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【LGBTQ+】あなたもAlly(アライ)になろう 今日から出来ること~日常・学校・会社~アウティングについて

こんにちは。本日はLGBTQ+の大切な理解者であるAlly(アライ)についてお話していきます。


■Ally(アライ)とは

アライ(Ally)、LGBT当事者ではないがLGBTQについて理解し、味方となる人
当事者たちの活動を応援・支援したりしている人たちのことを言います。

そもそもLGBTとは?
と思われる方もいるかもしれません。
「LGBT」とはレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字を取ったものでセクシュアルマイノリティを表す言葉として使用されています。

セクシュアリティは「LGBT」だけに限定されないため
現在はLGBTQやLGBTQ+
SOGIなどといった言葉が使われることが多くなっています

■Ally(アライ)になるためには?できること

LGBTQについて知り、味方でいたい、活動を支援したいと思っている人であれば誰でもAllyになることができます

でも、Allyって何したらいい?と思う方も多いと思います。
まずは、日頃から意識して変えていけるポイントを挙げてみます。

        ◆今日から変えられる言葉選び編

無題

また、日常の中で
同性愛やマイノリティに対し否定するような言葉や、からかいの言葉
などは使わないことが大切になります。

あなたの周りにLGBTQ+の当事者はいますか?

現在、LGBTQ+の当事者は10人に1人の割合でいるとされていますが、
その中の約70%はカミングアウトせずに過ごしています。

・偏見や差別の対象になりやすい
・セクシュアリティは外から見えないもの

このような理由で、カミングアウトできなかったり
周りに当事者はいないと感じてしまうのです。

自分の周りには「いない」ではなく「いるかもしれない」

日頃からセクシュアリティに関わらず様々な「ちがい」を想定し、
自分自身の発言や考えを振り返ることや、多様性って何だろう?と考えていくことでカミングアウトをしていない当事者たちが、より自分らしく生きられるきっかけを作ることになるかもしれません。


■学校や企業で出来ること

では、次に学校や企業で出来ることを具体的に挙げていきます。

◆学校

*日々LGBTQ+を肯定するメッセージを発信する
・家族のあり方や性のあり方に対し日常的に肯定的な発言を行う
・保健室や図書室、廊下にLGBTQポスターや資料などの掲示
・LGBTQに対し差別や揶揄する発言を見つけたときには
 同調せずに指摘する
・LGBTQ+、Allyの象徴であるレインボーグッズを身に着ける

*授業で取り上げる

・校外からゲストスピーカを招く
・性の多様性を取り上げている資料を使用する
・理科や社会、国語や英語などの授業でLGBTQや性のあり方、
 歴史などを交えて授業を行う

*該当する生徒と一緒に考える

・希望する学生服の検討
・本人が希望する通称名を使用する
・トイレや更衣室を希望する性別での使用、学校行事などでの困りごとなどは本人を交え話し合うことが大切になります。


◆企業

*同性パートナーに対する福利厚生の充実
・異性間パートナー同様の制度(家族手当や社宅・休暇制度)の導入

*トランスジェンダー職員に対しての施策
・性別の取り扱いを本人の希望する性にしている
・更衣室、トイレなどの環境整備を行う

*ハラスメントの防止

・異性愛を前提とした発言や差別をしない
 「彼女、彼氏いるの?」「結婚しないの?」「子供は作らないの?」
・異性が接待する場に連れて行くことを強要しない

*性的マイノリティに対する研修や対応方法の周知

                などが挙げられます。


※アウティングについて

アウティングとは、カミングアウトをしてくれた本人のセクシュアリティや知り得た情報を本人の許可なく第三者に暴露することです。

これは絶対にしないでください。

例えば、生徒や友人からカミングアウトを受けたときや
企業では、採用面接時や後輩、同期から相談を受けた場合ときに知り得た情報は勝手に伝えてはいけません。

カミングアウトせずに過ごしている当事者の場合、過ごしている環境を奪ってしまったり、最悪の場合は命を脅かす可能性も考えられますので十分に注意してください。

しかし、カミングアウトされた側も一人で悩む必要はありません。
学校や職場ではどうしても情報の共有が必要なことがあると思います。その場合は本人に、誰に、何を、こういった理由で話すという許可を得てください。
また、匿名相談窓口なども行政やオンラインの窓口があるのでそちらも利用してみてください。



普段から、性には多様性があることを理解し知識を深めることや、
カミングアウトや相談を否定せずに聞く姿勢を忘れないことは、

誰もが過ごしやすい社会を作るためにできることだと思います。

今もなお、セクシュアルマイノリティであることを理解されず、
辛く悔しい思いをしている人が多数います。

私は、マイノリティ(少数派)であるから支援してほしい、
特別視してほしいと思っているわけではありません。

いろんな考え、指向がある中でお互いに認め合って生きていける
社会になれば良いなと強く思っています。

一人一人が意識するだけで当事者の環境は大きく変化していきます。

一緒に誰もが生きやすい社会を目指しましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
応援やコメント、スキしていただけると励みになります。

また、Twitterではセクシュアルマイノリティで悩んでいる方向けの
相談活動を行っています。LGBTQ無料DM相談
身近に話せる人が居ないや、自分自身のことが解らない
友達、職場の人にカミングアウトされたけどどうしたらいいか解らない方
など気軽に相談してみてください。

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