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G20議長国記者会見の裏側〜メディアとのコミュニケーションについて考える〜
米朝会談のニュースによって完全に余韻がかき消されたG20大阪サミットですが、今回、ネット番組「ニューズ・オプエド」にアンカーとしてたまに出演しているご縁から取材チームの一員として参加してきました。
この記事では、メディア職業人でも記者でもジャーナリストでもない立場から、素朴に現地で感じた事や考えた事をお伝えしたいと思います。
海外メディアの視点から私たちは、記者クラブに属さない海外メディアの扱
香港デモ、日本の地方議員50名が賛同するネット署名が意味するもの
私は日本のことが好きです。
そりゃあ政治や社会に対して「もっとこうなればいいのに」という不満や不安はあります。未来のことを思うと危機感もあります。
でもそれは、長く寄り添った夫婦が相手の細かなことが気になって小言を言ってしまったり、ことあるごとに浪費したり変な行動をする相手をみてコイツ大丈夫か、と思うようなもので、30年以上一緒にいれば様々なことが見えてくるので当然そうなるわけです。でも、好き
香港デモから思い出すべき日本の民主化の歴史について
この国では、選挙が始まれば勝手に投票券がポストに入っているし、ネットで自由に情報が得られるし、政府を批判しても逮捕されることはないし、制度を変えたければ徒党を組んで政治家や行政府に物申したり、自身が立候補して政治家になることもできる。それを活用している人が多いかどうかはさておき、制度上は日本は民主主義国である。そのことが当たり前すぎて日常生活で意識することはまず無いだろう。
今、海の対岸にある香
働き盛りの生きづらさ(結婚観編)
「働き盛り」をWikipediaで調べると「現代では世界的に35歳から64歳にかけてを指すことが多い」とあったので、自分まだやん、と思ったのだけど、23歳で独立して仕事中心の生き方をしてきた筆者にとって、当然ながら「働き盛り」との自覚がある。
周囲を見渡しても20代後半から30代前半でも十分に責任ある仕事をやっている人は多いので、便宜的にこの年齢層を本稿での「働き盛り」と定義したい。
さて、先
自己肯定感とイデオロギー(未定稿)
前回の記事で「未定稿」として文章を書くことに味をしめたので、今回も未定稿シリーズとして、考えとしても記事としても不完全という前提で、思いつくままに書いていきたい。いずれ自身の学びと共にアップデートしていくアジャイルブログ、という事でいろんな不備はご容赦願いたい。
さて、今回はあえて客観的なデータを一つも引用せず、主観だけで書いてみたいと思う。論拠は「自分の経験」だけである。
まず、私は今、民主
日本の投票率が上がらない本当の理由(未定稿)
何かを書くときに、つい完全なものを書こうと思って筆が進まない事を反省し、今回は不完全な状態でもとりあえず出してみようと思う。後日、もう少し深めたものを書く(と思う)ので、多少の考察の浅さやまとまりの無さはご容赦願いたい。
さて、本稿のタイトルにもある通り「日本の投票率の低さ」は誰もが問題だと思っていると思う。
「若者が政治に無関心だからだ」「そもそも魅力的な投票先がない」「ネット投票ができれば
ゲーマーがスポーツマンを駆逐する時代
東京芸術大学大学院がゲームの研究を行う専門のコースを開設するそうだ。国公立大学では初めてらしく、我が母校デジタルハリウッド大学院に10年以上遅れてようやく時代が追いついてきたように見える。
東京芸大院にゲームコース開設 19年度から、国公立大で初か(共同通信)
私の親くらいの世代の感覚では、ゲーム全般とりわけコンピュータゲーム(ここではテレビゲームや携帯ゲーム機を含む家庭用ゲーム機全般を指す)
サラリーマンの忘年会改革案
業界によって異なるとは思うのだが、とある日系大手企業に勤める知人の話によれば、12月は31日間のうち20日間近くが、取引先や社内の忘年会で予定が埋まってしまうらしい。
お酒が好きならばともかく、付き合いでの飲み会は仕事を円滑に進める効果があるとはいえ、飲み会そのものに生産性があるとは思えないし、きっとお酒も美味しくない上、翌日の業務に支障をきたすケースもあるだろう(もっと言えば日本人はお酒に弱く
3年目に降ってきた「天の声」
先日、とある新聞社で政治部キャップやデスクを勤め上げられ、政界のみならずNPOや社会活動にも精通されたその道のベテランの方とご縁をいただいた(そしてなんと自由民権運動にも詳しい)。
自分の過去を振り返ってみると、人生の転機と言われるような大きな決断や新しい取り組みをする前には必ず「誰か」や「何か」からのサインがきっかけになり、そこから熟慮して行動に移す事が多い。僕はこれを「天の声」と呼んでいる。
「デジ憲2」に込めた思い
<2,784文字:読み終わるまで約5分30秒>
いよいよ「デジ憲2」まであと4日となりました。そもそも「デジ憲」って何?という方がほとんどだと思いますし、表面的にはわかりづらいこだわりが「デジ憲」にはあるので、ややネタバラシになるかもしれませんが、ここで言語化しておきたいと思います。長くなりますが、ご興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。
単なる憲法イベントではない、「私擬憲法」の