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アリガトゴザイマス。
誕生日は毎年焼き肉。
身も心もスマホのフォルダも潤います。
今年は焼き肉の前に人様の新居にお邪魔して
たこ焼きパーティーしつつ、
懐かしい作品観つつ、
真面目な話をしつつ、
楽しかったー!!!!
こうして笑っていられるのも
父と母の支えがあったから。
本当にありがとうございます。
そして関わってくださった皆様にも心からの感謝を。
ささやかな日々。20日目
わたしは人見知りだ。
幼稚園バスを待っている時間、
行きはおかあさんがそばにいるし平気だったけど、
帰りのバスに乗るまでの待ち時間は苦痛だった。
列に並んで三角座り。
一人遊びするしかなかった。
制服の帽子のゴム紐をいじって遊んでいた。
もうおわかりでしょう。
期待を裏切らないゴム紐あるある。
手が滑って目にクリーンヒット。
目に入ったことで涙が止まらなかった。
痛みももちろんあった。
喋
ささやかな日々。19日目
幼稚園で芋掘りをしにどこかの畑まで出掛けた。
芋掘り自体が楽しかったかどうか、
あまり記憶にない。
ただ、園に戻って「みんな平等に行き渡るようにしましょう」と
みんなで輪になってお隣にお芋を渡していったのは覚えている。
数少ない子は可哀想だし、それ自体は別によかった。
よかったのだけど、自分が収穫したさつまいもの中で1番大きいものだけは手元に残しておきたかった。
どうしても渡したくなかっ
ささやかな日々。18日目
小学校だったか中学校だったか忘れたけど
音楽の授業で
『李香蘭』のミュージカル映像を観た。
家に帰ったわたしは
早速おかあさんの前で
「わたしのなまえはよしこ♪」
と簡単な振り付けつきで歌った。
おなじところだけを何度も歌うわたし。
それがミュージカルというものだと
当時のわたしは理解していなかった。
ただただ素敵だと思った。
おかあさんにはとっくにバレていたのだろう。
ミュージカル女
ささやかな日々。17日目
おかあさんが当たり前のように料理とか裁縫をやってくれてたから、
大人になったら勝手にできるようになるもんだと思ってた。
もちろんそんなわけなくて、
歳を重ねるにつれ、
おかあさんがやっていたことや
おとうさんが毎日早起きして働いていたことのすごさを知る。
世の中はなかなか難しいことばかりだ。
そんな
大変なこともそう感じさせないおかあさんが、
クリスマス目前で言い放った渾身の
「もうそろそ
ささやかな日々。16日目
我が家ではテレビゲームは1日1時間までと決まっていた。
おにいちゃんはテレビゲームが大好きだった。
ゲームをする人ならわかるだろう。
1時間で満足できるわけがなかった。
わたしはテレビゲームはやらないが、
とにかく500円玉が大好きな子供だった。
(ブレない)
そんな2人が組むとどうなるか。
おかあさんがお買い物に出かけた隙にゲームをする人と、
「おかあさん帰ってきたら教えたろか。500円
ささやかな日々。15日目
雨が降っていた。
校庭で遊ぶことができないわたしたちは
屋根があるギリギリの所に立って空を見上げた。
それから腕をあげてスーパーマンのようなポーズ。
雨粒が星々のように流れ、
宇宙を飛んでるみたいな感覚になる。
どんなことにも感動とワクワクを忘れない幼き日のわたしたち。
ささやかな日々。14日目
小学生のとき
通学路とはちょっと違う道を通ったり
寄り道したりするのが楽しかったりした。
門まであとちょっとなのに
謎にフェンスを乗り越えてショートカット。
で、ダメだって言われてることをすると
大抵良くないことが起きる。
ある日、
倉庫の裏のほっそいところのフェンスを乗り越えたあと
フェンスに使われている錆びたボルトが太ももに刺さってちょっとだけ怪我をした。
バレたら怒られると思った。
ささやかな日々。13日目
当時、ピアノとエレクトーンを習っていた。
ピアノは個人、
エレクトーンは団体でレッスン。
団体ってわかりやすく人と比べられるから
それが本当に嫌だった。
音楽は楽しくて好きだけど、
それとこれとは違うのだ。
団体のレッスンは「行きたくないなぁー」って思うことが多かった。
ある日、お腹が痛いと仮病を使った。
するとおかあさんは真剣に心配して
かかりつけの町医者に連れて行ってくれた。
ヤ
ささやかな日々。12日目
見栄を張りたかった。
ただそれだけだった。
家にはわたし1人。
魔が差した。
窓を開け、クラシック集のピアノだけの曲を大音量で再生する。
「これでご近所さんも、買い物から帰って来たおかあさんも『すごいなぁ〜!』ってなるわ!!」
そう思った。
オケ編成の曲をうっかり流さないように細心の注意を払った。
おかあさんが帰ってきて
「今弾いてたん〇〇ちゃん?」
と言った。
にやり。
計算通
ささやかな日々。11日目
3人って、
2人と1人に分かれがちで
なんとなく疎外感を感じたりする。
ある日、
3人でかくれんぼをしていて
わたしはかくれていたのだけど
当時、色々と思うところがあって
なんとなくいじけて
勝手に家に帰った。
友達が家に来て
「心配したんだよ」と言った。
胸の内は言葉にしないと誰にもわからない。
だからこそ伝えようとしないといけないし、
だからといってやっていいことではなかった。
でもね
ささやかな日々。10日目
友達の家に仔猫が来た。
とっても可愛くて、遊びに来たわたしにもすんごく懐いてくれた。
ずっとわたしのそばで丸まってた。
守りたいと思った。
本当に愛おしかった。
また会いに来るねと言ってから、
あっという間に数カ月経った。
「シャーーーーーーーー!!」
触ることさえ許されない。
むしろいつ飛びかかってきてもおかしくない姿勢でこちらの様子を伺っていた。
わたしは遊んでいる間もずっと背後を気にし