アイディアを企画にして事業にする流れ。その一例。
こんなサービスがあればいいのに、から事業になるまで。
色んな事をクリアしていって、それでも簡単ではありません。
今回、その流れを短期間で作れたので、忘れないようにまとめておきます。
例により、まだ中身は明らかにしにくいのです。
最初に技術
スタートは技術要素。
それだけだと単体で「面白いね」で終わるもの。
でも、比較的長い時間開発が続けられてきて、蓄積は確かなものがあります。そのような技術は界隈を見渡せば山ほどあります。
でも、単体で使う人はほぼいないので、コンテンツ、サービスを体系的に作る必要がありました。
ポイント:量産で使えるかを吟味
コンテンツとして成立するか
この技術を世の中が欲しいコンテンツにできるか。
既存コンテンツでは得られない価値を感じられる形にまとめます。
今回のポイントは「置き換え」ではなく、通常無理とされてきた形をデフォルトに据えた事。
無理、とされている事を乗り越えるためには、無理じゃない実例、理論的な説明が必要です。
そのため、コンテンツとして成立している!と理解いただくために、説明部分にも力を入れました。
ポイント:ユーザーに向けた形に企画
事業企画の元となる事業の流れ
続いて、この単体コンテンツ。どうやって量産してどうやって運用するか、というサービス全体の形を企画書にします。
ポイントは、生産性。
大きな投資が必要ではなく、既存の流れをうまく枝分かれさせて、全体としてリーズナブルに生産性を作る。
ポイント:経済的に回る形に
事業を自前で立ち上げるか組み込むか
自前で立ち上げられる形にまとめても、資金調達は必要(丸裸で立ち上げたので…)。
調達するか、既存事業者に新たな流れを作りませんか、と協力いただくか。
当然、両方をにらみます。
事業性は多くの出資系の方からは評価をいただきましたが、並行して既存事業者にも相談をしました。
ポイント:資金は平行で模索
今回は既存事業の拡張
相談した事業者が、ちょうど伸ばそうとしながら、ソリューション探しをこれから、というタイミングでした。
そこにすっぽり入る形に無理なくできる事がわかり、比較的スピード感を持って立ち上げの図がかけました。
まずはそこからスタートできることに。
ポイント:相手のステータスを理解、探す
いくつかの幸運とそれを引き出す考え方
今回の幸運なポイントは、
①ちょうどその領域を伸ばそうとしている事業者に出会えたこと。
②扱う技術のホルダーが理解してくれたこと
③一緒に事業化を検討する仲間がいたこと
④世の中がその領域に注目し始めたこと
です。
しかし、この幸運は全て自分がこれまでやってきた流れの先にありました。
①ちょうどその領域を伸ばそうとしている事業者に出会えたこと。
→偶然ではなく、10年ほど前に、別事業でご一緒した事業者に相談しました。別事業でしっかりと動いていたこと、が信頼につながっていると信じています。
②扱う技術のホルダーが理解してくれたこと
→なかなか良いサービスにつながらなくても、常に最新状況をシェアしてもらいながら、こちらからも提案を続けてきました。
そのため、今回の企画もしっかりと理解を得て進む事に同意をいただけ、スムーズな進行につながりました。
③一緒に事業化を検討する仲間がいたこと
→こちらもフリーになる前から、その方と一緒に色々な仕事をしっかり行なってきた事。そこで自分の企画力、技術への理解、は認識されていたので、特に前振りが必要なく、企画に関する話がすぐに進められました。
④世の中がその領域に注目し始めたこと
→昨今の世の中の動きが、今回の企画を受け入れやすい状況を後押し。しかし、自分は世の中の流れがこのようになる前から、ポテンシャルを感じて動いていたので、本質的な部分を抑えた図を作る事ができています。
普段の動き方が仕込みになる
これらを考えると、普段どのように動いていたか、が全て役立っていました。
●別事業でもしっかりと動いていた
●常に最新状況をシェアしてもらいながら、こちらからも提案を続けた
●その方と一緒に色々な仕事をしっかり行なってきた事
●世の中の流れがこのようになる前から、ポテンシャルを感じて動いていた
超ざっくりまとめてしまえば、
普段から真面目に地道にやること
という事になってしまいます。
さらにそれをささえたのは
しつこく信じていた
ということかと。
こういうのはいけません
技術要素が絡むことの特性
昨今のサービスは、ネットやデジタル技術が絡む形になることも多々あります。
そのため、常に新しい技術や情報が誕生します。
でも、それに全てついていくのはなかなか大変。
なので、専門領域の人との繋がりさえ持てていれば、全部を完璧に消化する必要はありません。
やはり、仲間を持つことは大事だなー、と再認識。
その動き方で、「しつこく」自分の得意領域をウォッチし続けられたのかもしれません。
既存技術の別展開、はまだまたできる余地はありそうです。
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