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何故”相性が悪い”のは、”相性が悪い”ってことになるのか。(辛口、あげ鑑定とは?何故そうなるのか分析してみた)

はい。どうも。突然ですが、今日は

占いでよく『相性が良い』『相性が悪い』って言いますけど、

あれ、そもそも、
どういう基準、
どういう意味で言ってるんか?????

”相性が悪い”って、いったいどういう理由をもとに、
”相性が悪い”って判断してるわけ??

ってところを、徹底的に突っ込んでいきたいと思います。笑

まず、『相性の良し悪し』を判断する際、
現実的な理由として一番にくるのが

一緒にいてwinwinになりにくい

っていうのがあります。

宿曜で例えると、一般的に相性が良くない、と言われている安壊の相性の相手がなぜ相性が良くないのか。

私も長年考えていました。
具体的にどの要素が、相性を悪いという説を生み出してるのか。
宿曜だけでなくホロスコープの相性なども交えた上で、実際に体験して感じたのが、

お互いwinwinになりにくいということは、
お互い成長しづらくなるということ


なんです。これの何が困るかというと、



例えば、Aさんはとても優しい寛大な心の持ち主なんですが、その優しさがゆるい方向に行きすぎて、すぐ諦めたり、怠け者になりがちな傾向もあります。でもそんなAさんのホロスコープを読み解くと、今回の人生で目指す方向は『人生に希望を持ち、それを現実世界で実現していくこと』なので、現実逃避をして引きこもったり妄想したり、するだけではAさんの場合は、成長できないし、人生がうまくいかないようになってる、とします。

そして、一方、Bさんはとてもストイックで今までの人生ずっとがむしゃらに動いて動いて頑張ってきたのですが、時々、突っ走りすぎて前しか見えなくなり、視野が狭くなってしまったり、完璧を求めることから、厳しすぎたり、批判的な面が強くなってしまい、人が離れてしまったりトラブルを起こしてしまうことがあります。そんなBさんは『完璧な人は存在しない。もう少し緩め、許す、受け入れること』で人生が好転していく星の元に生まれているとします。

この場合、
Aさんの『とても優しい』という特徴は、
Bさんにとっては目指すべき方向性に、確かに近い。

なので最初は、Bさんから見るとAさんの姿は、超憧れ、理想に見えるかもしれないし、逆に嫌悪感を感じる(自分がそっちに向かうことに抵抗している場合)かもしれない。AさんからみたBさんも、同じように感じるかもしれない。

でもどちらにせよ、この状況、

お互いの欠点(改善すべき特徴)に、異常に目がいく状態

になってるんですよ。

まず、

相手の欠点を美化してしまった場合は、
相手の成長を止めてしまいます。

わかりやすく例えると、子煩悩の親が、子供が改善すべきところを特に深く考えず『なおさなくていいよーそのままでいいよーよしよし』と甘やかして育てたけれど、結局、学校や社会でその部分が指摘され、改善しなければいけなくなる。みたいな感じです。

さらに、相手の成長が止まるだけでなく自分の成長も止まります。(この話の中では親の方も)学び(=カルマ)が増えることになってしまうのです。学びを後回しにして後回しにして、、、子供が怒られて初めて自分が教育きちんとしなければいけなかったな。本当の意味で子供を守るとはなんだろう、本当の愛情とはどのように注げばいいのだろう、と学ぶかもしれない。

そして、

相手の欠点(=この場合は自分が取り入れるべき要素)に異常に嫌悪感を抱くのも同じで、

これは特に、自分の成長が止まります。

何故なら、相手にとってはそれが欠点になってる要素でも、あなたにとってはそれが必要な要素である、かもしれないから。

例えばさっきの例でいうと、ストイックすぎてもう少し緩く行った方が逆にうまく行く可能性の高いBさんが、ゆるすぎることが原因で現実的に上手くいってないAさんをみて『あ、やっぱり緩くしたらダメなんだ』って思っちゃったら、Bさんは自分の短所を強めることになってしまう。

これを聞くと、じゃあ、お互いの欠点を補えばええやん。と思われるかもしれませんが、

頭の中で『宇宙旅行を一般化しよう』という理想は持てますが、それを実際に現実化するのに時間がかかるのと同じで、(どんな例えやねん)

しかも相性というのは、
自分と他の人間が存在して初めてその間に生まれるもの
=自分だけでどうにかできる問題ではない、ため、

バランスを保ち、上手くコントロールできる人よりかは、それに振り回されてしまう人の方が多い。なので、それが『相性が悪い』と判断される所以です。宇宙旅行を一般化するのに莫大なお金と時間と技術が必要なのと同じで、そこを上手くいかせるためには、有り余るほどのエネルギーが必要になるのです。なので、元々、エネルギーがあまりない人(ほとんどの人が該当する)は、そこだけに全てを注いでしまうと、一か八かの賭けみたいな状況になってしまうわけです。他にエネルギーを分散できてないから。保険がないみたいな状態です。だから昔から、”相性が悪い”というのは危険視されてきたわけです。

要するに、向かいたい、向かわなきゃいけない、方向性が違うのにお互いに足引っ張りあってる(意図的かどうかは関係なく。ほとんどの場合が無意識。)状態になりやすい。

この例えは別の記事でも出しましたが、

自分が北海道行きたいのに、沖縄に行こうとする友達に着いていっても北海道には辿り着けません。

なのに、沖縄に到着して、(自分が着いていったのに)なんで北海道じゃないんだここは!!!と言ったり、君はなんで沖縄に行きたいんだよ!!!!北海道だろ普通!!!と言ってるみたいな感じです。

単純に方向性、必要なものが違うだけです。

どっちがいい、どっちが悪い、という白黒思考が強まりすぎるとここで争うことになってしまいます。だからと言って相手に全てを合わせすぎても、自分が行きたい(行くべき)方向にいけなくなってしまう。

一緒にいることでお互いがwinwinになりにくいのはここに原因があります。なのでどちらが悪いか、良いか、という議論ではなく、もう、これだけはお互いの生年月日を変えられるわけでも、お互いの性質を根本的に変えられるわけでもないので、どうしようもありません。次元が歪まない限り、沖縄と北海道に同時にたどり着くことはできません。別々の場所だから。

私もまだ未熟なところはありますが、一応、宿曜を集中して勉強してきた占い師として『安壊(もしくは他の占星術的に見ても”相性悪い”と言われる相性)』が絶対大丈夫で、安全で、ハッピーエンドになれます!と太鼓判押してお勧めはできません。というか、そもそも安壊関係なく、どの相性であったとしても、私が『これを選択しなさい』と強制することはできません。

確かに私がどんなアドバイスをしようが、最終的に選択、行動するのは、本人自身なのですが、だからこそ、私が責任を取ることができない。軽々しく、まあこれでいいんじゃないですか???(?)とは言いにくい。一概に『大丈夫』『だめ』などと言いにくいのです。占いで答えって出せないんです。占いって、あくまでも、『大ヒント』的なポジションなんです。

そして、

大半の占い師さんが、占い的に、というより、お客様側の『こうしたい』という、意図に沿ったソリューションを提供します。

私もいろんな占い師さんを観察(とか言ったら失礼だけど)したり、
自分も占い好きでお客様側になったりもしましたし、
自分が占い師側になって実際に他の誰かを占ったり、
根本的な占いも勉強してみたのですが、それで分かったのが、

辛口だろうがあげ鑑定だろうが、どちらも

”占いを見る側(お客様側)が求めること、
言って欲しいであろうこと”

を言っていることがほとんどなんです。


追記 ※私も大好きで、よく見ている占い師さんもたくさんいますし、全員がそうではありません。占いって、フワフワにみえて、実は結果がかなりストレートで現実!!事実!!!!って感じで出ることがあるので、あまりにもそのまま伝えると胸に突き刺さることもあるので、オブラートに包んだり、お客様側が求めてることを言うことで結果的に良い方向に向かう場合もあります。なので、何がいいとか悪いとかではなく、ありのままの状況と傾向を説明してます。

これは占い師側が意図していようがいまいが、
悪意があろうがあるまいが(悪意あったらダメだけど)そういうのは関係なく、、、そうなんです。(もちろん全員じゃないよ。”ほとんど”って言ったからね。)別に他の占い師さんを攻撃するとか嫌いとかそこまで深い感情はないです。あんまりこういう暴露!みたいな、私は事実を知ってるんじゃ!オラっ!みたいなことが言うのは苦手なんですが、

私も以前、『いやそんなはずない!スピリチュアルとか占いって確かに怪しまれやすいけど、そこには目に見えない真実が隠されてるはずだ!(?)』みたいな感じで盲信してた時期があって、

でも、本当に真実を追求しよう、真実を知りたい、という目的で、占いを上手く使えている人は少ない。それに、表で注目されやすいタイプの占いって、エンタメ、パフォーマンス要素も、強いんです。世間で占いのイメージが”怪しい”って思われる原因はここにあって、占いって『当たってる』『当たってない』だけで重要視して、あー面白い〜でポイ捨てしてそこで終わった場合、ただのエンタメ=ただの娯楽=そんなに必要のないものになってしまうんです。

でも占いは本来は、判断してはい終わり、これあなたの相性ねはい終わり、これあなたの未来ねはい終わり、って決めつけるものではなく、対策を立てるために使うんです。活用しなきゃ意味ないんです。

占いが、原因を突き止め、このままで行った時の未来を予測して提示してそこで未来確定させるためではなく、その未来を見て、どう思ったか?自分がどの未来を選択したいか?そのために今何をすればいいか?っていう計画を立てるため、予行練習するため、自分の本当の意思を確認するために、あるんです。

今回は相性の話から、占いの裏側を分析するというとこまでかなり話が飛躍しましたが、長くなったので、この辺で終わりたいと思います。


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