『面白い作品』は尊敬と共感のブレンドから生まれる
「名作と呼ばれる作品は、なんで面白いと思うのか?」
ふと、こんなことが疑問に浮かびました。
ぼくなりの答えとしては「面白い作品とは、感情を揺さぶられる作品である」です。
例えば、あなたも漫画やアニメを見て、以下のように感情を揺さぶられた経験はないでしょうか?
過去のいろんな名作を思い返したときに共通していたのが、感情を揺さぶられた経験が必ずあったということです。
反対に、つまらない作品は感情を揺さぶられた記憶がありません。
この事実を考えると、面白い作品かつまらない作品を分けるのは、読者の感情を揺さぶれるかで決まると考えました。
こんなことをいうと「じゃあ、どうすれば読者の感情を揺さぶれるの?」と疑問に思うかもです。
細かいことを言うと3万個くらいありそうなので、一番重要なことを伝えます。
それは「主人公が魅力的であるかで決まる」です。
では、魅力的な主人公とは何か。
ここでキーワードになるのが「尊敬」と「共感」です。
魅力のある主人公は、尊敬と共感が絶妙にブレンドされていると考えました。
そう考えた理由はのちほど後述します。
まずは「尊敬タイプの主人公」と「共感タイプの主人公」を説明します。
尊敬タイプの主人公
尊敬タイプの主人公は、読者から憧れの対象となるような主人公像です。
個人的に思う尊敬タイプの主人公は以下のとおりです。
男であれば、孫悟空やケンシロウの強さに憧れた経験があるのではないでしょうか。
彼らは強みが目立ち、ヒーローとして仲間を助ける場面が多い点が特徴です。
共感タイプの主人公
共感タイプの主人公は、読者から応援される主人公像です。
共感タイプの主人公は以下のとおり。
彼らは尊敬タイプと違い、弱みが目立ちます。
例えば、桜木はバスケット初心者で女にモテない、幕ノ内一歩はいじめられっこでした。
仲間を助ける場面より助けられることが多く、仲間の協力を受けて成長していくのが共感タイプの主人公の特徴です。
「尊敬100%」「共感100%」の主人公は存在しない
それぞれの特徴を説明したところで、なぜ魅力的な主人公は尊敬と共感が絶妙にブレンドされているのかについて説明します。
まず大前提として「尊敬100%」「共感100%」と、極端に偏った主人公が存在しないという点が重要です。
例えば、ケンシロウは強さの目立つ強キャラですが、作中で何回か敗北して弱さを露呈しています。
反対に、ナルトは落ちこぼれの忍者でしたが、最終的に夢であった「火影」になり、尊敬を勝ち取っています。
もちろん、マンガやアニメの長い歴史を見れば、どちらかに100%偏った主人公が存在したかもしれません。
とはいえ、仮にそんな主人公がいたとして、果たして魅力的だと言えるのでしょうか。
尊敬100%のダメな主人公例
尊敬100%のダメなケンシロウを見てみましょう。
例えは下手くそですが、いかに尊敬100%の主人公がつまらないかは伝わったと思います。
共感100%のダメな主人公例
続いて、共感100%のダメな桜木を紹介します。
ファンからブチ切れられそうですが、こんな主人公の作品がつまらないのも伝わったでしょう。
尊敬と共感があるから、応援されるキャラになる
先ほどの例から考えても、魅力的な主人公は尊敬と共感の両方があります。
ぼくたち人間は、強さと弱さの両方をもつ人を応援したいと感じるのでしょう。
ケンシロウはたしかに強くて尊敬できるキャラですが、ときに敗北し、弱さを見せます。
そんな弱い部分を見て、応援したい気持ちが湧きます。
彼の努力して成長する姿に、尊敬の念が生まれるんだと思います。
尊敬と共感をブレンドした、魅力的な人間を目指す
尊敬と共感を勝ち取る必要があるのは、何も漫画やアニメの世界だけに限った話ではないでしょう。
魅力のある人間とそうでない人間なら、あなたはどちらになりたいでしょうか。
ぼくなら迷うまでもなく前者です。
ぼくは「ダメエピソード」が5万個くらいあるので欠点には自信がありますが、尊敬は勝ち取れてません。
そんなわけで尊敬を勝ち取れるよう、仕事をがんばっていこうと考えてます。
この記事の内容がかけらでも参考になって、あなたの魅力が上がる手助けになればうれしいです😌
おわり
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