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ささやかな日々。19日目
幼稚園で芋掘りをしにどこかの畑まで出掛けた。
芋掘り自体が楽しかったかどうか、
あまり記憶にない。
ただ、園に戻って「みんな平等に行き渡るようにしましょう」と
みんなで輪になってお隣にお芋を渡していったのは覚えている。
数少ない子は可哀想だし、それ自体は別によかった。
よかったのだけど、自分が収穫したさつまいもの中で1番大きいものだけは手元に残しておきたかった。
どうしても渡したくなかった。
数は要らないから、
自分で掘った大きいのを持って帰りたかった。
でも、そんなこと先生には関係なかった。
ちゃっちゃか回したかっただけで、
他意はないと思う。
わかってはいるが、
先生の手によりその大きなお芋はわたしの元から去ることになった。
あの悲しみだけは覚えている。
ちっきしょー!!
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