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時間は財産

何もすることのない贅沢を特に日本人、そして昭和生まれが感じる罪悪感。

本当はうらやましいのに若い人がのんびりしているのを見ると、「若者がだらけていてどうする!さっさと働きなさい」とお尻をたたくおとながほとんどでした。

それなのに休みの日には一日中だらだらして動かないのはその年代。

「お父さん、何処か連れてって―」「お父さんはお仕事で疲れてるから外で遊びなさい」と母親に戒められ「チッ」と言ったかどうかわ分かりませんがそんな風景は普通でした。

私たちが親になると毎週どこに行くか金曜日に決めるのが楽しみで、主人は良き父親でした。

同時期、猛烈に働いていたバブル時代は泡と消えて、むなしさだけが残る経験をした企業戦士もいて、疲れた体を休める休日も返上でした。

まもなく教育も「ゆとり」という言葉が加わり、家族で一緒にいることが幸せな証となり働くことと遊ぶことの対比が徐々に逆転し始めました。

生きるために働くという考えから好きなことをするために稼ぐ。そしてのんびりした時間を持つことが夢となりました。

もちろん生きるためのいくばくかのお金は必要です。飲まず食わずではいくら時間があっても楽しくありません。

時間だけは万人に平等に与えられています。24時間どんな時間割で過ごすのか。そんなこと考えたこともなかったという人もいます。

バタバタと出勤の用意をして、満員電車にもまれて会社に行く。

疲れ切って帰宅途中の寄り道は心の余裕がもたらすものではなく、ストレスを少しでも家に持ち込まないためのささやかな時間。

また凹んだ気持ちを慰めるための帰りのコンビニスイーツも。

最近はそんな生活に疑問をもったり自分の人生を考えて、若い時から脱サラ、転職、在宅勤務。田舎に移住と様々な方法で生き方や時間のやりくりを工夫するようになりました。

お金があること、ぜいたくなブランド品に囲まれること、酷使する仕事に追いかけられることが幸せではないとわかった今、時間の大切さがより注目を集めることになりました。

占いであなたは金運に恵まれていると言われると?

「そんな贅沢出来たためしがない。」するとその占いの先生は「あなたの生活水準はどのくらいを考えてるのか?お金を追いかける生活、縛られる人生が幸せと思うのか、食べることができたらいいと思うぐらいの水準でいいのかによって金運の意味が変わってくる」と言いました。時間がたっぷりあって、心に余裕のあることが幸せと感じたなら金運があるということ。

人と競争するのに疲れ、勝ち負けは何の意味もないことを悟りやっとたどり着いた場所は何もない時間だけが悠々と時を刻む場所。

それを良しとするかどうかはそれぞれの価値観によりますが、さてあなたはどうですか?

今日もいい日にしましょう!



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