【開発?営業?】技術系海外駐在員の仕事とは【キャリアの疑問】(理系の若手、就活生向け)
こんにちは!
キャリア×英語のアドバイザー
「にけ」と申します
今日は僕自身が
悩んだことの一つでもある、
技術者として
海外駐在する場合の
仕事やキャリアについての
実態を書いていきます
※技術といっても、
IT系はちょっと事情が異なるのと
自分も知見が全くないので
当てはまらないと思います
※主に製造業でB to B、
自動車業界の経験が主になるので、
そこから外れていくと
事情が異なる可能性もありますので
悪しからず
技術者の仕事
大学で工学部など理系学部を卒業して、
企業に入社する場合、
技術者として
メーカーへ入社することも
多いと思います。
どんな仕事を想像しますか?
どんな仕事今してますか?
技術といえば
・基礎研究
・新製品の開発
・製品の設計
・製品評価
・品質関係
・生産技術
などなど・・・
僕もそうですが
やっぱり理系の人って
新製品の開発のために
研究とか実験することが
好きな人が多いと思います
でも一方で、
海外にも行きたい
海外駐在すると多くは
出世もできて
収入もあがることが多い。
とはいっても、
海外でも
研究や開発をするのだろうか?
技術系の海外駐在員って
具体的にどんな仕事を
するのだろうか?
技術・設計の場合
メーカーでの
技術や設計は
社内を調整したり
製品の仕様調整などのため
顧客とも話す機会が多いです
(B to Bの場合)
研究職から営業職までを
横に並べると
こんなイメージでしょうか
(ぱっと思いついて書いたもので
仕事は他にもまだまだありますが)
多くの場合、
海外駐在員の仕事は
・顧客とすり合わせ
・社内調整
など
顧客と本社の橋渡しとなり
営業色が強い仕事になります
この図の右寄りになります。
会社の規模が大きい場合には
開発や設計自体を
海外でも行うケースは
よく見かけます。
基本的には
大きい会社ほど
海外でも設計をすることが
多くなります。
大手企業の海外拠点で
設計をするとしても、
ベースとなる現行品が既にあって、
それをちょっとカスタムする程度なことが多く
本当の開発という色は弱まります
海外で一から開発・設計をしている
ケースも業界、会社規模によって
あるとも思いますが、
おそらく少ないです。
会社の規模が小さいと
海外拠点で設計や開発を行う
メリットが少なく
本社で一括して行うことが多いです
拠点の人員も少ないので
どうしても
より営業色が強くなります
大手では技術は技術、
営業は営業という壁があったので、
技術が営業(例えば価格)の話をすることは
ありませんでしたが、
規模が小さいと
ほとんど一緒になってしまい、
技術職でも原価から見積もりを考えて
価格交渉まですることもあります
もう営業と変わりません。
もう一度先ほどの図で
考えると
下記のような仕事が
増えてしまいます
現場よりの場合
技術部よりは
自社の現場に近い職種、
たとえば、
生産技術、生産管理、
品質保証、品質管理、製造部、
こういう職種になってくると、
海外工場でそのまま
その仕事をすることが多いので
イメージは付きやすいと思います
ローカルスタッフとの調整や教育、
現地工場に関する本社への報告、
本社との橋渡しの仕事、
が増えてくるので
管理職に近い仕事になります。
海外で開発ができるケースは?
僕は技術者として開発するのが好き
でも海外も行きたい、
というタイプだったので、
海外×開発のような案件を
過去何度も探したことはありますが、
なかなか見つけられませんでした。
ほかにもあるとは思いますが、
下記のようなケースが考えられます
外資系の本社へ入社
海外の会社であれば
本社が海外なので
当然、海外で開発をしていますので
そこに入社してしまえば
当然、海外×技術開発、となります。
これの最も難しいところは、
就労ビザです。
海外の会社がわざわざ
外国人である日本人を
ビザを出してまで
雇用するわけですから、
海外ではとても見つけられないレベルの
かなりの力が必要です。
アジア系など日本の技術が
認められやすい地域は難易度が下がり、
欧米諸国では難易度があがるでしょう。
ニッチな業界に精通していて
その業界の海外にある競合に行く、
とかなら強いかもしれません
日系企業に勤めているだけの
僕にはとても無理でしたw
海外会社の買収
日本の本社が海外の会社を買収し、
買収した会社に開発拠点がある場合、
本社から技術者が派遣されるケースも
あり得ると思います。
ただもちろん本社の技術に
精通していないといけないので、
そういう案件のある会社に
転職していきなり、
ってのは難しいかもしれません。
レベルの高い研究
超最先端の研究を
海外の大学で行うケース。
ここまでできるのは
かなりの大手企業で
その中でも限られた人でしょう。
すでにその専門に特化していないと
難しいです。
昔務めていた会社に
そいういう人は実際いました。
共同開発
海外の会社、場合によっては顧客と
共同開発をするケース。
それでも技術者を海外に送り出し、
具体的に手を動かして開発する
ケースは少ないです。
送り出されたとしても、
結局、共同開発先との話し合いや
調整要員であり、
自分が直接開発をすることは
少ないでしょう。
転職活動中、
英語×技術者で見ていたので
こういう案件は数件ありました。
実際の開発はすべて日本で
海外要員(1~2人レベル)は共同開発先と
技術的な調整をしていくだけで
海外で直接開発をするわけでは
ありませんでした。
評価関係
技術でも評価になると
現地で行っていることがあります。
現地独特の環境での評価が必要とか、
わざわざ評価のために
日本に製品送ってられない、
時間短縮などのため。
外資系超大手
超大手の外資系のいくつかの会社では
社内ローテーションのような仕組みで
社員の実力と希望によって
国を越えた拠点間を
異動することもあるようです。
これにうまくのれば
海外で研究や開発ができる可能性もあります
まずは日本支社に入社して、
そこで実績を出し、
そのあと希望を出せば
海外で開発のようなことが
できるかもしれませんが、
道は少々長い可能性もあります。
僕が転職していたとき
外資系で上記のような仕組みがある
会社もありました
営業よりの仕事は嫌い?
僕の周りもそうでしたが、
技術者の多くは
技術の仕事をしたいので
営業よりの仕事を嫌います。
僕もずっとそうでした。
今でも正直、
実験室で実験したり
論文読んだり
新製品を考えたり
設計している方が
楽しいです。
ただ、
技術者が営業寄りの仕事をすることに
下記のようなメリットもあります
・経営やビジネスの学び(キャリア形成)
・出世できる可能性
・最上流、最先端の情報が生でとれる
・技術×営業の強み
・海外駐在の可能性(経験、収入)
僕も本音を言うと
営業寄りの仕事は嫌で、
でも海外駐在したいからという気持ちで
わりきって渋々やってました(笑
ですが、今になって考えると、
たくさんのことが学べて
自分のスキルとなり強みとなり
実際それにより
転職活動でもかなり有利に働き
本当に役に立ちました。
ここに書いたのは
僕が経験した一部であって、
会社や業界、
本人のスキルによっても
変わると思います。
海外駐在はいろいろなことが
学べておすすめだし、
理系職や文系職と壁を作らず
いろいろなことに
好奇心を持って
取り組むことも
新たな発見や楽しさがあったり
キャリアアップになります!
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