Los Angeles 一人旅レポ / Day 4
Day 4 - ようやく LA っぽい所を観光する
Kawada Hotel で朝を迎えます。この日は日曜日。今回の旅で唯一、朝から晴れていて、かつ結果的に終日雨が降らなかった日でした。せっかく晴れたのにベッドに寝ころびながら YouTube 見てる場合ではありません。急いで着替えて出かけます。
スタバで正しい名前で呼ばれたい
朝のすがすがしい空気の中、Kawada Hotel から Little Tokyo 方面に向かいます。目指すはスターバックスです。
歩いて 15 分ほど、スタバに着きました。
スタバに限らず、アメリカのコーヒーショップは注文を受けた後、出来上がると名前を呼んで商品を提供してくれます。私はこれが結構苦手で、「Kaz やで~」と言っても「できたぞ Cuz ~!」とかよくわからん変換がされていたり、よくわからん変換がされた名前をカップに書かれて自分の商品がわからなかったり、「どうせ間違われたんだろな……」と思って Kaz に似た名前が書かれた商品を取ったら違う人のオーダーで怒られたりとかで、苦手意識が強いです。軽くトラウマです。Roosevelt Island のスタバさん、ピックアップ間違えてごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
しかし、今回の私は違います。今回は名乗る際にスペルを付け加えて正しく名前を認識してもらう作戦を思いつきました。天才だ。
スタバのお兄さん「Hi! What can I get for you this morning?」
ぼく「ワン!カップオブコーフィー!トールサイズ!エンド!ディスサンドイッチ!プリーズ!(看板を指さしながら)」
スタバのお兄さん「Can I ask your name, please?」
ぼく「アイアムカズ!ケイ・エイ・ズィー!」
フリーマーケットで唐突にサングラスを買う
2 日前のデスバレーに連れて行ってくれたガイドさんに LA のおススメスポットを聞いた際「フリーマーケットとかいいですよ~、楽しいし現地の人の雰囲気が知れるし」と教えてもらったので、中でも有名らしい Melrose Trading Post に行くことにしました。本当に有名なのかはよくわからない、けど Google 検索で出てきたので多分有名。
ダウンタウンから結構離れた場所にありますが、やはりビンボーな私はバスを使います。だって Uber だと $20 かかるのがバスだと $1.25 ですよ、バス一択ですよ。Metro Bus は 10 番に乗ります。
フリーマーケットはとても楽しかったです。観光地とは全く違う雰囲気で、出店している人たちと少し話すだけでも LA の人たちの様子を知れた気がします。あんまり買い物しなくても、食事するだけ・試供品を試すだけ、でも楽しめると思います。
トレジョは最高の土産屋
Fairfax high school を南に行ったところには観光地としても有名な The Original Farmers Market がありますが、その道路向かいには Trader Joe's もあります。アメリカでお土産を買うなら Trader Joe's がコスパ最強だと信じているので、行けるうちにお土産を買いに向かいます。
いくつかお買い物をしたうち、おススメを紹介します。迷ったらこれ買っておけば OK です。多分。ほかにもドライフルーツなども安くて美味しいのでオススメ。
個包装ではないのでお土産にしづらい場合もありますが、これが許容できるのであれば物価の高いアメリカでもコスパ良く買い物ができ、しかも Trader Joe's のネームブランドもあってきちんとお土産感が出せるので最高です。
Chili & Lime Flavored Rolled Corn Tortilla Chips
自分用おみやげ。以前アメリカにいた時に食べて以来、このチップスのことが忘れられなくなってる。絶対依存症になってる。すごく濃いめの辛くて酸っぱい不思議な味、一度食べると癖になって止まらなくなる地球最高のチップス♡
これ amazon.co.jp の定期おトク便で買えるようになってほしい。
Dark Chocolate Peanut Butter Cups
会社用おみやげ。会社でピーナッツバターチョコ食いてえなあと思い、安かったのでお買い上げ。後日自分でも食べましたがちゃんと美味しかった。
映画の町へ
折角 LA にいるのにハリウッドに行かないのはもったいない気がしたので、あんまり興味は無かったのですが向かうことにしました。映画は好きなんですが、ハリウッドの場所自体にはあまり関心を持てず……海外の映画スターにとっては重要な場所なのでしょうか?
Trader Joe's の近くにあるバス停から 217 番のバスに乗ります。
Chinese Theatre は Hollywood Blvd に面しており、まさに世界中から観光客が集まる場所って感じでした。DC コミックスのキャットウーマンのコスプレをしたお姉さんから「コンニチワ!サムライ!!」とクソ大声で話しかけられましたが、地球の歩き方で観光客をカモにしたチップビジネスのことを知っていたので無視安定です、一度無視したらそれ以降は話しかけられることはありません。みんな地球の歩き方を買え。
人も多いし、あんまり見るところ無いなあ~と感じてしまったので、も土産屋さんを冷やかしたりしつつ Hollywood Blvd を離れます。興味ある人はハリウッドスターのろう人形が展示されている Hollywood Wax Museum や、ハリウッドゆかりの物品が展示されている The Hollywood Museum とか楽しめるかもしれないです。
その後 1 ブロック南にある In-N-Out Burger でも食べようかと向かったのですが、さすが日曜日といった感じの長蛇の列ができていたので、近くの Burger King で地元の Whopper を食べました。美味かったけど、そこまで大きいわけではなかったな……。
UCLA にセルフオープンキャンパス
唐突ですが、アメリカの大学は見学するとすごく楽しいです。日本の大学キャンパスとは規模が違う敷地の広さ・建物の厳かさが魅力的だったりします。さらに、誰でも開かれたおしゃれな歩道やお土産屋さんも充実しています。
ということで University of California, Los Angeles (UCLA) に潜入することにします。アメリカの大学事情よくわかりませんが、有名でとても頭のいい大学らしいです。
サンタモニカ(2回目)で VeoRide する
ふと Google Maps で自分の位置を見ると、だいぶ LA の西寄り、サンタモニカ付近にいることに気が付きます。いや距離にしたら全然サンタモニカに近くないんですけどね。
サンタモニカはこの旅の初日で観光を済ませているのですが、「サンタモニカの海岸沿いをサイクリングする」という実績を解除していないことを思い出しました。
まだ陽は出ている、行くしかねえ!Big Blue Bus の 18 番に飛び乗ります。
サンタモニカに着き、地球の歩き方('19-'20)に載っている自転車屋兼レンタサイクル屋に向かいます。
ぼく「ハロー!自転車かーして!!」
自転車屋のお兄さん「Sorry. We do not rent a bicycle anymore.」
……世界的なパンデミックに伴ってここ 2 年ほど地球の歩き方 LA 編は発行・更新されておらず、その間に営業形態が変わってしまったようです。ちなみに今は '23-'24 年版が発売されています。こちらを買いましょう。
せっかく UCLA からはるばるサンタモニカまで来たのにこれでは報われません。とはいえやっていないのは仕方がない。大人しく海岸で黄昏れるか……とメソメソ泣きながら海岸に着いたその時、自転車っぽい乗り物が目に入ります。
LA のダウンタウンにもよく落ちてたこの緑色のスクーターと自転車の合いの子のような乗り物。VeoRide という会社がやってる電動スクーターのようです。利用者を観察するに Uber や Lyft のスクーターと同じく、どうやらスマホで使えるブツのようです。さっきの自転車屋さんがレンタル事業やめたのこれが原因なんじゃね?
ダメもとでアプリをダウンロードしてみます。
本人確認の際に「ID カードをカメラで写せ」と表示されたので、こりゃダメだろうなと思いつつ日本国パスポートの写真ページを写したら、なんでか本人確認通りました。もしかしたら誕生日のところだけ文字認識していたりしたのかな……?今も通るかは知りません。
さらには SMS による携帯番号の確認もあります。この番号確認は番号が付帯しないタイプの Nomad eSIM ではパスできませんのでご注意。
一式の登録が終わると、晴れて Veo に乗ることができるようになります。Veo アプリからマップに表示されるライドのアイコンを選択するか、乗りたい Veo 本体に QR コードが貼り付けられているので、Veo アプリからその QR コードを読み込んで利用を開始します。
以下は差し出がましいですが、Veo に乗るときの注意点です。
ヘルメットの装着がルールとして定められています。実態としてほとんどの利用者がヘルメットをしていないのですが、ヘルメットをしていない事で警官に呼び止められる可能性などがあることはご留意ください。
利用料金は距離と利用時間に応じて加算されます。参考までに、私が Santa Monica Pier 付近から Venice Sign 付近までの 1.4 mi / 12 min. ほど利用した際には $ 6.25 かかりました。
一定金額分 Veo を利用するごとに $10 のデポジットが発生するようですが、どのような条件でデポジットを求められるのかはよく調べていません。
車両によると思いますが、結構な速度が出る割にはブレーキの利きが良くないので、スピードの出しすぎには気を付けましょう。
Veo の位置情報が歩行者専用道路などの車両禁止エリアに侵入したことを検知した場合、自動的にモーターが駆動しなくなります。その場合はアプリで利用禁止エリアの範囲を確認し、利用可能エリアに向かいましょう。
異国の地で交通事故起こすのはシャレにならないので、くれぐれもお気をつけて。利用する際には必ず賠償責任保険や医療保険などに加入した上で利用してください。
Veince Beach で無料の CD (無料とは言っていない)を押し付けられそうになる
Veo を降りて露店街を散策します。オープンテラスの飲み屋やストリートパフォーマーが多く集まっており、非常に賑わっていました。
しかし南下するにつれて徐々に様子が変わっていきます。最初は観光客と思われる比較的身なりが整っている人たちが多かったのですが、徐々に着崩していたり、だらしのない服装の人たちが増えていきます。露店街も徐々に様変わりして、唐突に大麻屋が出てきたりします。
この Venice Beach をさらに南に行くと Marina del Rey という場所の近くに辿り着きます。Marina del Rey は以前治安の良い場所として知られていたようで、古い版の地球の歩き方や旅行口コミサイトなどでは治安が良い地区として紹介されています。しかし、現地在住の知り合いは「少なくとも最近は治安が悪くて近づきたくない」と言っていたり、Venice Beach を Marina del Rey 方面に歩いた限りでは全く治安のいいエリアに向かっている感はありませんでした。これから行く方は用心してください。
ちなみにここで副題の事案が発生しました。
ガタイのいいお兄さん「Hey Japanese!!! It's yours!!! (CD を胸元に押し付けながら)」
ぼく「あばばばばばば(……)」
これも地球の歩き方で見たやつです。無料の CD と称して押し付けつつ、CD を手にしてしまった観光客に高額チップを要求するやつです。押し付けられようと CD に手を出したら負けです。無視一択です。無視すれば諦めてお兄さんも離れていきます。俺は長男だから無視できたけど、次男だったら無視できなかった。
とまあ、正直 Venice Beach の南寄りはあんまり治安良いとは感じられなかったので、行かれる方は重ねて気を引き締めてください。
グリフィス天文台に行く
最初にお伝えしますが、Santa Monica 近辺から Griffith Observatory に向かうのは超お勧めしません。遠すぎです。けど私は帰国を翌日に控えており、この日に行くしかなかったので行きました。みなさんはもっと計画的に観光しましょう。
はい、何としても Griffith Observatory からの夜景が見たかったので Uber を遂に召喚します。バスなんて悠長な乗り物乗ってる場合ではありません。
ちょっと行き先が遠いこともあり、ドライバーとのマッチングに時間がかかりましたが、グアテマラ出身の優良ドライバーが accept してくれました。前の note でも書いたことを繰り返しますが、乗車したらすぐにシートベルトしたほうがいいです、この優良ドライバーもご多分に漏れず、湾岸ミッドナイトのような運転で LA のハイウェイを駆け抜けた上に、「こっちのほうが早いヨ~」とかなんとか言いつつ下道の路地裏をぶっ飛ばしたりしました。気が気でなりません。
とはいえ、この Uber ドライバーもすごく親切でした。お互いたどたどしい英語で何とかコミュニケーションしつつ、旅・家族・仕事・住まいの話などを交わしました。長い時間距離運転してくれたことと、楽しく会話をしてくれたのでチップは多めに出します。
お腹が空いたのでダウンタウンに戻る
夜景に感動していたら結構遅い時間になってしまいました。まだ夕飯にありつけていないこともあり、急いでダウンタウンに戻ります。
帰りも Uber を召喚しても良かったのですが、ここで貧乏性が出てしまいバスで山を下りることに。実際、夜の Griffith Observatory までの道はめちゃ混みで Uber の値段も吊り上がるため、私以外にも同じような作戦でバス待ちをしている観光客は多かったです。
バスはこの旅では初登場の DASH に乗ります。こちらも Tap のポートがあったのでおそらく Tap で決済できるようですが、何故か Griffith Observatory の便は無料で乗せてくれたので詳細は不明です。払わなくていいよ~みたいなこと言われたのですが、なんでだったんだろう……。とはいえ、貧乏性にとってはありがたい申し出です。
この日は終日一人で LA の街をプラプラしていましたが、寂しくなることもなく終日何事に対しても楽しむことができました。前日・前々日と他の人と一緒に行動していたことが良いウォームアップになり、一人でも異国の地を楽しむことができたのかもしれないです。
さて翌日は帰国するだけなのであんまり旅っぽくは無いのですが、せっかく写真が残っているので記録に残そうと思います。
つづく