FRBが金利を上げる本当の理由 〜米国債保有残高の現状と怪しいタックスヘブン〜
米国財務省の資料によると、2021年までの米国債保有1位の中国の売りが急速で、2022年から日本が米国債保有1位になっています。
https://ticdata.treasury.gov/Publish/mfh.txt
1位 日本 1兆763億ドル
2位 中国 8671億ドル
3位 イギリス 6545億ドル
4位 ベルギー 3543億ドル
5位 ルクセンブルグ 3294億ドル
6位 ケイマン諸島 2838億ドル
7位 スイス 2697億ドル
8位 アイルランド 2548億ドル
9位 台湾 2255億ドル
10位 インド 2241億ドル
<売却額ランキング>
1位 日本 2245億ドル
2位 中国 1732億ドル
3位 アイルランド 799億ドル
4位 フランス 349億ドル
5位 韓国 278億ドル
<米国債購入額ランキング>
1位 ベルギー 827億ドル
2位 インド 252億ドル
3位 ケイマン諸島 210億ドル
4位 イラク 183億ドル
5位 ドイツ 173億ドル
6位 UAE 137億ドル
7位 メキシコ 124億ドル
8位 スペイン 120億ドル
9位 バハマ 111億ドル
10位 バミューダ諸島 92億ドル
タックスヘイブンの場合、資産運用会社のファンドを通して米国債(550億ドル)を買っています。
米国財務省でもその買い手(機関投資家)を全て把握は出来ません。
噂レベルですが、中国が買っているという理由に、ロシア(ウクライナ戦争)に対すると同様の、将来の経済制裁でもタックスヘブンを通していたら回避出来ることがあります。
今のところ、中国の米国債売却に比べると小さなものです。
2021年度の米国の財政赤字は2.6兆ドル、2022年は1.4兆ドルです。
2年間の国債発行は、3.8兆ドル(494兆円)です。
貿易収支が赤字の米国内で消化されるドル国債は、60%の2.3兆ドルです。
40%の1.5兆ドル(195兆円)を、FRBは海外に売らねばならない。
米国が政策金利↓を4.50〜4.75%上げているのは、短期2年国債の金利を4.42%と、金利を高くしてドル国債を売りたいからです。
日本と中国の米国国債売りも影響し、異例の1年に4ポイントも短期国債の金利をあげました。
海外は、満期が来た低金利の2年債の額面100%の返済金を受け取ると、金利が4.42%に上がった2年債を買っているのです。
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