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お金の教育 やりくりを学ぶ


2週目は息子が国語のノート代として118円使いました。

我が家では原則として学用品も自分のお金から出させるルールです。
(ただし文房具レベルのものだけで、習字セットとか高級なものは親が出すつもり)

学用品くらい親がだしてやろうよ、と思う人は多いでしょう。
でも我が家では以下の理由から自費にしています。

生活費のやりくりを疑似体験して欲しい

大人になったら、稼いだお金を全部娯楽につぎ込むわけには行かないですよね。家賃を払って、光熱費を払って、食費を払って…生活に必要なお金がかかる。

残ったお金を娯楽に使える、例えばゲームをしたければ食費を切り詰めたり、他に欲しい物を我慢したり色々工夫するわけです。

やりくりすること。
これを教えておかないと、ただお小遣いが多いだけの子になってしまいます。
稼いだお金は好きに使っていいんだ〜♪の部分だけ成長してしまうと、大人になったときむしろ危険度高いでしょう。

とはいえ衣食住の保証は親がするのが義務だと考えています。
子どもにとっての必要経費といえば学用品くらいなので自費にしました。

息子が文房具すぐボロボロにする

これは以前からの課題だったのですが、息子の筆箱を学期末などにパカッと開けるたびにドン引きするくらいボロボロなんです。

鉛筆がもうね、木の棒。
コレでどうやって書いてんの?芯なくない?ってレベル。
(本人曰く「心を削れば書ける」らしい。いや鉛筆削れや)

消しゴムもちぎれてすぐ消滅する。定規もすぐ折る。
分度器もコンパスもすぐ無くす。
男子あるあるなのかもしれませんが非常にイライラします。
自費で買わせることにより丁寧に長持ちするように使ってくれることを期待しました。

導入してから今のところ文房具は無事(?)ですし、本人も「なくしたら自分で買わなきゃいけないから」と意識して使っているようです。

女子のゆめかわ文房具対策

もうひとつは来年小学生になる娘のため。

女子の文房具というのは無限に種類があります。
鉛筆一つとっても可愛いキャラクターやキャップや消しゴムやがついたものがあり、可愛い物好きの娘はきっとそれが欲しいといい出すはず。

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キャラ物は普通のものより高級で、安いノーブランドの倍くらいします。
都度都度そんなのをねだられたらこっちもストレスになります。
でも、友達と合わせたいなんて理由で欲しがる気持ちもまあ分かる。

自費なら、どうしても欲しければ可愛いのを買うもよし、我慢して普通のを買うもよし。本人の意志で選択できます。
買うにしても我慢するにしても自分で納得して選ぶことが大事だと思うんです。

悩んで選ぶ、失敗したり後悔することもあるでしょう。そんなプロセスをたくさん経験することで金銭感覚を身に着けて欲しいんですよね。

親もストレスフリー

これは学用品に限りませんが、自分のお金で主体的に使わせると親もストレスがなくなります。

もし親が学用品を出すことにしていたら、娘には可愛い高い文房具を買う、お兄ちゃんは粉々にするから安いのをたくさん買う、不公平じゃないか?いやそもそも粉々にするのが悪いし、お兄ちゃんは文房具に興味ゼロだからいいか…でもなんかモヤる…という葛藤に苛まれていたでしょう。

子どもが悩んで選ぶのをみるのはまだ慣れてなくて心が痛みますが、これも親にとっていい経験だと思っています。

国語ノート購入体験

最後に初学用品購入となった息子の経験を。

今回ノートは、安いスーパーのプライベートブランドで買おうと思ったんです。
しかし、小学4年生用の行数のノート(何行か忘れた)は、プライベートブランドのラインナップになく、普通のジャポニカ学習帳しかなかったんです!

PBなら60円台で買えるのに、ジャポニカは118円…

ノートコーナーをぐるぐる回って、安いノートはないか必死で探し、ジャポニカを手に佇む息子…

意を決して購入を決める息子…

購入後「118円…なんで60円のノートないんだよ…」と悔しさをにじませる息子…

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まだ小さい背中に母はグッと来てしまいました。

わかる、わかるよその気持ち。必要なものが安いメーカーにはなくて悔しいって、大人もあるあるだよ。
その気持を味わえただけでだいぶ経験値上がってるよ!

帰り道そんな話をして帰りました。

たかが118円、されど118円以上の成長を感じることができました。




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