見出し画像

Los Angeles 一人旅レポ / Day 2 & Day 3

Day 2 - 朝から晩まで車に乗る

デスバレー行こうぜ!朝 5:30 に集合な!

この日はスターワゴンツアーズさんのデスバレー日帰りツアーに参加しました。国内旅行でも景勝地や自然豊かな場所が好きなので、アメリカの国立公園行けるのであれば行ってみたいということで申し込んでいました。

LA からデスバレー国立公園は遠いので、日帰りで収めようとすると早起きが必要です。スターワゴンツアーズさんは宿泊先までピックアップしてくれるのですが、場所によってはかなり早起きが必要です。私の時は 5:30 ホテル前に集合でした。

早暁のサンタモニカ

オンタイムでツアーのフルサイズ SUV がやってきました。現地在住の日本人の方が運転手兼ガイドです。めちゃくちゃフレンドリーで、終日限界ぼっちコミュ障にも優しく楽しく接してくれました。
他にもツアーに参加する方たちを別のホテルでピックアップして、いざロードトリップです。

ロードトリップ往路

とても長い道中ですが、憧れていたアメリカのドライブ風景と、ほかの方たちとのトークで飽きることはなく、終始楽しめました。

とってもまっすぐなアメリカのハーイなウェーイ。テンションぶちあがります。この先に見えているのはたぶん Barstow の町
Barstow のはずれにあるアメリカンダイナーで最初の休憩。チェリーパイとコーヒーをいただきました
次の休憩スポットは Baker という町です。かの UFO 研究で有名なエリア 51 がこの近くらしく、UFO 愛好家もテンションブチ上がりそうなジャーキー屋さんもあります。ちなみにジャーキーを日本に持ち込むには検疫の手続きが必要になります。1~3 袋で $12 弱均一という価格設定だったのですが食べきる自信がなかったので、損ですが 1 袋だけ買って LA にいるうちに食べきりました。美味しかったです
北海道斜里町の「天に続く道」を想起させるひたすらまっすぐな道。車が来ないことを参加者みんなで確認しつつ、アメリカっぽいロードトリップの写真を撮ります
Shoshone の町(集落?)で国立公園に入る前の最後の休憩。ちなみにこの集落にあるミュージアムには墜落した SR-71 の残骸が展示されており、オタクなので一人で興奮していました。ミュージアムの管理人のおっちゃんも陽気な感じでいい人でした

デスバレー国立公園

お昼前に到着です。ただしここはまだ入り口に過ぎず、デスバレー国立公園自体もさらに広いです。
入口といっても看板があるだけで、他には砂と、デザートブッシュっていう草と、何とかっていう名前の木しかありません。木の名前は忘れました。

Hello Death Valley!!

看板の場所から 1 時間くらい走ると、最初の目的地である Badwater Basin に到着です。この辺りは海抜マイナス 80 メートルくらいだそうです。

大昔には海の底だったこの辺り。地平の先の白く見えるエリアは地表に現れた塩です
砂漠なので当然、夏に来るとめちゃくちゃ暑いらしいです。私が来たときは寒波と強風で結構寒かった
ひたすらに塩です。どこまで続いているのかわかりません。広大な谷底に圧倒されます
地中に含まれる鉱物などの酸化反応とかなんとかで様々な色が楽しめる Artist's Palette。写真だとイマイチですが、実際に目で見るともっと鮮やかで綺麗です。この辺りには Star Wars の撮影にも使われたスポットもあります
Golden Canyon Trailhead の入口辺り。夕日が差し込むと金色に輝くそうです。地層の線に長い歴史を感じます
砂漠の中のオアシス。Furnace Creek という集落もあり、リゾートホテルのような宿泊地もあります
Furnace Creek でアイス買べました。めちゃくちゃ綺麗なリゾートって感じで雰囲気も Good。アイス屋さんのお姉さんもニコニコしてて素敵でした
Zabriskie Point からデスバレーを眺めます。ここも地層の線が綺麗に見えていて美しいです
移動がスムーズにできて時間に余裕があったので、少しの間だけですが Dante's View にも寄っていただけました。Badwater Basin をほぼ真上から見下ろせます。やっぱりめっちゃ広い。あとめっちゃ寒かった

ロードトリップ復路

帰るまでが遠足です!というジャパニーズ名言があります。帰り道も最後まで楽しくガイドさんとツアーに同行した方たちと楽しく盛り上がりながら帰りました。

帰り道、ガイドさんや参加されていたほかの方達からの 80 年代の懐メロや「ロス疑惑」といった歴史について楽しく学びました
帰り道に In-N-Out Burger に寄っていただき、憧れのアニマルスタイルポテトを食べることができました。In-N-Out って何て読むんでしょうね、「インナンナウト」でしょうか?
帰り道ちょっと混みましたが無事に Days Inn に戻りました。レンタカーで LA からデスバレーに行こうと思っても慣れない土地で 12 時間以上長距離ドライブするのは厳しいので、このようなツアーが開催されているのはとてもありがたいですね

ひたすら景勝地に連れて行ってもらう日だったので一人旅感はあまり無かったですが、デスバレーに行けてとても良かったですし、思い出になりました。一人あたりツアー参加費 $400 弱に加えて食費やチップやお土産やらで出費がかさんだ日でしたが、その価値は十分にあるいいツアーです。

ただ一つ、ガイドの方もたくさん私たちの写真を撮ってくれていたのですが、解散する際に AirDrop で写真をもらうのをすっかり忘れてしまったことが心残りです。ぼっち旅は自分の写真が撮れないので、珍しく自分が写っている写真が残せなかったことが大変悔やまれます。ぐぬぬ。

Day 3 - ダウンタウン方面に移動してスペースシャトルを見る

ダウンタウン方面へ

とある旅人の「同じ場所に 3 日いればその場所のことは大抵わかるし、長居するといろいろな場所に行けなくなってしまう」という教えに従い、サンタモニカを離れます。あれ、サンタモニカに 3 日もいたっけか……?まぁいいや、サァいくか!

荷物をまとめ、チップを残してダウンタウンへ向かいます。ホテルを発つときってチップ残さなくてもいいんですかね?よくわからんけど。まあ大した額ではないし、ルームサービスの人の大事な収入源だと思うので残します

サンタモニカからダウンタウンは離れてますが、ビンボーなので Uber は使いません。近くにサンタモニカとダウンタウンを結ぶ Metro E ラインの駅があるので、そこから電車に乗ることにします。

Metro はその名の通り地下鉄です。地下は地上に比べて人の目に触れない場所であり、行き場をなくしたホームレスが屋根を求めて集まりがちな場所でもあります。パンデミック以降、特に地下鉄は治安が悪化しているという話もよく目にしますが、E ラインは大半が地上を走行する点と、路線自体も新しく車両や駅構内の設備も綺麗な点から、特に怖いと思うことはありませんでした。ただし、E ライン以外は話が変わるので今回の旅では一切使いませんでしたし、安易に使わないほうがいいと思います。

Metro の利用には TAP という IC カードを使います。地球の歩き方や YouTuber の動画などを見ていると、発券機で IC カードを新規で発行して利用する方法を紹介されていることが多いですが、実はモバイル Suica のようにスマホでも TAP を発行することができます。

note 執筆時点でアプリのレビューがえらい低い(1.0 / 5)ですが、問題なく使えます。ダウンロードして、名前・メールアドレス・滞在先のホテルの住所・携帯番号(SMS 認証は無かったので、日本の携帯番号とかでも大丈夫なのかもしれないですが、保証はできないです)を入力し、チャージ額を指定して Apple Pay で入金すればあとは Wallet に追加するだけです。使い方は普通の Wallet での決済、モバイル Suica や iD、QUICPay と同じです。
ちなみに、Wallet に追加する操作を途中で中断すると、チャージされた仮想の TAP カードが消失して二度と復活できなくなるので注意です。私はこれで $2 寄付することになりました。

モバイルの TAP カードのメリットは残高のチャージがとても楽なことですね。Metro 駅構内の券売機を探してチャージ操作をしたり、Metro Bus の運転手にチャージを依頼したりといった手間が必要なく、Apple Pay だけで必要な時に必要な額だけチャージできるのは超便利ですね。
あと私は試せていないのですが、Big Blue Bus や DASH といった他のバスでも TAP をかざすポートが設置されており、もしかしたら TAP カードだけで LA の公共交通機関はほとんど利用できてしまうかもしれないです。クォーターを用意したりする手間もないので超便利ですね(二回目)。

……とかなんとか申しましたが、結局おみやげ目的でプラスチック TAP カードも発行しました。旅の思い出です。

閑静な住宅街をひたすらてくてく歩きます。雨降っていなくてよかった
道中 Riot Games のスタジオ?本社?を見つけました。League of Legends の開発元らしい
Expo / Bundy 駅です。綺麗な高架駅
40 分くらい乗り続けるとダウンタウンの 7th Street あたりに出てきます。ここから Metro を乗り換えることもできますが、できるだけ地下鉄の利用は避けたかったのと、街の雰囲気を見たかったので地上を歩きます。日中は人通りも多く、割と安心して歩けます。ただしホームレスはいるので、ふるまいが怪しいと思ったら距離を取ったり遠回りするのが吉
この日からの宿泊は Kawada Hotel です。日系のホテルらしく、館内の注意書きには随所に日本語が見られました。こちらのスタッフもフレンドリーで親切です

荷物をホテルに置いた後、知り合いがちょうど LA のダウンタウン近辺に住んでいると聞いていたので、この日はちょうど週末だということもあって The Broad の近くで待ち合せをしました。ちなみに The Broad には今回の旅では行けていません。リベンジしたいです。

SF チックなこの建物は Walt Disney Concert Hall で、LA Phil の本拠地らしいです。ちなみに、Kawada Hotel からこの建物に向かうには結構急な坂道を上ります。坂道の隣にはトンネルもありますが、トンネルの中はホームレスが野宿をしています。間違って中に入らないよう気を付けましょう
コンサートホールの隣には、針を刺しまくった後の豆腐みたいな見た目の The Broad があります。意外とサイズはこじんまりとしているなという印象

カリフォルニア生まれの空飛ぶ乗り物を見る

知り合いにバカ高いオッ高級なお店でオッ高級ランチをおごってもらいました。おごってもらった後は、スペースシャトルちゃんを見に California Science Center に向かいます。

California Science Center はダウンタウンから少し南に行ったところにあり、先の Metro E ラインでも行けます。が、ランチ後からめちゃくちゃ雨が降り始めて駅まで歩く気になれなかったのと、知り合いが Metro を使うことに少しためらっている様子だったので、おとなしく Uber を召喚します。やはり現地に住んでいる人の感覚では、公共交通機関は利用を控えようという気持ちになるんですね。アメリカで身を守るにはそれくらいの心構えが必要なのかもしれないですね。

Uber は言わずもがな。悪質タクシーみたいに料金をぼられる心配もないし、ドライバーはみんなフレンドリーなので安心して使えます。ちなみに後席でもシートベルトはしたほうがいいです、LA はみんな湾岸ミッドナイトのような運転で車線変更を繰り返すので超怖いです。駆け抜けろ!100 mi/h オーバー。

F/A-18C ちゃんを見てテンションぶちあがるオタク。知り合いにドン引きされました。ちなみに California Science Center の入場料はタダです。最高か?
目的のスペースシャトル Endeavour。近くで見ると耐熱パネルに傷や変色があったり、耐熱パネルを識別するための ID などの細かな文字がたくさん書かれていたりして、実物を目でみることができてよかったです。ちなみに、いまは写真のように展示されていますが、California Science Center の拡張工事が終わると燃料タンクと一緒に立てて打ち上げ台にあるような格好で展示される予定だそうです
F-20 と T-38。一緒にいた知り合いに「外にあった F-18 との違いがわからん」と言われたのでしっかりと理解(わか)らせました
DC-8。フライトシミュレータ用に前方部分だけ切り出されたものは成田の航空科学博物館で見たことがありますが、全貌を見るのは初めてです。どうでもいいけど DC-8 や B757 とか A340 とかのスラっとした長身の機体かっこよくない?

もちろん、センターには飛行機以外にも、カリフォルニア近辺の水生生物を紹介する水族館のような展示や、住宅火災のメカニズムを楽しみながら学べる展示など、いろいろ楽しい展示がありました。ただ、飛行機の写真しか撮っていないです。

ちなみに、スペースシャトルを含めたこれらの機体はすべてカリフォルニア生まれということで展示されているようですね。この旅では見逃したのですが、California Science Center には超音速偵察機の A-12 の展示もされているようです。リベンジしたいです。

センター周辺の集合住宅もアメリカっぽくていいです

フードファイトをする

見学を終え、一旦知り合いと別れて Kawada Hotel に戻り、空いた時間で洗濯を済ませます。Kawada Hotel にはランドリールームもあって便利なのですが、やはりここでもクォーター硬貨が必要となります。洗濯 $1.75 と乾燥 $1.25。
フロントに行って両替をお願いし、ついでに洗濯洗剤をフロントで買って($1)、とりあえず回します。旅先で洗濯できるか否かで旅の荷物量が大きく変わるので、ランドリールーム付きのホテルはよく助けられています。

洗濯を済ませ、知り合いと再度合流してディナーを食べに行きます。肉の気分だったので、ダウンタウンの超高級ブラジリアンステーキハウス(Fogo de Chão Brazilian Steakhouse)に行きました。

食べ放題スタイルのステーキハウスで、サーバーがいろいろな肉料理をもってテーブルを回っているので、欲しい肉料理があればそれを切り分けてもらうスタイルの店です。テーブルの上にはお札があって、緑色の面には「Yes Please」、赤色の面には「No Thank You」とそれぞれ書かれており、肉料理が欲しければ Yes Please 面を出しておけばサーバーが声をかけてくれるシステムです。コミュ障に優しい。
ただし No Thank You にしていてもサーバーはガン無視でニコニコしながらめっちゃ肉持ってくるので、あまり意味ないかもしれないです。

めちゃくちゃ高かったけどめちゃくちゃ美味しかった。日本にもこのスタイルのビュッフェもっとできてほしいです。

ビンボーなので食べ放題だと必死に元を取ろうと皿にいろいろ乗せすぎてしまうマン

さすがにディナーは高いので割り勘で会計し、知り合いと別れて Kawada Hotel までてくてく歩きます。夜のダウンタウンは少し心配でしたが、The Broad が面している South Grand Avenue はぼちぼち人もいて安心でした。が、少しでも不安なら近距離でも Uber とか呼ぶべきだと思います。

半日知り合いと過ごしていたので、この日もあんまり一人旅感はなかったです。しかし翌日からは完全に一人。Day 2, 3 といい感じにウォームアップできたので、Day 4 から満を持して異国の地に一人でプラプラすることとなります。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?