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アイデア出しに詰まったときの対処法3つ
崖っぷち作家のニジマルカです。
私はアイデア出しが苦手なので、詰まったときの対処法を準備しています。
ご存じの対処法もあると思いますが、自分でやってみて良かった方法をいくつかご紹介します。
アイデアを出すには
最初に、アイデアを出すにはどうすればいいか説明しておきます。
ごく単純に言うと、アイデアを出すには、普段とは違う考え方をすればいいだけです。
人にはそれぞれ考え方の癖があり、いつも同じような順番で考えています。
アイデア探しを宝探しにたとえると「いつも同じ道順をたどって宝探しをしている」と考えるとわかりやすいでしょう。
いつもどおりの道をたどって宝が見つかればいいですが、それではどうしても見つけられないときがあります。
宝が道沿いにない場合ですね。
そういった隠れている宝を見つけるためには、いつもどおりの道から外れる必要があります。
「宝を見つける」は「アイデアを出す」という意味で、「道をずれる」というのが「考え方を変える」を意味します。
ですから最初に書いたとおり、
アイデアを出すには、普段とは違う考え方をすればいい
となるわけです。
アイデア出しに詰まるとき
さて、上で書いたことが理解できれば、アイデア出しに詰まるというのがどういう状態かもわかったと思います。
アイデア出しに詰まる = いつもの道沿いを探し尽くした
ということですね。
ですから、当然ながら対処法は、
道を変える = 考え方を変える
になります。
ですので、考え方を変えられるなら、どんなやり方でも対処法として使えます。
自分がやっている対処法には以下のようなものがあります。
1.問題を設定し直す
2.一休みする
3.質より量を出す
それぞれ簡単に見ていきましょう。
1.問題を設定し直す
最近ではこれが一押しの方法です。
良い答えを出すには、良い問いが必要です。
ですから、良い答え(良いアイデア)が出ないのは、立てた問いが悪いのです。
たとえば私はよく「売れる作品とはどういうものか」と考えてアイデア出しをしますが、この問いはやや曖昧で絞りにくく、何時間考えても答えが出ないこともしばしばです。
何時間も考えて答えが出ないなら、完全に問いの立て方が間違っています。
それ以上考えてもムダです。
そういう場合はさっさと諦めて、問いを変えましょう。
たとえば「売れる作品とはなにか?」ではなく、
・読者が好きな展開や設定は?
・その展開や設定に名前をつけるとしたら?
といった風に変えるのです。
これは宝探しでたとえると、探すフィールド自体を変えることに相当します。
すると当たり前ですが、宝も変わるし、探し方も変わるのですね。
問いを変えれば、答えも変わります。
そうして出た答えが良いものでないなら、また問いを変えて考え直せばいいです。
これを繰り返すと、最終的にかなり良い答えが手に入ります。
2.一休みする
これはよく言われることですが、おそらく本当のことです。
アイデアが出るのは、
海外では3B
Bath(風呂)、Bus(車上)、Bed(寝床)
中国では三上
馬上(車上)、枕上(寝床)、厠上(トイレ)
と言われますね。
一休みした状態やリラックスした状態になるとアイデアが出るということです。
これはおそらく意識していないところで考えるということでしょう。
思考を、意識から無意識にスイッチすると言ってもいいと思います。
脳は意識的に考えていないときでも、考えているときと同じくらい活動しているそうです。
この神経活動を脳のデフォルトモード・ネットワークと言うそうですが、理屈はさておき、ぼーっとすることで普段とは違うやり方で考えるのだと理解しておけばいいと思います。
また、長時間考えるよりも、何度も短時間考えた方がアイデア出しには良さそうです。
目安があるわけではありませんが、1時間も考えるのはさすがに長すぎでしょう。
せいぜい15〜30分の思考を何度も繰り返す方が、良いアイデアにたどり着ける印象です。
3.質より量を出す
これはあまりやりたくないので最後の手段です。
(疲れるので)
質は考えずに大量にアイデアを出し、後で良いものを選ぶというやり方です。
思考するというより、むしろ運動に似たやり方ですね。
うんうん悩んで身動きが取れなくなるより、脳を動かしてゴミのようなアイデアでも出力していく方がはるかにいいです。
量を出すには、アイデア発想法などのツールを使うのが簡単でしょう。
使える方法はあまりない印象ですが、
・オズボーンのリスト
・エクスカーション
くらいが使える感じでしょうか。
オズボーンのリストは有名なのでご存じだと思いますが、一応載せておきます。
このリストを見ながら、アイデアを膨らませていきます。↓
転用 :他の使いみちはないか
応用 :他にこのようなものがあるか
変更 :色・形・音・匂い・意味・動きなど、新しいアングルはないか
拡大 :大きさ・時間・頻度・高さ・長さ・強さを拡大できるか
縮小 :より小さくできるか、短くできるか、省略できるか
代用 :他の過程・他の場所・他の誰かなど、他の何かで代用できないか
再配置:要素・部品・パターン・配列・位置などを変えられないか
逆転 :逆にできないか、役割を逆にできないか
結合 :組合わせられないか、目的や考えを結合できないか
もうちょっと詳しいのもあるので、これも参考までに。↓
(エクスカーションについては興味があれば調べてみてください)
アイデア発想法を使うというのは、ルールに従って考えることで自分の思考のクセを封じるということです。
宝探しでたとえれば、強制された経路で探索することに当たります。
これも、普段とは違うやり方で考える方法の一つです。
今回のまとめ
「アイデア出しに詰まったときの対処法」でした。
1.アイデアを出すには、いつもと違う考え方をする
2.考え方を変えられれば、どのような方法でもいい
3.問題を設定し直す(答えが悪いのは問いが悪いから)
4.一休みする(意識ではなく無意識で考える)
5.長時間ではなく、何度も短時間考える
6.量を出す(ツールを使って考え方を強制する)
1時間経ってもアイデアが出ないなら、まずは問いを変えてみるのがオススメです。
休み休みアイデアを練りつつ、どうしても出ないなら、最後は量を出す方法を試してみるといいでしょう。
それではまたべあー。
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