6億円当たっても、たぶん仕事はやめない。
最近、恋人と電話していてこんな話になった。
お馴染みの「〇〇円当たったら〜」という、貧乏人の他愛ない妄想である。
恋人は、
「6億円当たったら〜、4億は貯金して、2億はえくぼちゃんと遊ぶのに使う。」って。
可愛いことを言いますね。2億使って何して遊びましょうかね^^
6億円なんて途方もなさすぎる額を提示してしまったのが間違いだったか、
妄想が妄想のままふわふわと宙を漂っているような会話になる。
(100万とかだったらもうちょっと地に足がついた話になるのに)
でも恋人は、こんなことも言ってた。
「自分の口座に4億あるっていう事実が自分のメンタルを守ってくれると思う」
確かに。
例えば、バイトでレジをしていて理不尽にお客さんに怒られても、「まぁ私の口座には4億あるしな」と前向きになれる。
あと、会社勤めをしていて上司と気が合わないとか、人間関係に疲れたとかでも「まぁ私の口座に4億あるしな」といつでも辞められる気楽さ、余裕が生まれる。
お金は心の余裕をも作ってくれるのだ。実に偉大である。
私はもし6億当たったら、1億円くらいの一軒家を一括で買って、軽自動車を値段気にせずデザインだけで決めて買って、3億は貯金して固定資産税とかも困らないようにする。
そして後の2億で普通の暮らしをしたい。
なんて現実的で面白みのない回答。
でも多分、食べ物や服やコスメの質が少し上がるだろうな、とは思う。
これも心の余裕からくるものだろうか。
しかし今の私はブランド物には興味がなく、スーパーで安い商品を見るとときめく。いくらお金を持っていてもこの感覚は忘れたくない。
お金にコントロールされたくないという謎のプライド。
でも、お互い意見が一致したのは
「大金が急に入っても仕事は続けるよね〜」。
お互い変に現実主義なのである。
もちろん大金を手にした後の仕事は大きく意味が違う。
新しい事業を始めるにしても失敗を恐れずにチャレンジできると思うし、
気を張り詰め過ぎずに仕事ができる。
でもおそらく、大金が入ったからといって仕事を辞めても生活にメリハリがなくて私は嫌になってしまうと思う。
何かと忙しい日々を望んでしまうタイプの人間なのである。
一方恋人は、ものすごくのんびりした性格の人で、暇ができても焦らずに、暇であるときを楽しみ、暇をこよなく愛している。
でもやはり先述したように、「お金がもたらしてくれる心の余裕を盾に働くのがいいよね」と言っていた。
所詮、一般人のたわごとである。
6億当たるなど、夢というのも憚られるような夢。
多分これからも一般人の名にかけて慎ましく生きる。
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