良薬口に苦し?カカオの効能と味

カカオ(チョコレート)の体への影響はおおかた良いエビデンスがあるようです。

市販のチョコレートは植物油脂やら砂糖やらが多いので、カカオマス(100%)を試してみました。

結論から言うとまずいですが、なかなか使えると言う側面もあったので、紹介します。

日本におけるチョコレートのエビデンスでは以下のようなものがあります。

http://www.chocolate-cocoa.com/symposium/pdf/sympo_20e.pdf

血圧が有意に下がったり、HDLが上がったり、BDNFが増加したそうです。

ただし、明治製菓が支援している研究なので、利益相反やバイアスを考慮しなければなりません。

(チョコを作っている会社が支援していたら、「チョコは体にいい」と言う結論になりやすくなる。やっている大学の先生もプレッシャーがかかる。大学の先生は札束のビンタに弱い)

BDNFとはBrain-derived neurotrophic factorの略称で、日本語で脳由来神経栄養因子と呼ばれるたんぱく質の一種で、神経細胞の成長や再生を促す物質と言われています。

BDNFが増えたからといって、別に頭が良くなるとか、アルツハイマー型認知症になりやすくなるとかは、別です。

増えても関係ない場合もあるので(量が足りなかったり)、また違う研究をしなければなりません。
血圧の低下やHDLの上昇も同様です。

なので、これだけでは、わかんないですが、
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30061161/

メタアナリシス(複数の研究をまとめたもの)では、大体45g/週くらいのチョコレートを食べていると、新血管疾患の発生率の低下に寄与するそうです。

ただ、チョコレートの効果の肝は、カカオと考えられます。

市販のチョコレートは、美味しいですが、砂糖、植物油脂満載で、含有率が低いです。

あと、この砂糖と、脂肪分の量がちょうどうまい具合に設計してあって、食欲を誘う効果がありそうです(満腹感とは違います)
なので、僕の経験ですが、市販のチョコレートってパクパクあるだけ食べちゃうってことがよくありました。

で、最初製菓用のカカオマスをリュックに入れ、食事が食べられない時や、ちょっと小腹が減った時に食べるようにしてみました。

苦くて、舌触りが悪くて、まずいです。

でも、食べると、そこそこカロリーもあり、カフェインも入っているので、
食欲がわかなくなるのです。これは驚きました。
(妹もやってみてびっくりしたといっていました)

まずいのでたくさん食べられないです。
カロリーは高いですが(一部の研究では食べても太りにくいと言う結果もあるそうです)、
トータルとしては低いので、あんまり問題にならないと思います。

やってみるとわかりますが、これと少しナッツや大豆を食べただけで、
昼食としても成立してしまいます。(お腹減ってないから食べなくていいやとなります)
食事量過小になるので注意が必要ですが。

カカオに含まれているポリフェノールだけではなくて、風味や他に含まれている成分などが合わさって、
体への影響が決まってきているのかもしれませんね。

コツ(?)は、リュックとかの中に、これだけ入れておくことです。

ちょっと小腹が空いた時に、「あ、そういえばカカオあるな」となって、食べてしまうので、
結果余計なお菓子とかを食べないでも、小腹が満たされます。

行為までの時間をできるだけ短くする、習慣化のテクニックですね。