あなたにも「孤独死」が、必ず訪れます 〜人はひとり生まれひとり死んでいくもの〜
”孤独”というのはどういうことでしょうか。
敬愛する故瀬戸内寂聴の言葉。(=お釈迦さまの言葉)
人はひとり生まれひとり死んでいくもの、死ぬために生まれ別れるために会う運命と、お釈迦さまは教えてくださっています。
昔聞いた、その言葉に共感しました。
ことさら孤独なんて言ってみても仕方ありません。
ましてや、孤独死なんて何の意味もありません。
あらゆる生き物は、必ず独りで死を迎えるのですから。
総務省『国勢調査』によると、総人口に占める単身世帯(ひとり暮らし)の割合は、1985年は6.5%だったが、2020年1人暮らしが世帯全体の38.0%となり35年間で5.8倍となった。
50歳時点で一度も結婚をしたことのない人の割合を「生涯未婚率」と呼ぶが、男性の生涯未婚率は1985年まで1~3%台で推移した後、2020年男性で約28%、女性で約18%となった。
つまり、2020年現在、50歳男性の2.8人に1 人が未婚者となっている。
男性が女性の1.6倍も未婚が多いのは、男性は何度も結婚する人がいるからです。
ともかく、ひとり世帯は劇的に増えてゆきます。
夫婦であっても、夫の方が寿命が短いのですから、妻は孤独になる。
こんな時代に、「孤独死」を寂しい人生であったかのような感じ方はいかがなものかと思います。
”孤独=寂しい”というような考え方を捨てる時代のようです。
その一言で人生を締めくくられたら、本人はたまったものではありません。
どんなに世の中に貢献し、誰かのために生きてきても、「あの人は孤独死だった・・・」というひと言で人生の最期を、ことさら強調するのはいかがなものでしょうか。
しかし、「孤独」が否定的なイメージだと思いこむなと言っても仕方ありません。
孤独という言葉を使わなければいいのです。
1人で住んでいても、何らかのかたちで社会と繋がっている。
毎日の食事について考えても、スーパーで野菜を買えば、農家の方や流通の方と関わって生きているのです。
道路を歩き、自動車や電車や飛行機に乗っても、沢山の関係者の方々のお世話になっています。
生きるということは、日々、沢山の(他人からの)恩や義理を感じながら生きていることになる。
そう考えれば、生きる事がそもそも独りではない。
つまり、誰もが皆、社会の一員として生かされています。
孤独である事を悲観的にとらえないで、”当たり前のこと”と考える。
そうすれば、孤独に悩む事もありません。
「孤独死」という言葉を使わなくなる社会が、これからの新しい価値観になるはずです。
最後に、寂聴さんの前向きになる”名言”をもうひとつ。
「生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能や日々の仕事に努力しつづけることです」
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