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告白(1年前の今日のこと)

こんにちは。

厚切りで金沢区20万人の人生を
ワクワク笑顔にしたいタイプの男
肉汁マスター イケタカです(^^)/

今日は、あらためて、

あなたに
伝えたいことがあります。

好きです。

愛しています。

「あんた奥さんいるでしょう!
 もういい加減、
 ネタだと思われますよ?」

そう思われても仕方ありませんが、
本心なんです。

お叱り覚悟の上でお話しすると、
金沢区にお住まいの方々が
本当に大好きなんです。

「商売の点数稼ぎ?
 銭ゲバ!金に目が眩んで
 偽りの愛を叫ぶなんて
 最悪な人ですね!」

すみません、気を沈めて
もうちょっと詳しく聞いて下さい。

金沢区の方が好きなのは、
他から来た人に対して優しく
ガツガツしていませんし、
ゆったりしていて余裕を
感じるところです。

また、新しいものが好きな反面、
伝統的なものを大切にしている。

そんな懐が深い方が多く、
お店にいらっしゃるお客様と
話をしていると仕事を
忘れてしまうこともあります。


私は、36年前、宇都宮から
大学に通うため横浜に出てきました。

金沢区は、学生時代を過ごした
思い出がたくさん詰まった街。

そんな思い出の街で焼肉屋を営み
大好きな街の人達と話ができるのが
凄く嬉しいんです。


私が、金沢区町屋町で
店を出そうと思った理由は
かつての元気な街を蘇らせたいと
思ったからです。

私の学生時代というと
バブル絶頂期。

町屋町は、閑静な住宅街ですが
活気に満ち溢れていました。

君ヶ崎から
洲崎に抜ける旧道、
金沢小学校の通りには、
それはもう、いろんなお店が
軒を連ねていました。


でも、バブルが弾け、
景気が下降の一途を辿ると
一店舗、また一店舗と
次第に店が無くなっていきました。

2000年以降は
特にそれが顕著で、
昔馴染みの店がどんどん
シャッターを下ろした。


そして、2019年後半から
世界中で蔓延が始まった
忌まわしき新型コロナウイルス。

この影響で飲食業界は
壊滅的なダメージを受けました。

2021年10月には全国で
4万5000店が閉店しています。

今はその数も更に増加。

コロナ感染の
濡れ衣を着せられた?!
飲食店の厳しい状況は
今も続いています。

この金沢区の地で
店をオープンする時も
大きな恐怖を感じていました。

でも、諦めたら、
いつかきっと後悔する!

コロナ禍の2021年2月
そう思ったのでチャレンジしたんです。


焼肉屋は、お客様に
元気を出してもらうため
好きで始めた仕事です。

結果、大繁盛とは言えないまでも
なんとかなっています。

そして、大きな目標もあります。

今も、これからも
一番やりたいことは、
自分が憧れて出てきたこの街に
『恩返し』をすることです。

学生時代、やんちゃをして
迷惑をかけた方もいます。

でも、この街の人が
温かく接してくれたおかげで
私は、おかしな道に進まずに済みました。

社会人になり、職を点々としましたが、
それでもなんとか自分の店を
持てるようになった。

それは、間違いなく、
私を導いてくれた
この街の人達のおかげです。

今後の人生すべてをかけて
恩返ししたいと思います。


昔より元気がないように見える街ですが、
きっと頑張れば、かつての活気を
取り戻せると思います。

そのために、まず、私が、
この街の人に愛される店を
作りたいと思っています。


私のいちばんの想いは、
街を元気にすることです。

元気がない時は、
美味しい焼き肉を食べて
元気になってもらいたい。


元気になったら笑顔が増えます。

そして、この街に住む人の表情が
どんどん明るくなっていく。

元気になってバリバリ仕事をして
またお腹が減ったら
食べに来て頂けると
本当に嬉しく思います。

当店は、元気と笑顔の
連鎖を作り出し、
金沢区町屋町から横浜市、神奈川県、
そして日本全国に元気を
届けたいと思っています。


また、この厳しい時代を乗り越え、
お客様に支持してもらえたなら
全国の飲食店にも勇気を
与えることができると思います。

「諦めずに頑張ったら
 なんとかなるんだ」

そんな大きな目標ですが
なんとかやり遂げたいと思います。


“愛してます。

胸いっぱい感謝の気持ちを込め
昨年の1周年記念イベントは、

金配りおじさん

ならぬ

“カレー配りおじさん

SNSで呼びかけ、
近隣の方に自慢のカレー
無料で配らせて頂きました。

「1周年記念イベントやるので
 お店に来てください!」

本当は、そう叫びたかったんです。

でも、1年前の今頃は、

新型コロナ・デルタ株
(重症肺炎になりやすい)

年が明けた頃からオミクロン株
(軽微な風邪の症状に近い)

まん防
最後の行動制限


、、
、、、

飲食店が声高に
イベントを開催して、
果たして良いものか?

お客様の賛同を得るには
正直、悩ましい時期でした。

が、まず、
なんとか開業1周年!

恩返しのチャンス
諦めたくなかったんです。

新規オープン
2021年2月9日から、

丸一年。

“2022年2月9日
お陰様でなんとか、
1周年を迎えられました。

感謝のイベント、
翌週の日曜から3週連続。

【無料】カレー配りおじさん開催!

と、相成ったわけです^^


カレー無料配布、
最終日は3月6日でした。

去年は年明けから
オミクロン株の大流行で、
とにかく客足がありません。

感謝の気持ちMAX!!!

3週連続無料カレー配布で
気持ちは大きく昂っていました。

でも精神の奥の方は
何か、どこか、消耗していて。

「少し休みが必要かな?」

と、カレーを配り終えた翌日から。

「開業以来ずっと走り続けてきたし
 一度リフレッシュした方がいいな」

妻とも相談して、
1週間の休業を決めました。


ひと息付き、
3日、4日目、辺りのことです。

「おかしいな、、、」

熱を測ってみました。

“38度7分

翌日、37度。

翌々日、39度、、、

翌、翌々日

41.0℃
驚愕の体温、初めて見ました。

この日は日曜だったので、翌日の月曜、、、

一年前の今日は、3月14日。

発熱外来を受診し検査を受けました。


結果は、陽性。

肺のレントゲンは、影で真っ白です。

「典型的なコロナ重症肺炎です」

医師から説明を受けました。

「今、あなたの肺は機能していません」

「このままだと死んでしまうので
 救急車が来たら乗ってください。」

「大きな病院に即入院できるよう連絡しました」

それから程なく、
私は救急搬送されCTやら
いろんな検査を受け、、、

大きな病院で医師から
医療告知を受けました。

処置ですが、
イケタカさんは、2つ選べます。

一つは点滴と薬、
酸素吸入し今の体力を
維持しながらの治療。

ただし、死亡するリスクが高いです。

もう一つは
人工呼吸器挿管、
またはエクモ(人工心肺)で
肺を完全に休ませて治療します。

低リスクですが、
挿管時に2次的感染症で
死亡することが稀にあります。

「どちらにしますか?」

酸欠で意識が薄らぐ中、
断末魔の苦しみを先取り?
させるような質問
だったのを覚えています。

「じゃ、2番目の方で...」
(こっちしか選べないでしょ)

ぜえぜえしながら
軽く笑って医師にそう告げると、
私は眠ってしまったようです。

正しくは、
肺が機能しておらず
酸欠で気絶したのかも知れません。


いま思い出そうとしても、
この時から、後の記憶がないのです。

4月1日に、目が覚めるまで…


つづく。


ということで、
厚切りには人生を極上にするパワーがある!

肉汁MAX!!!(謎)

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