3月18日/尊敬を子どもたちの中に育てることが学びには必要
"尊敬とはもっぱら感情の次元のことであり、
主観的なものでしかないとしても、
私たちはあらゆる手段を使ってでも、
それを子どもたちの中に育てていかなければなりません。
年上の人びとがこれまでやってきたこと、
言い換えれば学校でこれから学ぶ事柄に、
子どもたちの敬意と尊敬が向けられること、それが大切なのです。
初めから子供の中に、
周囲の文化現象に尊敬の眼を向ける態度がなければなりません。
そうすれば、子どもはこの世の経験を
すでに積んできた人たちを
自分よりも高次の存在であると思えるようになります。
子どもの心の中にこのような感情が呼び起こされなければ、
教育の現場で私たちは決して前進できないでしょう。
しかしまた、子どもの魂がこれから何をやろうとしているのかを
はっきりと意識していなければ、教育は前進しません。
ですから、子どもと一緒に
次のような考察を行ったらいいと思います。
そのことが子どもの能力の限界を超えているのではないか、
といった心配をする必要はまったくありません。
ずっとあとになって理解するであろうような事柄を
子どもたちに向かって言うことはいっこうにかまわないのです。"
<<教育芸術1 / 方法論と教授法>>
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