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やりたいことのある人はごく一部が自然

「やりたいことをやろう!」「やりたいことがみつからない」という言葉をよく聞く。

人類を一つの集団と見た場合、ごく一部の人間がイニシアチブをとり、他の多くの人間がそれに従う、という構図がチームプレイとしては合理的だと思う。

現在の人類の動きを見ていると、そのような構成になっていると思う。
従って「やりたいことがなく、ただなんとなく動く烏合の衆」が大半を占めるのは自然なことだと思うし、合理的な状態だと思う。

しかし、冒頭の「やりたいこと云々」のムーブメントはどうしたものだろうか?

「ただなんとなく動く烏合の衆」は人数が多いため、動かす価値が高い。
そのターゲットに対し「やりたいことをやるのは楽しいよ」「私はやりたいことをやってますよ」「人に合わせている真面目人間では自分を生きられませんよ」とプライドを刺激したところ、動きがあった。
それを見た人たちが次々と乗ってきた結果、ムーブメントが形成された、ということだと思う。

繰り返しになるが、人類の人数比として「自分のやりたいことがある」人がごく一部で、その人達がリーダーシップをとり、「それにただなんとなく動かされる烏合の衆」が大半を占めるのは、合理的かつ自然な状態だと思う。

以上