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演劇から離れられない。

こんにちは。
お久しぶりの投稿です。

私は少し前に、「夢を追って輝いている人を見ると、ちょっと苦しくなる」というタイトルでnoteに投稿しました。

そこには、「やりたいこともなくて、ちょっと興味があっても自分で背中を押してあげられない」と書きました。

そして、「俳優さんを見ると苦しくなる」とも。

このときは、自分が夢を見つけていないから苦しくなるんだと思っていました。

でも、そうじゃないかもしれない。本当は「演劇の世界の一員になりたい」、そんな気持ちが私の中にあるのかもしれないと感じるようになりました。

ただ、まだ目標が明確になっているわけではありません。一歩目をどこに踏み出すかは、これからこの気持ちと向き合いながら少しずつ決めていけたらと思っています。

新しい道のスタート地点に立つより前の段階の文章なので、内容がふわふわしているかもしれませんが、こんな人もいるんだなと思いながら読んでもらえたら嬉しいです。


演劇との出会い

私は今、演劇に、難しく言えば舞台芸術にどこかで関われる場所はないかと探しています。
それが、演じる側なのか支える側なのか、はたまた外と演劇の世界をつなぐ側なのか。分からないけれど。

noteでちゃんとした自己紹介をしたことがなかったのですが、大学生になったときに演劇サークルに入り、初めて作る側として「舞台」「お芝居」というものに触れました。
2年間ほどの短い期間でしたが、役者として、いくつか小さな舞台に参加しました。
大学のサークルなので、メインの役職以外にも、大道具を作ったり、宣伝をしたりと、色々な役職も少しずつ経験できました。

そのサークルで必死に活動している時間が、しんどくてしんどくて、そしてすごく楽しかったです。

詳しいことはまたどこかで書こうかなと思っていますが、そのサークルに入ったのがきっかけで、私と演劇との距離はぐっと近付きました。


noteで見つけたある投稿

話は変わるのですが、最近この投稿を目にしました。

演劇について、ザザーッと調べていたときにふと。

土谷彩実さんという方で、今、役者を目指して活動していらっしゃるそうです。

この投稿を読んだとき、私が言うのは失礼なのですが、何か近いものを感じました。

細かい経歴などは全く違います。でも、「お芝居からどうにかして離れようとしても離れられない」「飛び込むのも怖い」という部分は、私の中にもずっと、強くある気持ちでした。

お芝居をもっとしてみたいと思ったことが何度もあって、今も少しあります。ただ、私の場合、そのときに心の中に押し寄せるのは、楽しさよりも不安ばかりです。


上京するのが怖い。

自分が暮らせるだけのお金を稼ぎながら稽古に通えるだろうか?

私のメンタルは持つ?

容姿も体力も自信がない。

目指してる人なんてたくさんいて、私が上手くいくとは思えない。

養成所に通っている人には敵わないよなあ。

役者を目指している人のブログを読んだら、どんどん悪い未来が見えてしまう。

親と離れるのも寂しいな。

など、踏み出さない言い訳が私の中にたくさん生まれます。

調べれば調べるほど、向き合えば向き合うほど、ハードルが高くなるんです。怖さが強くなっていくんです。
行動してみないと分からないことばかりだとは思うのですが、行動するまでの間に強くブレーキがかかります。繰り返し。


だから今は、半分開き直って「別に役者にならなくてもいいじゃない」と、演劇の世界を違う視点で見てみようという考えに行き着いています。

何度考えても、恐怖ばかり感じて、自分がどんどん暗くなって嫌いになってしまうくらいなら、そんなものは捨てても良いと。

役者として生きていくと決意した人や苦労を重ねた結果たくさんの舞台で活躍されている人を、何度でも羨ましいと思うし、この世界から離れてぐるぐるもやもやした気持ちを感じないで済む場所へ逃げ出したいなとも思います。

それでも、やっぱり演劇の世界は大好きで、大学での活動で生まれた演劇への興味に対して、まだ「やりきった」と言えるほどの経験はできていません。

土谷さんの投稿を含み、自分の演劇に対する思いを顧みたときに、この不完全燃焼なまま放り出したら、それこそすごく後悔する気がしました。

だから、どうせ役者になる勇気がないなら、どうせ執着するなら、とことん執着しようと。
勇気を出して踏み出した人たちや、命を燃やすように舞台に立っている人たちを応援できたら。

そんな曖昧な気持ちをきっかけに、その世界で何ができるのかも分からない中ではあるけれど、「舞台や役者さんを手助けする側に回りたい」「敷居が高いと思われがちな演劇に、もっと色んな人が触れられるような場所を作りたい」という新しい選択肢が私の中に出てきました。

私は、土谷さんの勇気に、気のせいかもしれないけれど、「やるにしても、やらないにしても、投げ出さないで向き合ってみなさい」と言ってもらったような気がしました。

実は、私はこの数ヶ月間大学を休んでいて、休養中は親に助けられながら、何もしないゆったりした毎日を送っていました。少しずつ心が修復されていって、今の大学復帰に至ります。

まだリハビリの真っ最中で、正直、100%全力でこの目標に取り組むことは、今は難しいです。

そして、役者を目指すか、演劇を支える側になるか、それとも全く関係のない場所に行って趣味として応援するか。

最終的にどれを選ぶかは、今の時点では分かりません。
どれが1番良いとも言いきれないです。選んだその先で私が何を思うのかも、予測はできません。

ただ、こんなにも頭から離れてくれないなら、この悩みの相手をしてあげようかな、と思っています。
これまで、演劇にずっと惹かれていたのに見ないふりをしようとしていました。ここからは、どんな結果になるとしても、羨ましさが消えてくれなくても、もう無下にはしたくないです。


さいごに

土谷さん、勝手ながら引用させていただきました。そして、自分の気持ちと向き合うきっかけをくださり、ありがとうございます。
役者としてのご活躍を、応援しています。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

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