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「トラベル・ディバイド」の解消

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#アクセシブルツーリズム

旅行をしたくないから旅行回数が減るのか「トラベル・ディバイド」の考察④

旅行をしたくないから旅行回数が減るのか「トラベル・ディバイド」の考察④

引き続き、「トラベル・ディバイド」について、考察します。「トラベル・ディバイド」の理由はお金や時間が足りないためではなく、「重い荷物」である可能性が極めて高い、と第2回、第3回で検証しました。今回は「トラベル・ディバイド」を解消すべき理由を探ります。そもそも、「トラベル・ディバイド」が発生していても、困っている人がいないのであれば、何も問題がないためです。

今回もシニア(高齢者)層の旅行回数減少

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旅行回数が増えると幸せになり認知症が減少する「トラベル・ディバイド」の考察⑤

旅行回数が増えると幸せになり認知症が減少する「トラベル・ディバイド」の考察⑤

今回はシニア(高齢者)層が旅行回数を増やせば、社会的コストを大きく下げることができるという点について考察します。前回、ソニー生命の「シニアの生活意識調査2023」の調査で多くのシニア(高齢者)層が「旅行に行きたい」ということが分かりました。なぜ人々は旅行に行きたいのでしょうか。

東北大学加齢医学研究所と旅行大手のクラブツーリズムの研究によると「旅行によく行く人は幸福度が高まる」ということです。こ

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『「トラベル・ディバイド」の考察』のまとめ

『「トラベル・ディバイド」の考察』のまとめ

「トラベル・ディバイド」は、シニア層、障がい者、乳幼児を連れ家族など特定のグループの旅行回数が大幅に減少する現象を指します。このシリーズでは、「トラベル・ディバイド」の背景、その影響、および解消のための戦略を考察してきました。

「トラベル・ディバイド」の原因はお金や時間ではなかった

2019年のデータでは、70歳以上の国内旅行が34%、海外旅行が72%減少。障がい者と乳幼児連れ家族の海外旅行回

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