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感性を養う旅へ出発しませんか?

ピラティスレッスンの帰り道。

空気はまだ肌寒いけれど、日差しがあたたかくて気持ちいい。

「冬だけど少し春を感じさせるような天気だな。あ、今日は七十二候でいうとどんな暦だろうか。」
気になって暦アプリを開く。

七十二候とは?
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%80%99


第一候  東風解凍(はるかぜこおりをとく)

偶然にも、今日は七十二候の第一候目であった。
一年の始まりを表す第一候。冷たい北風から少し柔らかい東風へと風が変わる時季。冬の寒さで凍った川や湖の氷を解かし始める。春もこの風に乗ってやってくる。

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季節を表す言葉を意識すると、なんだか日常の見え方が変わりませんか?

私が七十二候を意識するようになったきっかけとなる本が「感性のある人が習慣にしていること SHOWKO」。

この本の中では、私の中でこれからもずっと大切にしたいと思うような言葉がいくつも綴られていました。

ちょうど本日読了し、読みたてほやほやの状態でこの本について紹介したいと思います。


感性とは

私のnoteをよく読んでいただいている方は、「感性」というキーワードよく聞くな。と思うかもしれません。
そうです。この本を読んでから意識するようになりました。

「感性」を磨くことは「自信のある生き方」につながります

感性のある人が習慣にしていること はじめに

みなさんは周りの目を気にして、〇〇さんがそう言うからそうしてみよう。世間的にはこれが一般的だからこうした方がいい。
と誰かの意見や社会の常識に流されてはいませんか?

世の中には答えのないことが多く、自分で日々たくさんの選択をする必要があります。その選択を「自分のものさし」を軸に選択することで自信ある選択をしたいと、より心地よく豊かな人生を送っていきたいと誰もが憧れているのではないかなと思います。

そんな、豊かな人生を送っていくための道しるべとなるもの、自分軸で判断できるようになるものが「感性」

私も、なにかを選択するときに評価を気にしたり、周りの目を気にして自分の本来の気持ちとは異なる選択をしてきたことはたくさんあります。
でも、これからは自分軸を元に自信ある選択をしていきたい!
そう思っている私にとって、この本の「はじめに」に書かれている内容は共感の嵐で、一気に引き込まれていきました。

そして「感性」はなにか特別な才能が必要なわけではありません。
日々の生活の中で養っていくことができるものなのです。
そんな感性を磨くための習慣について、この本では大きく5つのカテゴリに分けて、合計で49の習慣を紹介しています。

その5つのカテゴリ別に、その中でも私が実践したいなと思った習慣をピックアップして皆さんにも少しご紹介したいなと。

1 観察する習慣

何気なく過ぎていく日常に対して、今まで目を向けていなかったことに目を向けてみる。すると小さな変化や魅力に気付くことができて感受性が高まる。

このカテゴリについては、すでに実践していることが二つ。
一つ目は「お酒の味わいを言語化してみる」これについては下記記事の中で記載しているのでもし気になる方は見出しの「2.感性を磨く」を読んでみてください。

そして二つ目がこの記事の冒頭にも書いた「季節を表す言葉を覚えてみる」。私は覚えるところまではいけていませんが、日々外に出たときの気温や外の雰囲気を感じて、今日はどんな暦かな。と気にするようにはなりました。

そして、暦をすぐ確認できるように「そらこよみ」というアプリをスマホにいれています。

暦だけでなく、旬のものやコラムもあるのでちょっとした知識も増えそう。そして私はこのアプリに挿入されている優しいタッチのイラストが好き。
もし気になる方はぜひ。

SNSもあるので、いちいちアプリを開くのが面倒な人はこっちをフォローしてみるのもいいかもしれません。

https://twitter.com/sorakoyomi

2 整える習慣

空間や心を整えることで本質的な選択ができるようになる。

このカテゴリで実践している習慣は、「呼吸に意識を向けてみる」です。
これは、最近はじめたピラティスで実践しています。ピラティスでは胸式呼吸をしながら自分の骨一つ一つを意識して動きます。呼吸と自分の体の使い方に意識を向けてみると、自分の体をコントロールできている気がしてきます。そして、終わった後はなんだか気持ちが整っているようなすっきりした感覚。

胸いっぱいに空気を入れて深く吐ききってみる。

私が仕事ばかりでしんどかった時も、静かな空間で何も考えずに呼吸だけに意識を向けてみる時間をとっていました。そうすると、仕事のことから少し距離を置いて自分を見つめることができるような気がして、少し気がまぎれたのを思い出しました。

3 視点を変える習慣

見え方を意識的に変えていくことで物事を多様に解釈できるようになる。

このカテゴリの中で一番やってみたい、と思ったことは「金継ぎを学んでみる」です。

最近、とってもときめいて直観でこれ絶対買いたい!と思って買ったフラワーベースがあります。
しかしなんと、買ったその日に持ち帰る途中で手が滑って落としてしまい、3分割に割れてしまったのです。

本当に悲しくて、電車の改札の前で泣きました。でも、旦那が「大丈夫、おうち帰ったらくっつけよ?粉々にはなってないから元通りになるかも」と
と必死になぐさめてくれました。

そして家で一生懸命くっつけたフラワーベースがこちら。

遠目から見ると分からない?ですよね?
近くで見ると、、、

割れた部分がはっきりと。

普通は傷は隠したくなるものではないでしょうか?完璧なものではなく、欠けたものの美しさを愛でる。そしてそれを修復する工程すら楽しんでゆく。

感性のある人が習慣にしていること 第3章

でも、この言葉に救われました。

そう、このフラワーベースも傷はあるけれども、今ではこれを見るたびに旦那と「あの時は駅で泣いてたよね笑」と二人でくすっと笑えるような笑い話になっています。完璧ではないけれど、だからこその良さもある。

そんな、モノが壊れる負のイメージを払拭するような日本の文化である「金継ぎ」。漆で継いで表面に金を撒く。
私はこの本を読む前から知っていて、カフェとかで金継ぎされている器を見ると「ここのお店はものを大切にしているんだな~」と思っていました。

そんな金継ぎをいつかは実際に自分で体験してみたい。と思っています。

4  好奇心を持つ習慣

いろんなことに好奇心を向けることで新しい世界が広がっていく。

このカテゴリでやってみたいことは「身近なものの奥深さを学んでみる」。
この本では、お茶を例に紹介されていて、お茶の奥深さを知ることができました。
確かに、ちょっと気になってはいるけれど食わず嫌いになってしまっていること、まだ手を付けられていないことってあると思います。

私は日本酒が大好きなのですが、本腰を入れて日本酒について調べたことはあまりなく、まだ上辺でしか日本酒を語れていないような気がします。
そこで、今年は日本酒検定を受けて、その勉強の中でもっと奥深さを学んでいきたいなと思っています。

5 決める習慣

将来が予測しにくい世の中において、明確な意思をもって決めていく。

この習慣の中で書かれていたのは、決める中でも無意識に選択肢を狭めてしまう要因として、「コンプレックス」があるということ。

コンプレックスを克服してみる」。これを実践して、もっと人生の選択肢を広げていきたい。

私のコンプレックスは英語が話せないことです。

これによって、海外の方との交流をする機会を避けてしまったり、仕事でもグローバルな案件を避けてきました。
確かに、選択肢が狭まってしまっている。。。

1年後には海外旅行にも行きたいし、仕事でも本当は海外の案件にも自分から手を挙げて参画していくことに憧れています。

だから英語を勉強して、まずは1年後の旅行に向けて自分の力で話すことができることを目指せたらいいな。と思っています。
まずは今やっている会計の資格取得が優先順位は高いけれど、そのあとは英語を勉強する時間に使いたい!

今では、英語を教えている先生や同じように英語を頑張りたいと思っている仲間も身近にいる環境なので、よりそう思うのかもしれません。周りに刺激を受けながら、これからも自分の選択肢を広げていきたいな。

私の読後感

感性とは、生き方そのもの。
自分を信じて、人を愛し、自分の人生を選択していくための基礎となるものが、感性。

感性のある人が習慣にしていること おわりに

これは本の最後の章に書かれている言葉です。

人生を生きていく中でのいろんな経験が、私たちの感性を磨いていく。そして、人生の途中で答えのない問題にぶつかったとき、自分で判断しなければいけないとき、自分の中の感性が自信ある選択をすることを助けてくれる。


この本を読み終わったときに、なんだか見える世界が広くなったようなそんな気がしました。自分は狭い世界の中でいろんな判断をしてきたのだなと。

私も感性を養う旅へ出発したばかり。
これからの長い人生の中で、もっと自分の知らない世界に触れて、私だけの「感性」を形作っていきたいと思います。



そんなことを、日が落ちてきてだんだん部屋に入ってくる太陽の光が強くなっていることを背中に感じながら綴っている。
このパソコンの向こうに飾られている ”一度割れたフラワーベース” を見ながら。

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