見出し画像

#5 ゆるり世界見聞録〜おとぎの国ロシア〜 ①モスクワ編

ロシアって聞いて、何を思い浮かべるだろう。
社会主義国。極寒。大きい。バレエ。怖い人がいそう。アイススケート。
私が見たロシアは、おとぎの国だった。
女二人が絵本のような異国を歩くお話、はじまりはじまり。

旅の始まり

7月。ジメッとした暑さの日本を飛び出して飛行機に乗り、やってきたのはロシアの首都・モスクワ。
ロシアの夏はスウェットでちょうどいいくらいに涼しい。到着したのは夜の9時頃にも関わらず、ピンクと紫の空に迎えられる。

到着して数時間、いきなりトラブル発生!
通信会社にて、なぜかSIMカードが使えないと宣告される。
Wi-Fiを借りていなかった私たち、大焦り(笑)とりあえずキャリアの定額サービスを利用し、その日を凌ぐことに。(このサービス、めちゃめちゃ便利なので是非旅する皆さんには知ってて欲しい。)

とにもかくにも、ひんやりとした外の空気にピリリと少しの緊張を覚えながらタクシーに乗り込んだ。

車窓からは、後ろへビュンビュンすぎていく、読めそうで読めないキリル文字と見慣れない景色。ここでやっと旅が始まったことを実感。

首都・モスクワ

モスクワは皆さんご存知の通り、ロシアの首都。
最も有名なのは、赤の広場にそびえ立つ聖ワシリイ大聖堂ではないだろうか。
写真で見たことがある人も多いはず。何を隠そう、私のロシア旅最大の目的も、この聖ワシリイ大聖堂をこの目で拝むこと!

最初にあの建物の写真を見た時は、
「この世界にこんな嘘みたいに可愛い、おとぎ話に出て来そうな、キャンディーみたいな、建物があるなんて。」
と、乙女心をくすぐられたわけだ。これを見るまでは死ねん。と本気で思った。ので、見て来たよ。



結果、その可愛さに悶絶しました。
カラフルなたまねぎ頭の嘘みたいな建物は、実在したのね。
思っていたよりも少しだけ小さくて、でも凛とした、たまねぎ部分をつまんで口に入れたら甘い味がしそうな、絵本の登場人物になったみたいな気分になる、不思議な魅力を持つ建物だった。

この大聖堂に併設されている武器庫では、数々の馬車や中世のドレス、銀食器なんかもお目にかかれるので、是非おすすめしたい。

でも、おとぎ話の世界に浸れるのは、聖ワシリイ大聖堂だけではない。
聖ワシリイ大聖堂が建つ赤の広場に面して、聖ワシリイ大聖堂と同じくらい存在感を醸し出すのが、グム百貨店だ。

このグム百貨店、まるで某夢の国!!!



通路の脇のカラフルな花壇、噴水、どこかで聞いたことのある陽気な音楽、ブランド店から薫る甘い香水の匂い、ジェラートを売るスタンド。。。
五感をこれでもかと刺激され、なぜか高まる購買意欲(笑)
とはいえ貧乏学生二人の金欠旅行。ここはジェラートを頂くにとどめた。(その後お腹冷えて痛くなった。ジェラートはめちゃめちゃ美味しかった。)

外に出ると、突然キラキラした世界が目の前に!
どうやら期間限定のデコレーションだったようだけど。こんなの目にしたら、シャッターを切る手が止まりません。



こういう写真を撮っている時、ほんとうにワクワクする。
この素敵な空気、伝われ!と思いながらシャッターを切ります。伝わってるかなあ???伝わってますように。

このデコレーションに限らず、街のどこを歩いても映画のワンシーンになるような景色ばかりで、ロシアにいる間中ずっと、写真を撮る高揚感に溺れていたように思うな。
この旅で撮った写真は、空気感がお気に入りのものが多い。



この街全体の色使いと表情のおかげで、ずっと物語の主人公で居られるような気分になるのが、ロシアだと思う。
女の子なら誰でも、魔法使いになりたいでしょう?(椎名林檎聴いてね。)ロシアにいれば、なれるかもしれないのです。おとぎ話の中を旅できるの、素敵じゃない?



もう一つ、モスクワで紹介したいものが。
それは、とあるスーパー。
宿に近くてたまたま見つけたので、ガイドブックとかには載ってないのかもしれないけど、、。

普通のスーパーだと思って入ったら、こんなんでびっくりしたの。




え??スーパーにシャンデリア??ってなるやん。これは。
天井の高さが、スーパーの規格とちゃうやん。
ロシアで最初に行ったスーパーがここだったので、ロシアのスーパーはこれがスタンダードなのかと思ったけど、違いました。ここだけです。
こんなに豪華絢爛なスーパーは。

おもろいなあ。
これだから旅はやめられん。



こうしてモスクワを満喫しました。
寝台列車に乗り込み、モスクワを後にして向かった先はサンクトペテルブルグなのだけど、長くなっちゃうのでまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?