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恐怖の封筒


毎日更新181日目。

昨日、家に帰るとポストに一通の封筒が入っていた。

表に印刷されている名前を見て、何の封筒かはすぐに分かった。

アパートの管理会社である。

そして要件もすぐに分かった。

家の更新である。

僕は2021年の2月に今の家に引っ越してきたので、来年で2年になり、契約更新が必要なのだ。

「いよいよ来たか、、、」

僕はゴクリと唾を飲み込んだ。

家の更新ってだけで何をそんな大袈裟な、と思われるだろうが、僕にとっては大戦(おおいくさ)なのである。

何が大戦かって、兎にも角にも更新料だ。

大阪からやって来た金欠コレステロール男であるにっしゃんからすれば、一度に少なくとも数万円がかかるイベントはとんでもない一大イベントなのである。

問題は支払いの金額と期限である。

ただ、金額は契約時の資料を見て大体の予想はついている。

読めないのが期限である。

不動産をやっていた知り合いやお母さん(!?)に聞いた所、おそらく更新月である2月の末になるだろうという予想だったが、果たして合っているのか。

金欠コレステロール男であるにっしゃんには、もちろん貯金などない。

よって2月の給料をもってして、ようやく貯めれる計算なのである。

それより前だと完全にアウトなのだ。

契約更改があるのは分かっていたのだから前もって貯めておけよというのはもちろんそうなのだが、そんな事言ったってしょうがないじゃないか(突然えなり、略して突えな)

とにかくこの期限によって、にっしゃんの運命は大きく左右されるのである。

僕はドキドキしながら封筒を開けた。

そして一枚目の書類にそれは書いてあった。

支払い期限。

2023年


1月6日。


僕はその場に膝から崩れ落ちた。

「足りまへん。。お金足りまへん。。」

コテコテの関西人が出てくるほど、全然お金が足りないのである。

予想していたより2ヶ月近く早いのだ。

ていうか、後1ヶ月ちょっとしかないのだ。

足りるわけないのである。

しかも金額も思っていたより一万ほど高い。

まさに絶対絶命。

断崖絶壁。

船越英一郎登場。

まあ確かによくよく考えてみれば、更新後に支払いをするなんてパターンは無い気がする。

僕が以前契約したのは2月の中旬。

予想出来た事態ではある。

僕はよくこういう時、絵に描いたような希望的観測をぶちかましてしまうのだ。

ただ、こっちも家の契約更改するのは初めてなのだ。

そんな事言ったってしょうがないじゃないか(突えな)


というわけで、少しの間だけ開き直りタイムに入りたいと思う。


管理会社もっとはよ連絡してくれ!

1ヶ月後に数万円言われてあるわけないやろ!

ワンルーム住んでる奴舐めんなよ!

こっちはな、ボクサーの減量みたいな感じで金貯めるつもりやったんや!

最後水抜きでガッツリ体重落とすみたいに直前にガッと貯める予定やったんや!

それを急にゴールずらされたらかなわんわ!

「それぐらい当然ありますよね?」みたいな感じで送ってきやがって!

あるわけないやろ!

ワンルームに住んでる奴に貯金なんかないんや!!!



と、開き直ってど偏見を叫んでもどうにもならないので

どうするかを考えなければ。

後1ヶ月ちょっと。

バイトは元々パンパンに詰まっているので、これ以上増やすのは中々難しい。

となるとお金を稼げる手段といえば、あれしかない。

そう、あれである。

いでよ、、、

奥の手、、、



バケモノおじさん!!!


まだ買ってない方、どうか買ってください!!

この印税で家を更新するんや!

それしかないんや!

読んだ人は面白い、にっしゃんは家更新、まさにWin-Winなんや!

流れ的にパチンコ出てきそうな流れやったけど、ここはバケモノおじさんの方なんや!

どうか一つ!

お子さんの誕生日プレゼントにでも!

親子関係にヒビ入るやろうけど!

彼女さんへのプレゼントでもいいし!

即別れやろうけど!

お墓のお供え物としてもいいし!

先祖ブチギレやろうけど!

とにかく買ってくださいな!

あ、あとnoteのサポートももちろんお待ちしております!

ここからは団体戦です!

みんなで一丸となって!

にっしゃんの家を更新しましょう!!!


よろしくお願いします!!!






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