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ninguru
2022年4月26日 20:38
ブックオフに行くと だいたい無差別にいくつかの本をピックアップしてレジに持っていくんだけれどその中には少し読んだだけで興ざめして やめてしまうものもあるのにこの本は 異質な存在を放っていた。冒頭から あまりにグロテスクな死体描写に思わず文体から意味を拾い上げて頭の中で形として結び合わせる作業をやめてしまいたくなった。にもかかわらずなんだか そのグロテスクな描写か
2022年4月26日 20:34
友達にオススメされて 以前から狙っていた本がブックオフの100円均一ワゴンに入っていたのを発見した時は思わず小躍りになって たぶん 「わ!」とか声をあげていたかもしれない。周りにいた人たちを うっすら上目遣いで見まわしてみる。私の興奮は誰にも伝わることなくニヤリをかみしめながら レジまでの道程を歩く。嬉しい気持ち わくわくした気持ちそういった 漠然とした気持ちの
2022年4月26日 20:32
美しい装丁の本が私の元に届いた。肌触りを確かめながら ページを開き 鼻を近づけ匂いを嗅ぐ。鼻の奥から胸いっぱいに広がった空気は印刷したての真新しいインクの匂いがする。私の読む本は古本屋の棚にぎっしりと並べられている ぺらりとした紙質の文庫本が多くその店に並ぶ前にもかつて すでにどこかで長い時間を浪費してきたために印刷したての匂いを 嗅ぐことは ほとんどない。だか
2022年4月26日 20:20
これほどまでに優しく慈悲に溢れた物語が かつてあったかな、あったかもしれないけれど どれほど前にそのような本にであったのかと思い出すのが困難なほどの以前読んだ趣深い本の存在も忘れさせてしまうほどの 心に染みわたる本だった。手あたり次第適当なチョイスで本を選んで読んでいるけれどこうして 本のページをめくる手を休めることなく延々と集中力を切らすことなく 終いまで 我を忘れて