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家庭内の”購買決定権”は、どちらにあるのか 〜データが示す時代の変化〜

”引っ越し屋”の話で、家具の配置でもめて離婚する夫婦がいると聞いた。

私の人生での経験上、こんな話は聞いたことがなかったので驚きました。

平成・令和時代に、奥様が主で引っ越しを取り仕切ると、旦那が抵抗するからもめにもめるのでしょう。

家庭内の購買決定権調査について、2019年女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ様のデータを参考にさせて頂きます。

◆回答者属性 全国500人 女性25歳~60歳
(既婚者・パートタイマー200人、正社員200人、専業主婦100人)

グラフ下のコメントは、全て私の独自のものです。

【夫のものの購入】

夫のものは、夫が選ぶ傾向が強い。

昭和世代的には意外でした。

私は、常々、夫のものは妻に選んでもらうのが良いと考えています。

何故なら、夫はほとんどの場合、ファッションセンスがないからです。

巷にある女性のファッション雑誌の数は、男性のファッション雑誌の比ではありません。

例えば、ある友人夫婦では、夫が当日着るものを自らが選ぶので、友人と余暇を過ごす際に、旦那の格好がダサくて妻の評価(妻が選んだようになり)まで下がることになります。

一時期、”ちょいワルオヤジ”として一斉を風靡した『LEON』のコアユーザーの75%は世帯年収1000万円以上で、10%が3000万円以上です。

現代で言う「イケオジ」を目指すなら、昭和の時代も令和の時代も変わらず妻の選択がいいようですが・・・。

【妻のものの購入】

これは当然の結果でしょう。

私ごとですが、私は元妻の下着を海外で購入するのが好きでした。

職業柄、米国の流通視察目的で、有名なチェーン企業の経営者達と何十年間も米国に通いました。

その当時、世界の下着のトップブランドは、ビクトリアシークレットでした。(現在は、身売りして再生中です)

ビクトリアシークレットのファッションショー

日本人には超派手と言われてましたが、私の元妻に着て欲しいからこそ視察先のビクトリアシークレットで大量に購入しプレゼントしたのです。

これには、とても大切な意味があります。

妻には、いつまでも女性として輝き続け、美しくあって欲しいからです。

キャラクターの下着やババ下着などは、家庭内のセックスレスの原因にもなります。

理想としては、子供が就寝すると夫婦2人になって、妻はエレガント(しなやかな素材)でセクシー(太もも露わとなる)なナイトガウンを纏い、素敵な下着で誘惑して欲しいのです。

とは言え、派手すぎて元妻に引かれることもありましたが、”気持ち”は伝わっていると信じています。w

男性の性欲は、大脳皮質の発達から退化しているので女性が誘導するしかないのです。

ありがちな、妻が赤いレースの下着を着けるだけで、(夫が)「浮気しているだろう・・・」などという夫婦関係では絶望的です。

これに関連する投稿は、他でも詳細に述べています。

【子どものもの購入】

夫が関わらないのは、少し疑問が残ります。

特に、子供の教育というのは、夫婦で話し合うことで子供の性格や特徴を把握できるものと考えます。

このデータの通り、子育ては妻に頼りっ切りになりがちですが、多様化の時代において、夫も少しは関わる方が子供の立場としても良いのではないでしょうか。

【家庭内で使うもの】

家庭内のことですが、冒頭のような引越し離婚の例で分かるように、夫の決定によるところが大きいのですから、あれこれ妻が細かく配置まで口を出さない方がいいでしょう。

賢い妻なら、引っ越しでは夫に花を持たせて、実生活がスタートすれば自分好みにドンドン変えればいいのです。

車選びは、一家に一台だと問題ですが、夫が通勤等で乗らないならば、ほぼ(家族目線で)妻が決定することになるのでしょう。

自動車会社のショールームは、夫婦で営業員の話を聞くのがほとんどですし、妻の意見が重視されています。

台所用品は妻の決定(ほぼ100%)というのは当然でしょう。

家事は女性の方が優れているからです。

男性が料理する時代であっても変わってないようです。

ペットに関する支出も、女性がお世話する確率が高いからだと思えます。

旦那はいいとこ取りと(妻から)非難されることも頷けます。

最後に、購買決定権は、お金の管理とも直接関係します。

現状では、妻の管理が半数です。

マイナビ調査より

そうならば、購買意思決定も大きく偏らないということになるので、アンケート調査のような結果になるものと思われます。

こうして様々な調査結果を観察・分析すると、時代の変化を感じる部分もあれば、昭和の時代から普遍の部分もあることが分かります。

日本人の”家庭”や”家族”の概念は、5万年前から営み続けられ継承されてきたものです。

急激に変わることは、男女関係において、むしろ好ましくないのかも知れません・・・。

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