前十字靱帯断裂(ACL)

僕はバスケットボールを30代になってからやっています。
経験者から聞く話だと、
学生の部活時代、前十字靱帯断裂をやってしまったという人が多いです。

前十字靱帯は膝の靭帯で、外背側から内腹側にかけて膝関節方内に走行する腱のことです。
このような斜めに張っている腱なので、
股関節の内旋、膝関節の屈曲、内反の状態(女の子の内股のような肢位)になると、テンションが最大になります。

これは膝関節屈曲していませんが、捻れることでテンションがかかってしまうのは想像できると思います。

この状態で、バスケットボールのようなコンタクトを、特に膝の外側から受けると、ぶちっと切れてしまいます。

完全断裂すると、膝蓋腱やら半腱様筋腱やらを取ってきて、繋ぎ止めて再建します。

ただ、テンションが適切でなかったり、同じような体勢になると再度断裂することがあります

正直、ここの断裂は、膝が抜けるような感じや、不安定感を感じやすくなって、かなりきついです(僕は断裂したことはありません)

簡単に断裂する割には生活やその後の運動への影響は大きく、主観ですが、1000万円の損失ではきかないなって思ってしまいます。

コンタクトスポーツの最中にはなかなか難しいですが、普段の練習で、断裂しやすい体勢をできるだけ作らないなどで対策可能かもしれません。