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Los Angeles 一人旅レポ / Day 1

かねてより国内一人旅を繰り返してきましたが、「一回くらい一人海外旅行にでも行ってみようか」と思い、ちょうど有給とマイレージが余っていたので 2023 年 2 月末にロサンゼルスに行ってきました。
めちゃくちゃ良かったし楽しかったので、その興奮が止まないうちに note にまとめます。

この note は、自分が将来読み返した時にこの旅を懐かしめるように書いています。なので、本来書くまでもない事ではありますが、note に記載した内容の信頼性などは担保できませんので悪しからず。

準備編

行き先を決める

元からロサンゼルスに行きたいわけではなかったです。正直行先はどうでも良かったのですが、ANA のマイルがぼちぼち溜まっていてそこそこ遠くまで行けることに気づいたので、「折角だから遠くまで行ってやるか」と思い立ちました。口座残高を生贄に ANA カードを連続召喚したお陰です。どう考えても生贄にしちゃマズいんだよなぁ……。

ただし、いくらマイレージで航空券自体がタダとはいえどもお金は多少払います。「旅客サービス施設使用料」とか「旅客保安サービス料」とかそういうやつです。そして忘れてはいけないのが「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」です。

今回の旅で航空運賃以外に払った諸々の料金

燃油サーチャージは「燃料代がかさむ時期にはお客さん各位もちょっとカンパしてね♡」的なシステムで、市場の燃油価格に基づいて変動するらしいです。ちょうど私が有休をとった時期、ANA の日本⇔北米路線には燃油サーチャージとして片道 49,000 円が課されていました。ビンボーな私には厳しみしかありません。

そんな中で「燃油サーチャージを課さない航空会社がある」という話を聞いて調べてみると、ANA と同じスターアライアンスの中でもシンガポール航空が燃油サーチャージを課さず、しかも成田⇔ロサンゼルスの路線を飛ばしているとのこと。ロサンゼルスに行くことにしました。

シンガポール航空なのに成田⇔ロサンゼルス路線がある理由は、note 執筆時点では成田を経由しつつシンガポールとロサンゼルスを結ぶ SQ11, 12 便が運航されているためです。私の時は 50,000 マイル + 7,000 円弱の空港使用料その他諸々でロサンゼルスまでの往復航空券が手に入りました。今更ながら提携航空会社のチケットを取るときのマイル消費レートってどうなってたんだろうか?

スターアライアンス塗装の B777-300ER。ロサンゼルスまで 10 時間ほどのフライトです

必要な書類を集める

日本とアメリカを行き来する際に必要な準備として、日ごろから必要なパスポートや ESTA に加えて以下の書類も準備が必要でした。

  • ワクチン接種証明書。デジタル庁アプリの証明書がそのまま航空会社のカウンターでもアメリカの入国審査カウンターでも使えました

  • CDC 指定の宣誓書。ワクチン接種の記録に虚偽がないことを宣誓するための書類で、チェックイン時に航空会社へ提出しました

  • Visit Japan Web。事前に登録しておくと、日本に入国する際の諸々の申告や検査をスキップできます。ワクチン接種の記録は渡航前でも登録可能なのでやっておきました

ついた(LA 1日目)

バスでサンタモニカに向かう(ただしインターネットは使えない)

11:00 過ぎに LAX に到着、運よく入国審査は混んでなくすんなり入国できました。しかし、事前に amazon.co.jp で購入していた T-Mobile のプリペイド SIM カードがなぜか通信できず、Uber も Google Map も空港のフリー WiFi がないと使えない事態に。もう二度と買わん。

空港の売店で SIM カードを買うことも考えましたが、「30 日以上のプリペイド SIM しかないわよ」と売店のお姉さんに言われたので、仕方なし街に出てそこでプリペイド SIM を買う作戦にします。最初の宿泊地サンタモニカへ向かいます。

地球の歩き方先生によると、LAX からサンタモニカへは Big Blue Bus(BBB と略すらしい?)の 3 番に乗ればよいとのこと。バス停の場所をフリー WiFi が繋がるうちに確認し、いざ出発。国際線が駐機する B タミから迷いながら 30 分くらい歩きました。

検索履歴と GPS からわかる現在位置だけを頼りにバス停へ向かいます。インターネットのない現代人は無力

バス停につき、なんとか 3 番のバスに乗ります。BBB には 1.25 ドルで乗れますが、クォーターがなかったので 2 ドル投入しました。おつりは出ませんでした。そういうシステムらしいです。ここはアメリカです。

現金で BBB に乗る場合は事前にクォーターを用意すると吉です

写真の通り BBB はとても綺麗で、昼間に乗る分には治安も問題なさそうです。一人だけ独り言をブツブツ言ってるお兄ちゃんが途中から乗ってきましたが、プロコミュ障の私は話しかけづらいオーラを出すことがとても得意なので、絡まれることもなく無事にサンタモニカに着きました。
とはいえ、運転手が近い前寄りの席に座ることと、出入り口近くの席には座らないこと(降車のタイミングでスマホや荷物を取ってそのまま逃げられてしまわれないように)の 2 点は意識したほうがいいかもしれないです。

ホテルにチェックインしてインターネットを手に入れる

サンタモニカに着いて、まずは重い荷物をなんとかしたいのでホテルに向かうことに。道中 SIM 屋さんがあったらいいなあと思いつつ、地球の歩き方先生に付属している地図を片手に歩きます。Google Map も Uber も使えないので、地球の歩き方がなければ詰んでました。地球の歩き方 is all you need。

アメリカだあ
アメリカだなあ

Santa Monica Blvd を 30 ブロックほど北東に歩いてホテルに着きました。1 時間くらいでしょうか。アメリカくると距離感よくわからなくなって、地図上では徒歩圏内に見えても全然遠いことがよくあります。

とりあえずチェックインして、フロントで 1 ドル紙幣をクォーターに両替してもらって、荷物を部屋に置いて、ベッドにダイブしながらフリー WiFi に接続します。インターネットは最高だぜ。

近くに SIM 屋はなさそうでしたが、調べていくとオンラインで申し込みできるタイプのプリペイド eSIM たるものがあるそうで。
即開通できそうだし、10ドルくらいで申し込みできるとのことで、もしダメでもダメージ少ないので物は試しにやってみました。Nomad というサービスです。

SIM フリー版 iPhone 12 Pro でポチポチ操作したところ、決済後すぐに eSIM がインストールされて回線開通し、モバイル通信できるようになりました。All you need is Nomad。
ただし、プランによると思いますがモバイル通信しか使えず、電話番号は付帯しないような場合もあります。現地のレストランを予約したり電話番号の認証を通すといったことができないのでその点の注意は必要ですが、データ通信だけで十分であれば安いし非常に便利です。

【追記】
Nomad のリファラルコードを載せておきます。eSIM 購入時にプロモとしてコードを入力するとただでさえ安いのに更に $3 安くなりますので、もし使う用事があればどうぞ。
KAZU84HK

サンタモニカ観光

どこでも繋がるインターネットが手に入ればもう無敵です。荷物を置いて観光に出かけます。早速手に入れたクォーターを握りしめてサンタモニカの街に向かう 4 番の BBB に乗ります。

SIM の開通を祝うかのような虹。ちなみに私が滞在していた時期にあわせて記録的な大寒波も西海岸にかけて押し寄せており、LA にしては珍しく連日雨が降ってました。俺は悪くねぇっ!俺は悪くねぇっ!!
夕日とサンタモニカピアの入口
稜線が最 of the 高
ピアをはじめサンタモニカ近辺は日本人旅行者も多く、所々で日本語が聞こえました
ここはかの有名なルート 66 の終着点でもあります
サイクリングをしていたり、ビーチバレーをしていたり、犬と一緒に散歩していたり、みんなビーチで各々の時間を過ごします。私はツイッターしました
あの夕日は日本では翌日の朝から昼にかけての陽になっていると思うと不思議な感じです
Santa Monica IPA めちゃくちゃ美味かった

少し怖い思いをする

とまあ綺麗なサンタモニカを堪能したのですが、少し怖いこともありました。

サンタモニカにもホームレスがちらほらいます。
基本的にホームレスは話しかけてきたり危害を加えてきたりするような事はないのですが、サンタモニカピアからバス停に向かう途中ですれ違ったホームレスが少し離れたところで突然叫び出し、同時にバチバチとスタンガンのような音が聞こえてきました。怖いので振り返って確認しようという気にはなれなかったのですが、誰かがケガをしたような声は聞こえず、それ以後は特にスタンガンらしい音は聞こえませんでした。

ホームレスの中でも、ドラッグ中毒になっているホームレスは何をしでかすかわからない恐怖があります。近づいても大丈夫な / 危険そうなホームレスの見極めは、やはり現地のアメリカ人が一番得意です。歩く際には常に他のアメリカ人が周りにいるかどうかを念頭に歩くことは常に心掛けてましたが、それでも怖い思いをするときはあるんだなあと改めて気を引き締めるきっかけになりました。

煌びやかなサンタモニカですが、夜は一層気が抜けません

ホテルに戻る

19 時も過ぎ、移動の疲れもあるのでバスに乗ってホテルに戻ります。夜の BBB も特に不安になるようなことはありませんでしたし、日本の中学・高校生くらいの女の子もバスに乗っていたので、多分これくらいの時間ならまだ大丈夫なんでしょう。

宿は Days Inn by Wyndham Santa Monica/Los Angeles。Days Inn はホテルチェーンのようでとても綺麗でした。フロントのお兄さんもとてもフレンドリーで最高です。利用の際には歩いて向かわず、バス等を利用することを強くお勧めします、遠いので
バカデカキングサイズベッドに一人

ちなみに、事前に購入していた T-Mobile の SIM がなぜかこのタイミングで使えるようになりました。PST 10:00 には開通するはずが10時間近く遅れての開通です。
これ以後、Nomad の eSIM カードは結局不要になってしまいましたが、とても便利なので次回海外行くときもまた使おうと思います。

つづく


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