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母乳と粉ミルクの違い 〜重要な”病”の原因にも〜

「母乳がいい」というのは、人間の乳と牛の乳の違いだから科学的な知識がない人にとっても、何となく感じることです。

母乳と粉ミルク(=牛乳)の違いを、科学的に考えます。

粉ミルクとは:育児用調製粉乳ともいい、生乳や牛乳などまたはこれらを原料として製造した食品を加工し、または主要原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加えて粉末状にした製品。

ウイキペディアより

【タンパク質含有量について】
人間の母乳に含まれるタンパク質は主にホエイタンパク質であり、消化が容易であり、乳児にアレルギーや不耐症を引き起こす可能性が低くなります。

牛乳にはカゼインタンパク質が多く含まれているため、消化が難しく、一部の乳児ではアレルギーや過敏症を引き起こす可能性があります。

【脂肪について】
人間の母乳には、脳の発達と全体的な成長をサポートするように設計された、必須脂肪酸を含む脂肪の独自のブレンドが含まれています。

牛乳には異なる脂肪組成があり、人間の乳児にとってはそれほど最適ではありません。

【炭水化物について】
人間の母乳には主な炭水化物源として乳糖が含まれており、人間の乳児はこれを十分に許容し、必須エネルギーを供給します。

 牛乳にも乳糖が含まれていますが、乳糖とタンパク質の比率が人間の母乳とは異なり、乳児にとっては消化が難しい場合があります。

【ホルモンと成長因子】
人間の母乳には、乳児の成長と発達を促進するさまざまなホルモンや成長因子が含まれています。

 牛乳には子牛用のホルモンや成長因子が含まれている場合がありますが、人間の乳児には適していない可能性があります。

【免疫因子】
母乳には、乳児の免疫システムを強化し、感染症から保護するのに役立つ免疫因子、抗体、その他の保護物質が豊富に含まれています。

牛乳には母乳に見られる免疫力を高める特性がありません。

以上

当然のことながら、母乳は乳児の栄養ニーズを満たすように設計されています。

多量栄養素のタンパク質、炭水化物、脂肪と、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が最適な構成となっているのです。

牛乳は子牛の成長と発育を目的としていおり、乳児にとって消化が難しく、特定の健康上の問題を引き起こす可能性があります。

例えば、母乳はアレルギーを引き起こすことはほとんどないが、牛乳は、特に 1 歳未満の乳児に与えられる場合、アレルギーを誘発する可能性があり、一部の子供にはアレルギーや不耐症を引き起こす可能性があります。

不耐性とは:乳糖を消化吸収できず下痢などの症状を引き起こす病気のことです。

最新の研究では、後天的「発達障害」の原因にもなることが分かっています。

発達障害とは:幼少期から現れる発達のアンバランスさによって、脳内の情報処理や制御に偏りが生じ、日常生活に困難をきたしている状態のことです。

粉ミルク(牛乳)は、乳児の生後 1 年間は母乳の代替品として適していないことに注意することが重要です。

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