【SIer管理職】あなたの部下、転職活動してますよ
にむです。SIerから転職して早くも2ヶ月が経ちました。
クライアント先は、マスタースケジュールが3つもあってWBSもないという悲惨な状態です笑
ですが、個人としては今の仕事のほうが精神的にも肉体的にも穏やかに働けています。
やはり、上司の違…とやめておきましょうか。笑
(閑話休題)
ここ最近、SIer20代〜30代前半の人材流出が凄まじいです。
元同期やクライアント先の方にも話を聞くのですが、人材の行き着く先は「アクセンチュア」、「AWS」、「コンサル業界」が多いみたいです。
アクセンチュアがすごい!
アクセンチュアは、7年で社員数が3倍に増えています。
また、3000人のコンサルタントを擁し「外コン、戦コンに匹敵する規模」のビジネスコンサルティング本部を設立し、AIやITを筆頭にした全ての産業、全てのサービスを束ねて市場に入ってくる見通しです。
私がSIer時代(2,3年前)に、とある更改案件にアクセンチュアが応札していました。
その時のアクセンチュアのSI部隊は、金額はなかなかの値段だが、品質はそこまでの印象でした。
最近では、中途採用で体制強化されて、SI案件だけでなく、戦略コンサルの案件にも破格の値段で提示して案件を取っています。
若い人材を囲ってコストを抑えらているのも要因しているのかなと思っていますが、コンサル業界、SI業界の両方にとって、これからのアクセンチュアは驚異になりますよね。
破格年収のAWS
SIerの若手社員が行き着く先にアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)も候補としてよく上がります。
クラウドを使ったソリューション提供が強みで、SIerではできないクラウド案件の提案、課題解決に携われるのはとても魅力的です。
かつての私も転職先の候補の一つにAWSを考えており、面接も受けました。
とにかく、オファーレターもらった年収が驚愕でした!!!
あまり、検討猶予期間が短かったこともあり、断りましたがめちゃくちゃ悩みましたね。
【考慮されたポイント】
・AWSを使用した提案実績(官公庁向けの基幹システム)
・AWSを使用した運用保守の経験
・資格(AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル)
上記に当てはまる人は受けてみるだけでもいいかと思います。そしてオファーレターをもらってびっくりしてください。私の気持ちがわかります。
私だけでもなく、ほとんどのSIer出身の人は私以上の金額を提示されています。
その金額を出せるAWSは会社として稼ぐ力があって、魅力ある会社だと思います。
SIerの若手社員に何が起きているのか
自分が転職したことが同期にも広まって転職相談をめちゃくちゃ受けるようになりました。
転職する理由は「もらってる給料に見合った仕事量じゃない!」が一番多いです。
やはり、人手不足の状況からも優秀な社員ほど仕事が集まってしまいます。「主任なのに係長と同じ仕事量だけど給料は主任しかもらえない」こういったことが起きています。
これからを担う優秀な社員に負担がかかる→転職する。この悪循環は続くのではないかと思います。
今後は、人手不足解消のためSIer同士の合併が起きたり、共同入札も出てきそうですよね。
コロナ渦の在宅勤務で転職活動もしやすくなり、SIerからの人材流出はしばらくは続きそうです。
これからの大手SIer(N,F,H,ND,I)の動きは一人のコンサルタントとして、気になるのでウォッチしていきたいなと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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