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春風亭昇吉さん

 木曜日のテレビ、プレバトの俳句が面白い。
 
 先週の冬麗戦でベストに輝いた春風亭昇吉さんの句が素晴らしかった。
お題は大笑い、
「一月の 笑いの外に ひとりいた」
 
 大学入試の浪人時代に、自分だけ正月もなにもなかったことを回想しての俳句だそうだが、浪人に限らず、世に正月どころではない人も多々いるはずだ。人はそれぞれ千差万別、にこやかに笑って過ごすのもありだし、年の初めに前年を、あるいは人生を振り返り、諸々を考えて過ごす人もいるだろう。今年の私は後者だった。ともかく一年間無事で過ごすことを目標と決めた。
 
 春風亭昇吉さんは3月にも、いい句を出している。
「三月の 空に託せる ものがない」
 
 彼は、高校生の時に未来を託せるものが掴めなかった、と述べている。大学入試に落ちて浪人するからだろうか。3月は卒業や異動の時期、新たな生活に期待より不安が大きい方が多いのではないか。私も53歳で新潟に転勤した時は、まさに託せるものがなかった。
 
 春風亭昇吉さんは東大出身の噺家として知られているが、テレビでの印象はなかなか感じがいいし、見かけもイケメンの範疇、林家木久扇さんの次の笑点のメンバーにはどうだろうか・・・・

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