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虹雨 詩集

12
感情を紡いで詩に
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消えない灯火

消えない灯火

流れ星をみつけたなら
僕を思い出して

一瞬でいい

その瞬間の永遠をみつめて
愛するように

触れられなくても構わない
夜空に輝く星をみて
君を想うから

幾度となく
永い夜をこえ
待ってた朝に
喜びと哀しみがあるだけ

それだけさ

消えない灯火を
僕は知っている

心配ないよ

何億光年も前から
僕らはここにいる

暗闇で見つけた
ひとすじの光

まっすぐ君へと
繋ぐ道しるべ

また逢えるさ

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子守唄でおやすみなさい

子守唄でおやすみなさい

雨の音

風の音

波の音

虫の音

子守唄には困らない

遠くで聴こえている

猫たちの鳴き声も

子守唄

夜に鳴く、鳥

その姿は知らないけれど

私の耳が

想像するには充分で

静かに瞼を閉じたなら

夜の世界が待っている

わたしだけの

子守唄

愛を手放したら、愛がここに。

愛を手放したら、愛がここに。

今、ここに広がる

美しい景色

美しい世界をみて

「ありがとう、わたし」

と、はじめて本気で湧いた

愛を知りたかったんだ、ずっと

愛そうとすることも

愛されようとすることも

もう、やめた

今、ここに在るもの

これ、こそ

愛、そのもの

大丈夫

ちゃんと湧いてくる

だって、愛、そのものだから、

わたしたち。

愛、する



愛、される

花の妖精に逢ったなら

花の妖精に逢ったなら

花の妖精に逢ったなら

伝えてごらん

「とっても美しいね」って

そしたらこう答えてくれる

「あなたもとっても素敵だわ」

花に妖精がいるように

わたしにも妖精がツイてるのかな

毎瞬、毎瞬

わたしの為に

花びらキラキラ舞わせてくれる

なのにわたし

何度も何度も

見のがしちゃってた

‘ ’今‘ ’にしか

見られない

美し

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