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歌の日記帳

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「歌日記」として、つくった歌のかけらと文章をまとめています。 よかったら、ご覧ください。
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#音楽

『グッドバイ』【あなたのうた #30】

『グッドバイ』【あなたのうた #30】

今日お渡しした『あなたのうた』。

「旅をすることは、よき別れを重ねていくことである。」
よき参加者さんとの出会いから、こんな歌がうまれました。

『グッドバイ』
作詞・作曲 澤 祐典

からだに宿した なにかに頼って
無限のかなたへ おれは行くよ
だれかを探したい この世のどこかで
きみに出逢うまでは 死ねない 旅をする

前と後ろ裏返し 伸びきったTシャツの
胸に書かれた文字は
ただ「余裕」と

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『しごとのうた』
作詞・曲 澤 祐典

あぁ やんなっちゃうなぁ
そんなふうに 思ってた
ぼくの街に今日
雨がにわかに降るらしい

日々 たえまなく
迫りくる 選択肢に
押しつぶされそうになりながら
なんとかやっているのです

たとえばそれは
宇宙ロケットが
月にたどり着く 三日前

うちの近所の
草むらのなかで
リンゴを運ぶ アリのよう

あぁ どんなふうにして
この思いを 空に返せばいい?

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光を待つ

澤 祐典

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『光を待つ』

まごうことなき 春の音づれに
明日を待つ俺に 光を差すために
dreaming... dreaming...

惚れた腫れたの 人間(ひと)の運命(さだめ)に
いつとも知れぬ 今生の別れに
dreaming... dreaming...

飛び立つ 鳥達よ
永久(とこしえ)に 愛の火を
絶やさぬよう

空に舞う
光を待つ

痛みを抱く 
光を待つ

見上げた空に
ほら一番星

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『春によせて』

作詞 澤 祐典
作曲 澤 祐典

にぶい光の中で たたき起こされた
僕らの生 きょろきょろしてる
うすく目を開けて 見えた世界は
意外に青く 静かに感じられる

きっと世の中の 疑ぐり深さで
ゆがんで薫る 春の気配
それは空を覆う 雨雲のように
どんよりとして 心を憂鬱にする

目印のない 旅路の果てに
安息の地は 見つかるのかな
思い通りなんて ならないまま

春の風に 吹かれ

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jealousy

澤 祐典

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『jealousy』

作詞 澤 祐典
作曲 澤 祐典

あ、ちょいと 本気のテイで let it be
それは edge of the, edge of the night

見張る 女の目は jealousy
そりゃもう evil, evil night

ああ予期せぬほど
泣けてきちゃう ほろほろり
意外とこう見えても
涙もろいのよ

生き急ぐ 愛の三叉路
奪い合うだけじゃ
またすぐに飽和し

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最果て

澤 祐典

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『最果て』

作詞 澤 祐典
作曲 澤 祐典

あんなに そばにいた毎日も
あんなに 熱くなったこの胸も
みんな 夢みたいに 消えてしまうの?

いつも 大事にするって言ったのに
いつも きれいだねって言ってくれたのに
なにがいったい あなたの心に
陰をさしたのかしら

永遠は どこにもない
人は最果てで 生きるしかないな

こんなに 悲しい未来になるのなら
どうして あんなにやさしくしたの?

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今日の青

澤 祐典

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ショボくれた 想いを
空の青に溶かして しまえたなら
消えかけた 願いを 思い出すよ

そう いつだって よみがえるよ

夢なんて かなわない
それでも生きていくしかない 現実と
右往左往する 未来
思わず 叫びそうになる

ちぎれそうな 絆を
たぐり寄せてはじめて
きみに会えたんだ
いまでも ずっと 想い続けてるよ
空の青に溶かして

そう 尽きることのない
愛がいま よみがえるよ

メガネ

澤 祐典

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ぼくはハナウタから曲が生まれるまで伴走する『作曲事始』という仕事をしていて、その中でよく「どんなことでも歌になる」と言います。

この曲は、そのお手本みたいなもんですよね。
中学ぐらいからずっとかけていて、もう顔の一部といってもいいメガネ。
そのメガネから見た景色について書いてみました。

 * * *

『メガネ』

作詞 澤 祐典 作曲 澤 祐典

ほぼ顔 ほぼ顔 ほぼ顔 ほぼ顔

ほぼ顔とし

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ヒマワリ

澤 祐典

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一年前の夏につくった曲ですが、今朝、急にメロディーを思い出して「いい曲だな」と思ったんで、仕上げてみました。

「どうせいっちゅうんだ」というところと「夏の恋はお久しぶり」というところが気に入っています。

あとは、こういう曲だとわりと悲しい感じで終わるのが好みなんですが、この曲は最後に魔法をかけて、ハッピーエンドにしてみました。それもいいかなと。

***

『ヒマワリ』

作詞 澤 祐典 作曲

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暴れだす

澤 祐典

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いま作っている20曲めの『#あなたのうた』に使わなかった部分でつくった曲。
ベースは B'z ですね。あの歌い方でしか出て来ないリズム感ってあるなあ、やっぱ。あれは稲葉さんと松本さんの発明なんだな。

で、曲はというと、転調はあるわ、リズムはややこしいわでなかなか録音が大変でした。なんとかミスなくできたワンテイクをひぃひぃ言いながらアップしとります。くたびれたー。

***

『暴れだす』

作詞

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長い梅雨もあけて、すっかり真夏になりました。暑いですね。
蝉もわんわん鳴いて、そうめんが似合う季節になりました。

不快指数というくらい、ちょっと蒸し暑い日がつづいて、こんな曲をつくってみました。

いろんなことがあるけれど、それはもしかしたら夏のせいかもしれない、と。

 * * *

ああ うだる夏の日
蝉時雨も うざったいくらいだわ
やたら騒いで

おお 限りある時
命の灯を つないでゆけた

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ここではないどこかへ。

ここではないどこかへ。

昨日の『歌い手冥利』で唄ってくれた歌を、ご本人の許可をいただいて、先程アップした。

先に二曲唄って、これが三曲目。
伴奏を練習していたので、ちょっとしたセッションのつもりで参加したら、歌の力に惹き込まれるようにして、どんどん夢中になっていって、

なんだかすごいところまで行った。

あったかくて丸いなにかに、大きく包み込まれている、みたいな。

指と指を合わせて、その触れについていく「影舞」でも

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昨日、7月31日の『歌い手冥利』で唄ってくださった歌。
ぼくは後ろでちいさく伴奏しています。

途中、伴奏に夢中になって、我を忘れて、ぼくはここではないどこかに行きました。

なにかあったかくて丸い空間に、すっぽりと包みこまれたみたいな。

演奏が終わって、彩乃さんが「すごい!」と叫んでいますが、その感覚、ぼくもよくわかる。なんだか本当にすごかった。

あれが「音楽」だったのかもしれない。

梅雨明けだからか、早めの夏バテか、先週くらいからいま一つやる気がでない。

そしたら、気に入っている占い(しいたけ占い)でも「少しクズになる時間を持って」と言われて、あー、いまは、そういうときなんだなと観念した。

なんにもしたくないときは、なんにもしなくていいのです。

と思って、今日すごしたのだけれど、結局、家事をしたり料理をしたり、いつもよりなんか精力的に動いてしまっている。ありゃりゃ。

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