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100日後に生きかえるワタシ52日目

続けるということ

何事もきっちりしなければいけない性格ではなかった
「行き当たりばったり」でも
色々な出会いがあると信じて
いろんな困難を乗り越えてきたと自負していた
例え間違っていても
「ドンマイ」といえる自分でいた
うつ病になり
自分の病気を「ドンマイ」で受け流せることができなくなった
何にも恐れずに飛び込む自分にうぬぼれていた
それができなくなった自分に
うろたえた

病気におびえ
休まざるを得なくなった自分を責め続け
今まで当たり前に出来たことができなくなった自分に嫌気がさした

本来の小さな自分を見てしまった

生きることに対し
極端に憶病になり
おびえ続けた

そんな海底の奥底にいた自分に見えた一筋の光
それは
淡々と続けていくこと

朝起きて
陽の光を感じ
今日何ができるのかを自分と相談し
ひとつずつこなしていく

空虚だった自分の中に
今日できたことを積み重ねていくだけの作業
ノートに書きだすことで
明日への励みになり
また生きようと思い始めるようになった
うまくできなくてもいい
整っていなくてもいい
今の自分の身の丈に合ったことだけできればいい
それでいい
続けていこう

役に立つと思うことが

何度も訪れるうつの波
季節の変わり目には起こりやすいと気が付いた
必ず訪れるとわかっていても
落ち込むことはいつも

浮き上がるきっかけは
いつも誰かのために動くこと
誰かの役に立つこと
ほめられることを待ってはいない
自己満足だっていい
役に立つことそれこそが
自分にとっての生きている証

娘がいつも言う
「生きていてくれるだけで
ありがとうだよ」と
いや,こちらこそだよ
その言葉に何度も励まされている

息子が仕事に疲れ
適応障害と診断された
「役に立たないかもしれないけど
帰っておいで」と言った
息子は帰ってきてくれた

丁度その頃の私はボロボロだった
しかし息子へ温かい食事と
暖かい寝床の用意をし
黙って話を聞いてあげるうちに
自分の方がどんどん元気になっていた
娘の言葉を思い出した
「生きていてくれてありがとう」
「私はあなたがそばにいてくれるだけで
元気になったよ」
そう息子に声掛けた

息子は再び自分の戦場(生きる場所)へ戻っていった

その後姉からのSOS
目の手術を控えていた
私の体調をいつも気遣い
自分のことはいつも後回しだった姉の初めてのSOS
すぐに行った

姉が職場復帰するまでの1週間
姉家族の家事を一切合切やるつもりが
毎日楽しくお互い協力しながら
みんなで乗り越えた
「来てくれてありがとう」
その言葉をもらい
大満足
それだけでいい
そう思えた

食事は大事

毎日の自分を支えているものの中に
食事がある
血となり肉となり骨となる食事は
体調にも直結
実家に住み老いた母を見てくれている姉は
とても料理上手
食卓にはいつも色とりどりで栄養満点な食事がいつも並ぶ
実家で1週間過ごすと
必ず体調が良くなる
なんなら少しやせてくる
なぜか
それは

たくさん皿数が並ぶが一つ一つは量が少ない
少しずつをたくさん食べている
ここが私との大きな違い
さらに
食事の時間が長い
ゆっくり食べているということ
ここも私とは違う

姉とよく話に出るのが
昔の自分たちの食事風景
よく話をした
家族全員で食べた
同じテレビを見ながら
会話も楽しみながら
時折所作を注意されながら
食事の時間は楽しかったねえと
そんな話

今はそれぞれに居場所を見つけて暮らしている子どもたちだが
我が家はどうだったかなと振り返ってみる
だ,大丈夫かも
大丈夫だったよね
と娘に聞いてみたりした

うん,大丈夫
楽しく食事していたようだ


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