得することができる、なんてこともざらにある。

 工場ではフォークリフトや重機の免許を持っているだけで給料は跳ね上がる。重いものを手作業で運ぶ重労働よりもフォークリフトで右から左に荷物を積み替える仕事のほうが給料は圧倒的に高い。

 フォークリフトの免許は2~4万円で、5日もあればとれる。1か月で回収できる金額だ。それなのに取ろうとしない。手で積む仕事を続けている人が多くいる。

 フォークリフトの免許のように、その資格を持っているだけで給料が跳ね上がる仕事は沢山ある。コスパの高い、誰でもすぐに取れる免許や資格は沢山ある。

フォークリフトの免許は4万円程度で5日ほどで取得できる。


 まずは自分の興味のある資格や免許を調べてみてはどうかと思う。

 今している仕事でも免許や資格をとれば給料があがるような仕事なら毎月投資に回すよりもまずその資格や免許をとることにお金や時間を使ったほうがいい。

 自分の市場価値を高めることがFIREの第一歩だと思う。

 投資に回すお金を用意するのが投資の第一歩だ。証券口座に入れるお金がないなら、まず自分に投資、つまり自己投資をしてほしい。

 若いころは特にそうだが、年齢がいっても自己投資のリターンは変わらない。専門的な知識や資格があるということは自信に繋がる。

 自信があると職場での気持ちも変わってくる。気持ちもポジティブになる。任せてもらえる仕事の幅も広がる。

年齢がいっても遅いということはないので、諦めずに挑戦していってほしい。

投資資金を作るポイント
・自分の市場価値を高めて原資となる給料を上げる。
・時間があればさらに副業をする。副業も勉強と思って新しいことに挑戦する。
・資格をとる。スキルを取得する。そのための習い事をする。
・考え方をポジティブに学びの精神を常に持つ。

もちろん株そのものを勉強するのも立派な自分への投資だ。
キャピタルゲインを狙って10万円から1億円に増やした人もいる。

30代などで若くしてFIREを達成している人は市場価値が高い。親の遺産などを除いて自分の力で投資資金を作り出せる人は給料が高い。

もちろん年収1000万円クラスの人しかFIREが達成できないと言っているわけではない。ただ月収200万円未満の人がFIREを達成するのはかなり難しいし、できたとしてもかなりの時間がかかるのは事実だ。

年収が400万円くらいの人であれば浪費せず節約思考で生活費以外を全て投資資金に回せば十分にFIREは見えてくると思っている。

年収600万以上の人は支出を抑えて毎月20~30万円を投資に回せれば十分に狙える範囲にあると思っていい。

年収1000万円の人でも高級車やブランド物を浪費し、投資に一切関心がない人はFIREはいくらたっても見えてこないし。その存在すら見えていないはずだ。

お金の増える貯金箱の存在を知っているだけで、その貯金箱を買うために行動することができる。まずは自分の市場価値を高めて投資に回せるお金を作ろう。

あとは「お金は使うものではなく増やすもの」という考え方を持って、無駄な買い物をせず出来る限りの資金を投資に回せばゴールは見えてくるはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?