見出し画像

英語の点数が上がらない人必見!英語力を伸ばす勉強法を全てまとめてみた

他の記事でも英語力の伸ばし方についてお伝えしていますが、今回はそれらをすべてまとめ、必要な英語のスキルと、そのスキルを伸ばすための勉強法、さらに効果的な勉強の順番をご紹介します。

英語を使って目標を達成するために勉強しているものの、英語を身につけるには時間がかかって、正直しんどい気持ちになりますよね。

・英語を身につけたいけど、もう疲れた
・旅行先で英語を使えるように勉強したいけど、なかなか上達しない

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

その気持ち、よくわかります。
英語は技能であって知識ではないため、暗記だけでは足りません。
勉強することがたくさんあって、嫌になることもありますよね。

どの言語でもそうですが、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングといった基本スキルだけでも、さまざまな能力の組み合わせになっています。

例えば、リスニングでは単語と文法の知識が必要なだけでなく、発音を正しく聞き取る能力や、英語の速さに合わせて理解する力が求められます。

ですが、これらのスキルには「これを知っていれば、これが楽にできるようになる」という効率の良い順番があります。

今回は、私の5年間の英語学習の経験から、効率の良い英語の勉強方法を体系立ててお伝えします。

私は大学で英語を専攻し、ライティング、スピーキング、リーディング、リスニングの4技能をネイティブの先生方に教えてもらい、発音学や通訳法などの専門知識やスキルを学びました。

また、大学3年生の時に1年間カナダの大学へ留学し、その後に受けたTOEIC®では810点を取得しました。

しかし、最初は勉強しても点数が上がらず、行きたい大学に合格できる成績ではありませんでした。
高校3年生の夏には模試でE判定を受け、そこから必死に勉強を始めました。

また、なんとか成績を上げ、大学になんとか受かった後も、入学当時は英語力が全く高くない状態で、入試の時は学年でも最下位に近いような点数でした。

そこから、さらに基礎から応用まで英語を体系立てて、効率的に学ぶことを意識しました。

どんなふうに勉強すると効率的なのか、そもそもなぜ自分は英語ができないのかを自分なりに考えながら、その原因を一つ一つ潰す形で勉強してきました。

なので、そういった英語学習に対する模索には誰よりも時間をかけてきたと思ってます。

今回はそんな勉強の中で身につけた知識をもとに、英語のスキルを細分化し、それぞれの勉強法をまとめていきます。

この記事が、英語の勉強に悩んでいる方の参考になれば嬉しく思います。


文型・文法・単語の知識

まずは、英語を勉強する時に前提として身につけた方が良い知識についてです。

①文法や単語などの知識

これらをインプット力(リスニング・リーディング)やアウトプット力(スピーキング・ライティング)を勉強する前に知っているのかどうかで、その後の英語勉強に必要な期間が全然違います。

「英語は文法なんて勉強しなくても現地に行って身につけるのが早い」などと言うことがありますが、より豊かな文法の知識を正しく素早く身につけるためにも、しっかりと日本語で英語の文法を勉強しておくことをお勧めします。

②品詞の知識

=文章上の単語の役割

前提として、どの言語でも文章を作るときは単語を並べていくと思いますが、それぞれの単語がどんな役割を持っているのかを表す必要があります。

例えば、「アキラはユミにクッキーをプレゼントしました」という文章の場合。プレゼントをしたのが「アキラ」であり、プレゼントをもらったのが「ユミ」とすぐにわかりますよね。

これは、わたしたちが「動作の主(=プレゼントを渡した側)」には「は」をつけて、「動作の対象者(=もらった側)には「に」をつけると瞬時に理解しているからです。

英語ではこの役割をどうやって表しているのかというと、語順で表しています。
英語の文章の初めは絶対名詞で始まります。これに例外はありません。
そして、その後には動詞がきます。もしその動詞が「何を」などの目的語が必要な動詞であれば、その動詞の後には目的語が続きます。

このように、英語では何番目にあるのはこの役割の単語だからね。という形で役割を表しています。

説明が長くなってしまいましたが、この品詞の表し方の違いが、英語学習を始めたばかりの人を混乱させます。

英語の文章を読もうと思っても、頭に入らなかったり、品詞を見極めつつ意味も理解しなければならないため、すぐに疲れてしまうような頭の使い方になってしまう人が多いです。

これを防ぐために、品詞を理解するための練習を別で行うことをお勧めします。
それぞれ苦手なことを分解して集中的に練習できるので、とっても効率が良くなります。

品詞の勉強法については、下記の記事にまとめていますので、もし興味があれば見てみてください。

インプット力

=英語の情報をより多く、より速く理解する力

①英語脳の形成

=英語を英語のまま理解する能力

英語を和訳しながら読む状態から、英語をそのまま理解するやり方に切り替える練習です。

この記事を読んでくださっている皆さんは、母語が日本語の方が多いと思います。普段から、何かを考えるときも日本語を使っていると思います。

その過程を分解すると、私たちの思考はただの概念で、より複雑な思考をするときや、誰かに伝える必要が出た時にこの思考を日本語に変換しています。

英語脳を形成するとは、これを英語でもできるようにしようという練習です。

英語を読む/聞く時、英語を和訳をしてから理解するとなると、英語をそのまま理解するよりも2倍大変になってしまいます。

例えば大学の共通テストやTOEIC®︎などの大量の英語を読み/聞いて問題を解かないといけないような試験の場合、英語を和訳してから理解する方法では正直時間が足りないと思います。

「英語を使ってコミュニケーションを取りたい」「将来英語を使ってビジネスがしたい」などと考えていらっしゃる方も、コミュニケーションではその場のスピード感が求められるため、英語脳の形成は必須です。

現在英語を外国語として学び、身につけている方々は、皆さんがご自身の努力でこの英語脳を身につけてきた方々だと思います。

下記の記事で、英語脳を身につける方法を詳しくご紹介していますので、よければ読んでみてください。

②英語の情報処理能力

=英語の文章等の情報をより多く、より速く理解するための力

TOEIC®️の点数を上げたいと思っている方は、この力がいちばん大事です。

リーディングの練習をしていると、だんだんと頭が疲れて読み進められなくなってくる、という現象が起きます。

これは、自分の英語の情報処理能力を超えて読み進めようとしているからです。

例えば筋トレなどでも回数を重ねるごとにだんだんと力が入らなくなり、器具を上げられなくなってきますよね。

頭が疲れる現象はこれに似ています。

この能力は鍛えれば鍛えるほど上がっていき、逆に勉強をサボる期間が長くなるほど低下していきます。

焦らず、自分のペースで継続していくことが一番大切です。

この情報処理能力を高めるための勉強方法については、下記の記事で過去にまとめていますので、よければ読んでみてください。

アウトプット力

①文章組み立て力

=自分の言いたいことが正しく伝わるよう、英語の文章を組み立てる力

自分の言いたいことが伝わる文章を作ることは、意外と難しいです。
自分の言いたいことを言うための文型や文法は意外とたくさんあり、表現方法も好きなものを選ぶことができますが、できれば英語でよく使う表現や言い方を使った方が伝わりやすいです。

場面ごと、言いたい内容に応じて、よく使われる表現も変わるので、それらを頭に入れつつ、自分の言いたいことを素早く英語の文章として組み立てる練習をする必要があります。

英語の文章を組み立てる力を身につける方法は下記の記事でご紹介していますので、読んでみてください。

②単語選択力

=自分の言いたいことを正しく伝えられる単語を選ぶ力

先ほどの文章組み立て力と同じように、英単語も膨大な数が存在し、同じような意味の単語でも場面によって使い分けていたり、微妙に違うニュアンスの単語が複数あったりします。
そのため、自分の伝えたいことを正しく表現できる英単語をコミュニケーションの合間の短い時間で見つける必要があります。

これは、ニュースや小説、ドラマ、映画などいろいろな場面の英語に触れて、単語を自分の中に吸収していくしかないと思っています。
英語のインプットをたくさん行っていけば、自然と身についていきます。

③発音力

=正しく伝わる発音で英語を話す力

自分の言いたいことを正しく話して伝えるためには、正しく発音する力が不可欠です。
英語のネイティブの方のような、完璧な発音はする必要がありません。
コミュニケーションにおいては、伝わればそれでいいです。

ただ、英語の発音の訛りがひどい場合には内容が伝わりにくくなってしまう事もありますので、発音の勉強も必須です。

これは単純ですが、英語の音声を真似て後を追いかけるように音読するオーバーラッピングやシャドーイングなどで身につけられますし、より正確な発音ができるように練習するのであれば、それぞれの発音記号の音を勉強し、基礎から身につけるのもとても効果的です。

私が実際に発音の勉強をするのに使っていた本をご紹介します。

この本にはCDとDVDもついており、その名前の通り、ゆっくりと発音する音声を使って英語の発音記号ごとの発音方法を詳しく解説をしてくれています。

また、単語同士の発音の連結やリズム、文章での発音練習など、内容が本当に濃いので、これ一冊だけで発音はほとんど理解できます。
発音方法を理解したいという方には、まずこの本を使ってトレーニングしてみることをお勧めします。

いかがだったでしょうか?

今回は、過去に書いた記事の内容も含めて、英語の勉強方法についてまとめました。

英語を身につけるのには膨大な時間がかかってしまいがちですが、英語を身につけた後に得られるものはとても大きいです。

自分の本当に苦手な部分を克服できるような勉強をしなければ、英語力はなかなか伸びにくいです。今回細分化してご紹介した内容のうち、どれが自分の課題なのかを探してみていただき、そこにピンポイントで刺さる勉強法を実践することを強くお勧めします。

もし、この記事が、英語の勉強で何か悩んでいる人の役に立てると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?