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日記 2024.3.8(金) 雪の朝/新しい化粧品/台所仕事いっぱい/図書館へ行っただけ/久しぶりの銭湯

金曜日。3時ごろ頭の上がすーすーして目が覚める。そろそろ予報では雪が降り始める頃。携帯をチェックする。フリマサイトに出品していた本が売れていた。メッセージを返して本日発送の旨を伝えておいて二度寝を楽しむ。

7時ごろ再び目が覚めると外でガリガリガリと音がする。雪かきをする音か。雪が積もったのかと胸が躍る。出窓のロールカーテンをあげる。すりガラスの外はくもりなのにやけに明るい。窓の方へ行き確認するとうっすら積もっていた。なんだか嬉しくなる。

いつまでも布団の中でだらりとしていたら8時すぎてしまった。顔を洗って化粧をしていく。昨日買ったラベンダー色の日焼け止めを試す。びーっと伸ばさずに手のひらで押さえるように顔にのせていく。お、なんだか顔色が明るい。昨日までのかぴっとした乾燥もなくうるおいも感じられる。これはいけそうだと思ったのでファンデーションを塗らずにコンシーラーを重ねるだけにしてみた。顔全体が自然な色味のまま明るい。白浮きもなさそうだ。よくみるとメイクアップベースとの記載あり。ああそうか、これはお顔専用なわけだ。ボディ用はもう少し薄着になってきたらたっぷり使えるものを買ってみよう。

鏡の前を通る度に肌を確認する。いい調子で気分がいい。朝ごはんに里芋のポタージュを温める。昨日の味を思い出して、クミンを少し加えてみた。豆乳も追加してのばしながら温める。ポタージュってどうしてこんなに美味しそうなのだろう。ゴムベラを使って丁寧に器に注ぎ入れていただきます。美味しい。もしかしてわたしのポタージュの決め手ってクミンなのか。適度に塩気を感じるクミンの味わいはアクセントにもなっていてすごくいい。里芋ののっぺりとした味わいをまとめる役としてすごく適任なのだ。恐るべし、クミン。

やることいっぱいの台所仕事。ひとつずつやっていくぞ。お湯を沸かして梅醤番茶を淹れる。今日はもちろん図書館へ行くのでたっぷりと。酵素たちのお手伝いも忘れずに。レモン酵素シロップと生姜酵素シロップの変化の仕方がまったく違って面白い。レモンはどんどん変化してあわあわになって元気いっぱい酵素が働いている。一方の生姜はしーんとしていてなかなか変化しない。じっくりじんわりタイプのようだ。それでも毎日見ていると小さな変化はある。混ぜたヘラを舐めると最初の頃はなかった喉にカッとくる生姜の辛味を感じるようになってきた。目に見えないところで静かに酵素は働いている。

見切り品で買ったしいたけをスライスして干していく。スライスして干すとぱっと使いやすい。しいたけは生で食べるよりも乾燥させた方がぐっと旨みと香りが増す気がする。ここまで知っていると見切り品を躊躇なく買うことができるようになってきた。むしろいいんですか、という気持ちになる。
干しっぱなしにしていた白菜と生姜を干し場から引き上げ瓶に詰める。お母さんの失敗からの発見でやってみることにした干し白菜。冬の時期、畑で出番を待つ白菜の1番外側がこんなふうになっていたよな。水分が抜けてからっからに仕上がった。干した生姜を粉にするのは今度にしよう。
どんどんいくぞ、お昼ご飯も準備しておく。干し白菜、干し椎茸、昆布、鰹節を水に浸けておく。数時間でも多少出汁は出るだろう。ぬか漬けの瓶がふと目に入る。昨日にんじんを入れておいたのだけれどなんだかぬか床の様子がいつもと違ってみえる。ところどころに隙間ができているのだ。なんだなんだと蓋をあけてぬか床に手を入れる。やわらかな触感。きゅうりを漬けた時のべちゃっとする感じとまったく違う。水分が程よく抜けてふっくらふわほろ。気持ちが良さそうなベッドになっている。思わずわたしもぬか床に入ってみたくなった。

家の中に吊るしておいた洗濯物を畳んでいく。今日は朝からやることいっぱいになってしまったな。取りかかるまでは面倒な時もあるし疲れるけれど、家事ってなんだか達成感があって終わると心地よい充実感で満たされる。
携帯をみるともうひとつフリマサイトで商品が売れていた。梱包をしていく。大事に集めていた本たちがここのところいくつか売れていく。必要な人のところに届くような気がするからフリマサイトで売るのは楽しい。
明日持っていく贈り物たちも包んでおく。贈り物のラッピングは、昔から自分でするのが好きだ。近ごろはステキな包装紙を集めていないけれど、Amazonから届く荷物のクッション代わりに入っている紙が好みなので必ず取っておく。くしゃっと大胆に包んでかわいい紐で結んで出来上がり。

発送とお水を買いに外に出る。気温は低くないようなので雪がどんどんとけている。にぎやかで忙しい音がそこらじゅうの建物から聞こえてくる。もう道路にはほとんど雪は残っていなくてちょっぴりさみしい。
お昼にしよう。土鍋に火をつけてお味噌汁をつくる。蓋の上ではご飯を温める。今日の味噌汁は少しだけカレー粉も出汁代わりに入れてみた。味噌を入れなくてもいいくらいの美味しい汁になる。最近はとろろ昆布がお気に入り。出来上がった味噌汁にたっぷりとのせて食べる。とぅるとぅるが美味しい。この間作ったひじきとおからの炒め煮、ちょっとしたおかずとして重宝する。よく噛みながら午後のスケジュールを確認する。特になし。ゆっくり図書館で考えを巡らせることができそうだ。

図書館へ向かう。もうこの辺りにいる鳥のことは分かってきた。シジュウカラの鳴く声。声の先を見ると忙しそうに飛び回る姿あり。今日は大通りを通る。静かな住宅街を通りたい時が多いけれど、今日はなんとなく大通りを行く。
図書館の椅子の座り心地にも慣れてきた。本を3冊選んで座る。眠たい。ちょっと目をつむる時間も取りたい。チコリコーヒーを豆乳ラテにしたものと梅醤番茶をナルゲンに入れてきたので存分にこの席で楽しめるぞ。

図書館に来るだけでもう満足しているような気がする。毎日外へ出る。大好きな小さな自分だけの空間から少し離れてみる時間をつくる。決まった時間をそこで過ごす。そんなことを習慣にして繰り返していくとまた何かが変わってくるだろうか。
図書館の本を読み進める。眠たい。今日は眠すぎる。あくびばかりでる。リュックを替えたら鉛筆と消しゴムを忘れて来てしまった。しまった、書くものが何もない。開き直って今日は本を読んで少し目をつむったりして過ごそうと決める。あっという間に帰る時間になった。
16時に図書館を出る。今日はあんこがどうしても食べたくてずっと考えている。行き道のどら焼きが人気の和菓子屋さんは昨日はどら焼きが売り切れで、今日は定休日だった。そんなこともあって余計にあんこが食べたくなっているのかもしれない。結局セブンイレブンのあんぱんを買って帰った。
お腹が空いた。家に帰ってすぐにコンロに火をつけお昼の残りのお味噌汁を温め始める。土鍋は温まるまで少し時間がかかるのだ。かさましにオートミールを入れる。少し頭痛がする。今日は音と光の刺激を敏感に感じる。なるべく電気をつけずに夕飯の支度をする。
夕飯を食べてあんぱんをかじる。携帯の画面を見るのも少しつらくて台所で少し横になる。銭湯も断念しようかと思ったけれど先週も行けなかったので行きたい。横になってしばらく安静にする。
今日はもうデジタルから離れると決めて銭湯へ向かう準備をする。銭湯で温まればすっきり良くなるかもしれないと期待しながら向かう。
19時ごろ到着した銭湯。この時間からだんだん人が増えてくるのだけれど、カランでカラダを洗っている間はほとんど人がいなくてのんびりしている。よかった。今日も腰湯でいきます。浴槽の中で中腰になる。角が空いていると後ろに腕をひっかけてうまく中腰ができる。ああ気持ちがいい。今日は奈良のハーブ湯だった。仏像の旅で大好きになった奈良は、薬草などを使った民間療法が昔から盛んだった地域と知る。また新しく興味が広がっていく。

銭湯のカラカラという音、ぼんやりとした光は刺激に感じない。目も、耳も、体も、こころも、緊張がとけていく。
明日の予定にすこし緊張していたんだなと気づく。もう準備も出来たしあとは帰って眠るだけでいいよと自分に声をかける。寝る前には少し本を読んで明日を楽しみに目を閉じる。





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