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読書感想文

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自称本オタクの私が 手当たり次第読む本の中で 特に気に入った本の感想を並べてみました。 本を読んでいる瞬間が何よりの娯楽。
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2022年4月の記事一覧

果てしなき 渇き

果てしなき 渇き

ブックオフに行くと だいたい無差別に

いくつかの本をピックアップしてレジに持っていくんだけれど

その中には

少し読んだだけで興ざめして やめてしまうものもあるのに

この本は 異質な存在を放っていた。

冒頭から あまりにグロテスクな死体描写に

思わず文体から意味を拾い上げて頭の中で

形として結び合わせる作業をやめてしまいたくなった。

にもかかわらず

なんだか そのグロテスクな描写か

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舟を編む

舟を編む

友達にオススメされて 以前から狙っていた本が

ブックオフの100円均一ワゴンに入っていたのを

発見した時は

思わず小躍りになって 

たぶん 「わ!」とか声をあげていたかもしれない。

周りにいた人たちを うっすら上目遣いで見まわしてみる。

私の興奮は誰にも伝わることなく

ニヤリをかみしめながら レジまでの道程を歩く。

嬉しい気持ち わくわくした気持ち

そういった 漠然とした気持ちの

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だから写真で生きていく

だから写真で生きていく

美しい装丁の本が私の元に届いた。

肌触りを確かめながら 

ページを開き 鼻を近づけ匂いを嗅ぐ。

鼻の奥から胸いっぱいに広がった空気は

印刷したての真新しいインクの匂いがする。

私の読む本は

古本屋の棚にぎっしりと並べられている ぺらりとした紙質の文庫本が多く

その店に並ぶ前にもかつて すでにどこかで長い時間を浪費してきたために

印刷したての匂いを 嗅ぐことは ほとんどない。

だか

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博士の愛した 数式

博士の愛した 数式

これほどまでに優しく慈悲に溢れた物語が かつてあったかな、

あったかもしれないけれど どれほど前にそのような本にであったのか

と思い出すのが困難なほどの

以前読んだ趣深い本の存在も忘れさせてしまうほどの 

心に染みわたる本だった。

手あたり次第適当なチョイスで本を選んで読んでいるけれど

こうして 本のページをめくる手を休めることなく

延々と集中力を切らすことなく 終いまで 我を忘れて

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